セルフレジへの評価
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
セルフレジ。
ここに来て再評価されているようだ。
コロナ感染のリスクが少ないのがその理由であろう。
レジ担当者と相対せずに会計が出来る。
それはお客様にとっても従業員にとってもリスク軽減されるメリットがある。
またセミセルフレジにおいても、会計時にお客様との相対が無いぶんリスク軽減がされているであろうか。
しかし現段階では概ねのレジに透明シートが設置されているのも事実。
どのスーパーでも、どのドラッグでも、どのホームセンターでも、どのベーカリー専門店でもレジとお客様との間に透明シートを設置して、お互いの飛沫感染のリスクを低減しようとする企業側の対応が為されている。
そうすると、レジ担当者と相対することのないセルフレジにおいては感染リスクが大幅に軽減されることから、ここに来てセルフレジを有する企業からのセルフレジ評価の声が聞こえてくるのである。
「セルフレジのほうにお客様が並ばれる」
特に有人レジとセルフレジを併せ持つ企業では、お客様の動向が比較して見えるために尚更その傾向が強まっているのがわかるのであろう。
改めてセルフレジがこの状況で見直されてきているのだろう。
よってコロナ後のこの業界の姿として、セルフレジの増加は企業側だけではなくお客様側からも要望されるスーパーの精算形態になっていくであろう。
しかし不思議なもので、コロナショック以前からセルフレジに並ばれるお客様と有人レジに並ばれるお客様のレジ待ち時の対応が異なるなぁ〜とは思っていたのである。
有人レジに並ばれるお客様の心理。
そこでレジ待ちするお客様に感んしては、「なぜもっとレジを解放しないんんだ」「もっと早くレジ打ちしろよ」等々の意識が高くなり、挙げ句の果てにはサービスカウンターにいる女子従業員を睨んだり罵声を浴びせたり。
感情を剥き出しにするお客様もいる。
しかし、不思議にセルフレジに待つお客様にはそのような感情が湧かないし、実際に罵声を浴びせる方もいない。
要は、機械に感情をぶつける事ができないからであろう。
更に、セルフレジには自分の意思で並んだという自覚があるのであろう。
よって、セルフレジでレジ待ちするお客様は冷静に自分の時間を待つのである。
唯一のリスクはお客様の不正だけ。
そこにセルフレジの採用をためらう企業もあろうか。
しかし、時代の要請と今回の騒動から、一気にセルフレジへの移行が進むのではないだろうか。
更には現金授受からカード授受への移行も加速するであろうか。
これもお客様の心理としての現金授受のリスクの高まりから、カード使用によるリスクの低減意識の高まりが、今回の騒動から加速することは容易に想像できる。
レジ精算形態の変化。
ここに関しては、今後激変していくのではないだろうか。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
当方は未だオール有人レジ(笑)。
よって店舗売上の割にはレジ周辺は賑わい感が残っています。
それも一つの差別化にはなっているような気?がしますね。
今後の課題はなんとしても人材を揃えて店内の密集を避けたいところです。
投稿: てっちゃん | 2020年4月22日 (水) 09時43分
図らずも接触感染リスクにより認知されるセルフレジ。昨日も述べたようにセルフレジも日常的な光景になるのでしょう。だからこそ、お客様に親しまれる有人レジの差別化もありだと思うのです。レジ業務に対する価値観も変わっていくねでしょうね。レジも働き甲斐のある職場に変わるポテンシャルがあると思います。
投稿: dadama | 2020年4月21日 (火) 21時04分