雛祭りからの今後
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
3月3日の雛祭り商戦。
1週間遅れで取り上げるこの話題。
それだけ、雛祭り商戦自体もこの騒動であまり話題に上らなくなっているのが今年の今を物語っているのであろう。
全ての自粛がここに集中しているというこの2週間。
よって、全ての学校もイベントもコンサートもスポーツやその他の観戦も含めて、日本国中が巣篭もり生活を余儀なくされているのがこの数日の現実。
そこでの雛祭りはどうだったのか?。
私もこのブログで書いたが、刺身類は好調に推移するも外国産はまぐりは厳しく、その反動で動く国産はまぐりも価格面でどうなのかという前提で記事を書いた。
そして結果は?。
日本国中が巣篭もりなのであるから、外食からの内食化による集客力は相当に高まった。
そして内食化によるちらし寿司材料もそれなりに予定通りの動きを示した。
問題のはまぐりは?。
これも国内産も外国産も同様に予定通りであった。
特に国内産はほぼ完売。
やはり国内産にシフトはしたものの、外国産が不振かと言えばそうでもない。
予定数量はほぼ完売と言って良い動きであった。
そしてそれ相応にお客様の数も多かったが、特に夕方以降のお客様が多く来店されたことだ。
しかし休みのはずの子供たちは極端に少なかった。
やはりそこに休みを主旨の理解と感染リスクからの親たちが連れてこないという行動の現れであろうか。
そして、比較的強い火曜日という曜日の為か、お買い得品を買いだめする買われ方には比重が置かれていたようにも思える。
強い曜日と雛祭りの一致が好調要因?。
それだけ弱い曜日とのギャップが激しくなっているように思える。
強い曜日は更に強く弱い曜日は通常通りの安定。
そんな買い物行動が明確になってきたように思える。
そして日本はこの後、いよいよ春本番ともなり、彼岸、花見、そして新入学シーズンへと突入していくのである。
当然3月月間も巣篭もりは続くであろう。
そして花見も外出も全く見込めない今年の春。
行楽というキーワードは死語になるのではないか。
そんな中で我々は何をすべきか。
徹底した旬の提案が必須であろう。
外の景色を食卓に。
そのようなイメージであろうか。
外出は出来ないが、今の春や食材をせめて家庭内で美味しく味わってください。
そんな提案で「食」で外出気分を味わっていただく。
それが今年の春の提案であろうか。
ピンチはチャンス。
普段提案の無い春をどんどんアピールしていくべきであろう。
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コメント
k,kさん、コメントありがとうございます。
確かに鮮魚部門に関しては「昨年」という枠に縛られると縮小均衡に陥りますね。この部門は常に新たな商品を開発していく気概がなければいつの間にか忘れ去られる存在なのかもしれません。
投稿: てっちゃん | 2020年3月10日 (火) 00時09分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
むしろ今は何もしなくても売れていく時ですから、基本に徹した売場作りをこの機に定着させていくべきかと思いますね。但し本来であればこの時期にアルバイト等が入社の打診をしてくる時期なのですが、皆無ですね。泣けてきます。
投稿: てっちゃん | 2020年3月10日 (火) 00時00分
当社も全体的によい数字できてます。ひな祭りは盛り上がりませんでしたが、ロングライフの昼食に適した真空商品、半調理品の動きがいいいですね、鮮魚のデータをみると熱心に昼食応援商品をやってる店と全くやってない店の温度差がかなりあります。 値入がのるので粗利にも影響してきます。昨年のデータ見てこのくらいとしてる店は95%の壁が超えられません。新たな取り組みを見つけて試行錯誤してやっと100を超えられるはず。昼食応援もその一つ。 3月から転勤して正にローカルの店舗ですのでコツコツと地域に根ざした売り場、提案が効きそうです。 無理せず、地味にやれそうです。でも半年くらいで廻されそうな気もしてます。💦 そういや、首都圏のスーパー従業員にもコロナ感染者がでましたね、どういう対策に出るのか。
投稿: k,k | 2020年3月 9日 (月) 21時43分
コロナウイルスショックはなかなか収まりそうもありませんね。本日のミーティングでも食品はお客様の多い大型店を避け、小回りと滞在時間が少なく済む食品スーパーの売上伸長が10%以上良い事が取り上げられていました。
欠品・クリンネスと基本の徹底を大切にしてきたスーパーが今こそ評価されるのではないでしょうか。また行楽・卒業入学シーズンの内食化。安心安全・鮮度・美味しさもお客様の選択肢に大きく影響するでしょうね。
投稿: dadama | 2020年3月 9日 (月) 18時30分