特需の月
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
2020年の3月が終わろうとしている。
2月中旬頃から始まった内食化の特需。
そしてそれは3月月間において更に加速されて内食化が進んだ。
新型コロナウィルスの拡大に伴う各家庭の内食化。
そして東京都知事の記者会見による「ロックダウン」の表現によって内食化の進行は決定的となった。
内食化が刻一刻と進行していった3月。
その3月が終わろうとしている。
よって、その余波をモロに受けた3月は後半になればなるほどお客様の需要が高まっていった月である。
それは感染者の加速度的な増加と比例している。
まさに有事の状況になっていく過程での動向。
昨日も記したが、この業界の特性としての有事の際の世の中の動向がこの3月に集約されていたと言ってもいいだろう。
これもまた私にとっては初めての経験。
3・11の大震災、大雨水害、相場高等、世の環境の激変による小売りの場面は常に変化しているものであるが、今回のようにウィルス禍による環境の変化は初めての経験である。
そして上記の環境の激変によって一番影響を受ける仕事も食品小売という商売なのかもしれない。
その都度その都度この業界の存在の意義を改めて考えさせられるのである。
そして、ウィルスの感染は加速度的に増加している。
都知事の自粛要請は4月の12日までということである。
この期間とは、大勢の人が新生活の為のスタート時期でもある。
新入学、新入社、転勤赴任等々。
そして引っ越しがあり、整理があり、そして食事がある。
本来であれば外食等で済ませたいところであろうが、この状況。
よって内食もしくはお弁当。
食品スーパー等でのお弁当やおかずといった商材の動きが爆発するであろうことは容易に予想出来る。
4月、新生活。
そして桜は地域によっては散り、そして満開へと北上していく。
しかし今年はそんな桜を愛でる優雅な映像は見えてこない。
逆に桜を愛でることが悪のような映像。
しかし、ここがまさに価値観の変化であり、ここが堪えどきなのであろう。
そんな4月が明日からスタートしていく。
入社式も各企業とも明日は実施されるのであろうか。
そして別の意味で緊張感のある新生活の始まりとなろう。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
思えば3月とは雛祭りから春彼岸へと続き、一年52周のスタートの時期ですが、全くその意識が吹っ飛んでしまいましたね。
今後更にいろいろな状況が変化していくことでしょう。
投稿: てっちゃん | 2020年3月31日 (火) 23時20分
今回ばかりは52週MDも吹っ飛びましたね。
今も目の前ではバイヤーが商品確保に翻弄しています。敵が見えない恐ろしさと欧米諸国の凄まじい感染増加。暫くは日々の情勢変化に愚直に対応する事に全力を向ける時でしょうか。
オーバーシュートが起こらぬ事を祈るばかりです。
投稿: dadama | 2020年3月31日 (火) 18時20分