季節の移ろい
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
今日から5月。
ゴールデンウィークも中盤から後半戦。
そして関東東北では田植えの季節でもある。
見渡せばいつの間にか田んぼに水が張られ稲が植っているではないか。
更に木々は新緑に装い、初夏の様相と化してきた。
そんな季節の変化を楽しめる時期が到来した。
にも関わらず、なぜか今年はそんな余裕は無い。
“今日はどれほどのお客様が来店するのだろうか”
“今日のレジのシフトでレジ待ちはどの時間帯か”
“今日の日曜は入場制限かけなければならないか”
等々、日々の中で我々食品スーパーは如何に3密を避けて営業できるか、更にはお互いの感染を未然に防ぐにはどこに不備があるのか等の懸念を如何に改善していくかが問われているのである。
もはや食品スーパーは唯一人が集まる場となった。
もっとも営業自粛要請が出ているにも関わらず営業しているパチンコ店も注目されてはいるが、食品スーパーは今や全国民の注目の的となっている。
しかし未だに食品スーパーがクラスターになったという情報は無い。
その取り組みが徹底されているのかそれともまた別の要因があるのか。
それが唯一の我々の救いではある。
そんな不安な日々の連続であるから、とてもとても外の景色に見入る余裕などない。
結果として初夏の気配を感じる余裕もないのであろう。
更にはそんな季節感からの年間52週のMDも従来の情報が通用しない事態に陥っているのである。
商品が集まらない。
季節感を感じない。
優先購買品の変化。
このような環境に於いて、我々提案する小売業側も52週という捉え方から、上記の状況の変化に合わせて更に優先的な取り組み事項が大きく変化してきたのである。
3密の緩和。
それが現在の食品スーパーの最優先課題である。
その為に競合対策など吹っ飛んでいるのである。
如何に競合店との差別化を図り、自店の優位性を見出し強みを磨き、競合店からお客様を奪い合うという従来の食品スーパーのパラダイムが大きく変化し、現在は如何に見えないウィルスに対して防衛し、よりリスクの少ない買い物環境を提供できるかに全てがシフトしてしまっているのである。
そして自らの健康管理には最大限の注意を払う。
よって、働く従業員に関しては、発熱も許されない環境となっている。
発熱 = 自宅療養。
今ほど自己管理が問われる時代はないであろう。
早く日本の四季に癒されたいものである。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
この気温上昇とステイホームウィーク(今年の流行語?)との組み合わせから、アイス(特にかき氷系)は相当需要が高まるのではないでしょうか。更には飲料、ビール等の炭酸類は家中需要で一気に購入されると思いますね。
とは言いながら当方はある方からの冷やで美味しい日本酒で昨晩は涼をとっておりましたが(笑)。
投稿: てっちゃん | 2020年5月 2日 (土) 14時37分
食品スーパーで滞在時間を楽しみたいお客様は少数派なのは不幸中?の幸いかも知れませんね。短時間でストレス無くお買物をして頂く事に全勢力を向ける時でしょう。明日は真夏日予報。また大きく売筋が変わるでしょうがその仕掛けが完了してるかどうかの積み重ねが信頼性に直結し、ひいては今後の支持率にも現れて来るのだと思います。てっちゃん、アイス、飲料の発注は大丈夫でしょうか(笑)。
投稿: dadama | 2020年5月 1日 (金) 20時49分