経験のとき
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
情報にはインプットとアウトプットがある。
今はインプットの時期である。
情報とは、新たな環境に直面したときにその状況の詳細を知る上でのあらゆる情報である。
そして、その状況を情報によって把握し、その状況把握が出来た段階では次にアウトプットの時が来る。
新たな状況の把握の次に来るのはそれへの対応である。
十分にインプットした後の段階では、そのインプットから新たな環境への解決策を以ってアウトプットの連続により結果を出していく時期であろう。
新規競合店の出店に際しての対応策。
小売業にとっての競合店の出店とは過去からの経験の連続によって十分に情報収集が出来てきた為、その十分な経験からのアウトプットとい引き出しも豊富であり、どの引き出しからアウトプットするかを経験を積んだ企業や人材が対応するから、結果を出せる環境にあった。
しかし今回のコロナ禍。
人類は過去に経験の無い災の時を迎えている。
そして我々小売業界も新たな経験を余儀なくされている。
コロナリスクをいかに最小限に留められるか。
更にはこのような外出自粛を受けながらも、社会的使命を担う食品小売業としてこの環境下での営業は全てが初めての経験であり、この経験はしっかりと受け止めて習得していかなければならない。
今は徹底して経験を積む時なのである。
このようなウィルスによる被害を最小限に留める為の対策であったり、我々小売業からすれば、このような環境下においての営業の仕方やその後の対応の仕方によって、如何にこの手のウィルスから我個人や企業の命を守っていけるかを経験によって積み上げていく時が今なのである。
そしてこのようなウィルスによって経験を積んだ中国、台湾、韓国等の国の対策はスピーディで徹底していた。
それは前回のSARSやMERSといったウィルス禍の経験が大きいだろう。
ウィルスへの対応。
以前のウィルス禍は日本を襲う事は無かった。
しかし中国、香港、台湾、シンガポール等では大きな被害を出した。
その経験は今回の新型コロナウィルスの発生に於いて適切で迅速な対応を生み、結果としてそこからの回復のスピードも早かったと思われる。
今回の新型コロナウィルスがどのような経緯を経ていくのか。
これは日本にとっては初めての経験であり、現在は試行錯誤の連続であり、周辺各国の情報を得ながら日本としての最適な道を歩もうとしているとも思える。
そして色々な意味でこの経験を積む時なのだと思われる。
それは日本という国家もそうであろうし、企業としても同様であり、それはまた個人としても同じである。
人間としてこの経験を積むことが今は重要なのである。
そしてその経験の積み上げから、次へのアウトプットが図られるのである。
そのアウトプットの精度が新たな世界に生かされる。
この経験を積んだ国や企業、そして個人のみが次の全く新しい景色の世界で一気にトップに立っている予感がするのである。
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