3密の緩和
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
ゴールデンウィークの最大の懸念。
それは店内での3密の排除。
この騒動を機に話題となっている3密。
密閉、密集、密接。
換気の良くない狭い空間に、大勢の人が集中し、お互いの飛沫感染リスクの高まる環境。
そんな環境が如何に未然に防げるか。
このゴールデンウィークの国民に課せられた命題とは「人との接触8割減」。
その為に他業界では営業自粛を要請され実行している。
そんな環境下でも我々食品スーパーは食の提供というインフラの要としての使命を担い、営業を許される業界となった。
とは言っても上記の3密が許される訳ではない。
それは企業努力、店舗努力として必須項目となる。
商品の品切れや欠落。
従来はそれを最優先で改善していくのがあるべきマネジメントであったが、今やそれ以上に重要なのは3密の緩和。
そして、東京都知事の買い物制限へのお願い。
「せめて3日に一回の買い物に留めて欲しい」
そんな宣言が出されてから迎えて先週末の日曜日。
お客様の買い回りは穏やかだった。
当店では毎週日曜日は開店時間から午後1時までが非常に混雑する傾向にあったが、先週の日曜日はお客様自らが3密を避ける来店時間の選択となった。
“日本がワン・チームになってきた”
そんな感動さえ覚えるお客様の買い物行動であった。
そして、いわゆる我々がアイドルタイム(暇な時間帯)と呼ぶ時間帯にも、依然としてお客様の来店が続く。
本当に3密を避けた来店を心がけてくださる態度に感動した。
いつも思うのだが、日本人はこのような有事(自然災害等)においては本当に節度ある買い物行動に変化する。
そしていつも思う事は「この仕事をしていて良かった」という感動。
有事の際のこの感動が仕事の活力に繋がってきたのは事実である。
そして今回も同様の感動が突き上げてきた。
“やっぱり日本人って最高”
それが、今回の騒動でようやく実感できてきたように思える。
不当なクレーム。
不当な買いだめ。
そんな事態もあったが、ここに来てようやく地域住民の方々の心が一つになったと感じたのである。
“てっちゃんそれは地方スーパーだからだよ”
もしかすると、都内や大都市圏のスーパーはそんな甘いものではないのかもしれない。
東京都知事が危惧するような3密が実際に発生しているのかもしれないし、実際に入場制限をしなければならない実態なのかもしれない。
しかし都知事の要請は地方にまで届いているのは事実である。
コロナ禍が及ぼす影響。
それが国民の心を一つにしたならば、チャンスと見なければならない。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
新型コロナウィルスとの同居。
そのような視点からの今後の対応が一般的になっていくのでしょうか。いずれにしても「食事」というシーンは大きくことがわりしていくことでしょうね。
投稿: てっちゃん | 2020年5月 2日 (土) 19時51分
まだまだ増加の一途を辿るコロナウィルスですが個人的には終息の兆しがそろそろ見えて来るのかなと感じています。ウィルスの特性が見えてきたので対処法がより具現化するのではと。でもまだ数か月以上はまだかかる事でしょう。それも段階的に徐々の収束。そこには今までの日常と異なる生活行動パターンが確立されていると思います。日々の対策に全力を傾けながらも少しづつ将来に向けての計画や仕掛けをせねばなりませんね。地域の信頼や絆たいせつが大切なキーワードになると思います。
投稿: dadama | 2020年5月 2日 (土) 17時49分