« 中長期計画 | トップページ | 第二波に備える »

2020年5月22日 (金)

飽きずに続ける

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


こんな状況だからこそ、最近はこの業界の特性に想いを寄せることが多い。

  この業界の特性とは?。

我々の小売業という業界は、メーカーのように積極的に営業をお客様に向かって仕掛けていくというスタイルではない。

  よって如何に戦略的にお客様の心理を切り崩していくか。

そんな心理戦や戦略的思考はそれほど練ることは無い。
更には、営業によって一発逆転の営業実績を狙うということもほとんど無い。

  あるのは常に「待ち」の姿勢だけ。

待つとは言っても、その待つ姿勢のレベルが問われるのである。

  来てくれたお客様に如何にレベルの高い売場を提供するか。

しかし、本当にお客様が来てくれるのかもわからない。
わからないが、買い物にいてくれる事を想定して待つのである。

  待って待って待ち続けるのである。

それが我々の日々の仕事である。

  日々待ち続ける。

その毎日の連続があるからこそ、後日になって初めてお客様からの評価が徐々に高まっていくのである。

  “あのお店に行けば必ず鮮度の良い◯◯がおいてある”
  “あのお店に行けば必ず美味しい◯◯が品揃してある”
  “あのお店に行けば必ず夜遅くても◯◯が残っている”

そんなお客様の評価を期待して、長い間繰り返し繰り返し売場で待ち続けるのである。

  その長い歴史が地域のお客様の信頼となっていく。

継続は力なり、とはまさに我々業界の人間に対してのエールであり、真実なのであろう。

  商いは「飽きない」 とも言われている。

商いとは、飽きずにコツコツと日々妥協せずに高いレベルの売場を維持し続けて待ち続けるのである。

  それは日々の売場作りだけの問題では無い。

要は、我々の仕事に向き合うスタンスは全てが、上記のようにやり続けるというスタンスから発していると言ってもいいだろう。
それは、こちらからお客様のところへ営業に出向いて商売をするわけではなく、あくまでも我々のスタンスは「待ち」であるからだ。

  結局は来店されたお客様だけがその売場の証人なのである。

その証人が時間を掛けて、口コミによって近隣の方々へ伝えていって、少しずつ少しずつ来店客数が増加していくのである。

  それも日々妥協の無い売場が日々実現して期待を裏切らないという前提で。

それは普段の定番商品もそうだし、時には特設でのその時期だけの旬の展開も同様にお客様の心に残るのである。

  よって、イベント毎にお店が強くなっていくとも言われている。

それも我々業界の真実である。
一年に一度しか巡ってこない、春彼岸や秋彼岸に、しっかりと生花が展開されているから、来年の春彼岸にもお客様当店の生花を求めて来店されるという担保を頂くのである。

よって、新店設立時には開店当初は多くのお客様が来店されるが、イベントになると競合店に取られてしまうという現象が起きる。

  そこで諦めるか粘るか。

粘ってやり続けることで、次年度、更に三年後四年後に花開いていくのである。

  これは新店から同じ視点で商売を見続けてこなければ見えない真実である。

継続する事を同じお店で長い期間商売を見続けてきた結果の結論である。

  飽きずに続ける。

これはコロナだろうがなんだろうが切り崩せない商売の原理原則であろう。








|

« 中長期計画 | トップページ | 第二波に備える »

商売」カテゴリの記事

コメント

sakaeさん、コメントありがとうございます。
その通り、そのお店の過去の歴史からどのような経緯で今があるのかを知ることは非常に有意義ではないでしょうか。
そしてその土台の上に自分がどのような土を盛っていくのか。
それがその後の土台となると思えば、今の自分の役割が見えてくるのではないでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2020年5月22日 (金) 23時28分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
お中元に強い食品スーパー。
こればかりは地域性が存在するでしょうから、その地域での存在価値が大きく左右するのではないでしょうか。
そこには百貨店やGMS,食品スーパーは関係ないのではないでしょうか。
そして安定したコメントが残せる環境になることを願っております(笑)。

投稿: てっちゃん | 2020年5月22日 (金) 23時26分

目の前の業績は決して自分の力だけではないということを考えさせられます。
店舗が新店としてオープンし長い期間を経過すればするほど積み上げられていくものがある。部門の責任者になると過去の積み上げがあるからこそ、今があるということを忘れてしまい、つい目の前の業績は自分の力だと過信してしまうことがあります。過去に部門運営に携わってきた人の力を忘れてはいけませんね。

投稿: sakae | 2020年5月22日 (金) 21時48分

これからお中元シーズンですが食品スーパーでお中元なんか送るのかと思うでしょが強いスーパーもある現実。スーパーから送られたお中元を先様がどう思うのか。贈る側も贈られる側も同じ価値観を持てるスーパー。そこには日頃の価値観が存在すると思うのです。最近公私に亘りドタバタしていて的外れなコメントで申し訳けありません。

投稿: dadama | 2020年5月22日 (金) 20時48分

第01肉屋さん、コメントありがとうございます。
心に響いて頂き光栄です(笑)。
この2ヶ月で獲得したお客様や一人一人の客単価を如何に持続させるかが、今後の売上を大きく左右させていくのではないでしょうか。
その為には、この2ヶ月で来店されたお客様を生き証人として如何に口コミを広めて頂きそれに応える売り場を維持していけるかがポイントだと思うのです。
是非チーフとして行動してみてください。必ず好結果が1ヶ月後から現れてくるでしょう👍。

投稿: てっちゃん | 2020年5月22日 (金) 20時15分

妥協しない売場、来店されたお客様が生き証人
・来てくれたお客様に如何にレベルの高い売場を提供するか
まさに、心に響きました。

コロナでイベント自粛のため、客数がコロナ以前のものに戻ったとはいえ、まだ店内イベントは自粛して、お客様との距離感を保つのは変わらず、自粛イベントが早々解除になることはなく、ようやく営業時間を22時閉店を再来月の営業会議で24時に戻すか、それとも22時のまま行くか決めかねている段階です。
近隣のホテルやら旅館やら未だに人の自粛は続いており、現状から考えて時間を元に戻すのはまだ早いと感じます。

投稿: 第01肉屋 | 2020年5月22日 (金) 09時47分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 中長期計画 | トップページ | 第二波に備える »