問題児
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
問題児。
何もてっちゃん会のメンバーのことではない(笑)。
てっちゃん会のメンバーが問題児の集まりであることは今更言うことでもないからである。
それでも今回は問題児がテーマ。
先日(それでもだいぶ前の)のNHKの仕事の流儀。
楽天の三木谷社長を取り上げていた。
この番組で知ったのだが、楽天という組織の公用語は8年前から英語を使用していると言う。
よって、会議での場やプレゼンの場では全てが英語でのコミュニケーションとなる。
普段の業務の打ち合わせが全て英語。
とても今現在の自分の立場では理解しがたい現実が楽天という職場では繰り広げられているのである。
理由は、7千人の社員のうち外国人が2割を占めているということからだという。
日本語でも言葉が通じないと感じる今日この頃(笑)。
それがあちらの言葉でコミュニケーションすることなどこの業界では到底及びも付かないことではないだろうか。
しかしそれだけ従業員自体がグローバル化し、複雑な日本語で会話しても誤解を生じる恐れがあることをいち早く察した三木谷社長の英断であると言えるだろうか。
そこからして世界観が問題児(笑)なのかもしれない。
あなじ物事を見ても、全く異なる視点でその状況を捉える発想。
このことが周囲からすると問題児として捉えられるのであろう。
番組では、三木谷社長の日々の時間との戦いから撮影がスタートした。
今では数多くの事業を手がける楽天。
その数70あまり。
そのほとんどに自らの判断で決定権を持つ存在。
よって、毎日15件のミーティングをはしごするという。
歯磨きの時間もぴったり24秒(笑)。
それだけ、日々が時間との戦いの連続。
彼は言う。
日々新しいものを創造していくポイントはスピード。
またおもしろいと思ったのは「バッド・ニュース・ミーティング」なるもの。
悪いニュースの報告会。
我々業界では有り得ない報告会であろうか。
成功事例の報告会ならザラにある。
しかし、悪いニュース(失敗事例)の報告会は初めて聞いた。
思えば、人間は失敗から多くを学ぶ生き物でもある。
組織内で失敗事例を共有することの効果は計り知れないだろう。
一番の効果は、失敗を恐れない組織になっていくことであろうか。
自分の失敗を堂々と社長以下の場で報告できると言う優越感。
但し、それがどこまでの失敗なのか。
そして、その後の未来が開けているのか。
そこがなければ単なる失敗に過ぎないが、失敗とは成功への布石でもあるから、その布石として何が見えてきたのか。
失敗から見えてきた未来。
そこがこのミーティングの最大のポイントであろう。
この報道だけでも周囲の企業との違いが突出しているのではないだろうか。
まさに問題児たる所以であろうか。
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コメント
第01肉屋さん、コメントありがとうございます。
都心に近づくほどに小売りの現場はピリピリしていると思いますね。
但し、これはあくまでも特需。
よって特需による欠品や品薄は誰も責めようが無い。よって淡々と発注、仕入れ、補充を繰り返すことのみの行為です。
但し次回へ向けてはどうこの先を読み、計画を立て発注、仕入れをしていくか。
この予測力が今後の売場の精度に直結していくのでは無いでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2020年3月27日 (金) 22時53分
東京のデパートのようにお肉が空になるくらい売れると期待するけども、まぁ、そんなうまい話がないわけで、地道に肉を平日売ってます。
社長「東京のように、肉飛ぶように売れてるか!」
「いや、売れないっす!」
朝早くから来られて、売場穴埋めに忙しい、加工肉の品出しに追われてPOPも付けれない。
指示も同時に出せれない。
ちぐはぐしながら必死に穴埋め。
東京包囲網うーん、東京行けない、東京出れない。
でパンとかの物量が止まるのかなとか思ったけど、別にそうでもなく、賞味期限が近いものを値引いて空になったら発注するお店がちらほら。
あれですか、商品が少なくなってるから、私も買わなきゃ、商品が入る前に私の分が売れちゃう志向で買わせるお店が多くなってきてるのかな?
投稿: 第01肉屋 | 2020年3月27日 (金) 20時46分