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2020年5月28日 (木)

弱みを強みに

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


強み・弱み。

  自分にも部門にも店舗にも強み・弱みは存在する。

しかし、その強み・弱みも永遠のものではない。
強みだと自負していた部分がいつしか競合店の努力により弱みに成り下がっていたり、逆に弱みと思っていた部分が、その弱みを克服すようと努力を重ねるうちにいつしか他のどこよりも強みとなって大きな自分達の武器になっていることもよくあることだ。

  要は強みも弱みも努力次第で時と共に変化していくということだ。

元々、この業界に入社した当時は、学卒の人間達は誰もが管理面を自分の強みとしていたのではないだろうか。

  大学で学んだ経営学や経済学。

それらを武器に、小売業とは言え経済学や経営学を学んだ基礎を活かして、店舗でも部門でもマネジメントに興味を示し、そこからマニュアルや決め事、更には組織の仕組みといった部分を積極的に学び自分のものとしていきながら初年度、二年目三年目を経過してきたように思える。

部門の品揃えに関しても、定番の売場や縦割り、アウトパック商品等に関しては関心が高く習得しやすいという特性からいち早く自分のものとしていたった。

  入社間もなくは生以外の商品群に強みを見出していったのである。

しかし、生の商品群や相場に関する商品群、更にはその時期にしか入荷しない旬の商材や年に一度のイベントに関する商売においては、自分自身弱みとして受け止めていた。

  “俺は旬やイベント、そして生に弱いなぁ〜”

鮮魚チーフに昇格しても、上記の変化対応の部分にはなかなか強みを見出せなかったのである。
しかしそれは、今から思えば当たり前の事だったのだ。

  常に変化の無いレールの敷かれた分野は入りやすいしわかりやすい。

よってそこから入り、小売の原理原則を学んでいった過程から考えても、それらを自分の強みとして認識していったのは当然の事である。

  問題はそこからであろうか。

定番商品を強みとして認識。
相場や旬を弱みとして認識。

  当時は確かにそれが正しい自分自身の強み・弱みでもあった。

しかし程なく壁にぶち当たる。

  鮮魚部門のスーパーバイザーの辞令が出たからだ。

当時の鮮魚のスーパーバイザーはスーパーバイジングと同時に地区の市場との交渉し地区市場とのマーチャンダイジングも一手に引き受ける業務でもあった。

  生に弱いなど言っていられない立場。

そこからは必死になって旬や生について学んだ。
当然、市場での仕入れからの目利き、そして産地の違いからの品質、更には日持ちと鮮度と味の違い等、自ら捌いて手で舌でそして包丁でそれらの違いを数をこなして経験していった。

  スーパーバイザー5年でようやく強みとして認識できるようになったのである。

その経験は大きかったであろう。
スーパーバイザーを降り、再び店舗へ異動してからは販売面に携わるようになった。

  定番は部門に任せ自らは旬やイベントや52週に対応した。

そして部門合同のコーナーをアレンジしたり単品量販にチャレンジしたり、更には果実の52週を実践して競合店との差別化を具現化させたり。
最後は52週への取り組みにより、店舗トータルとしての実践力を数年にわたり実践し身につけて行った。

  そんな積み重ねはいつしか販売が強みと自負できるようになったのである。

逆に管理面を弱みとして認識している。

  入社3年目当時とは真逆の強み・弱み。

強み・弱みとは、上記のようにほんのいっときのものである。

  この業界に入ったからには最後はやはり販売面を強みとして掲げたいものである。






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自己啓発」カテゴリの記事

コメント

k,kさん、コメントありがとうございます。
今では考えられないと思いますが、実は生が嫌いで嫌いで仕方ありませんでした(笑)。市場に行ってもうなぎとか塩干とかしか見なかったなぁ〜(汗)。
しかしやはりせっかく習得した「生」の知恵を受け継ぐ人間に伝えていきたいと思うのは皆一緒でしょうか。
k,kさんの販売技術もそれを受け継ぐ人間を探していきたいものですね。

投稿: てっちゃん | 2020年5月29日 (金) 10時04分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
ワインを強みに。
やはりなんでも自らやってみることから始まるのだと思いますが、dadamaさんの場合は相当勉強なさっているのではないかとお察し致します。おそらく今では私なぞ足元にも及ばないかと(汗)。

投稿: てっちゃん | 2020年5月29日 (金) 09時59分

いやはや意外でした。てっちゃん店長さんが若い時に生が不得手だったこと。生の楽しさはやり込まないと分からないですよね。私は専門店時代にやり込んだというかヤラされて楽しくなりました!毎日がバトルで競争です(笑)店長含めて数人で仕込み競ってビリは全員にビール奢り。そのお陰で速くなりました。緊張の連続でした。私も若手に教えて次の階段登ってみたいですねー もう無理かな(笑)

投稿: k,k | 2020年5月28日 (木) 21時09分

強み弱みには世代ギャップにも存在しますね。
コロナ騒動でパスタが飛ぶように売れるとは私には想像できませんでした。米よりも早く品枯れした事実。食の洋風化に追いつかねばならない事を改めて実感しましたよ。ワインで勉強せねば(笑)。

投稿: dadama | 2020年5月28日 (木) 18時31分

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