今年の恵方巻
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
早くも節分から一週間が経過した。
さて今年の恵方巻はどうだったのだろうか?。
かなり古い話題になってしまったような気がするのではあるが(笑)。
コロナウィスルス等で恵方巻の結果や反省が皆無となってしまったようなので、もう一度ここで振り返りたいと思う。
昨年は日曜日。
今年は月曜日。
この与件だけ見れば、今年は昨年の7掛け?。
そんな見方も出来ようか。
しかし当社は昨年実績をベースに計画することとなった。
“ちょっと厳しいのでは?”
当初私もそう思っていた。
しかし実際に蓋を開けてみると、結果的には昨年並みの店舗がほとんどであった。
中には月曜日と見込んで9掛けのお店もあったらしい。
しかし、そのお店も午後7時には完全品切れだったとのこと。
要は概ねの店舗は昨年の日曜日と同等の巻寿司の売り上げを記録。
しかし当店は昨年売上に届かず。
ここに当店の課題があったのであろう。
前回も書いたが、「お客様の期待値」が巻寿司においては期待値が低かったと言うことであろう。
これは、それ以前の普段のお客様の買い回りが低下していたことによる。
要は普段の寿司の業績がもろに恵方巻に出たと言うこと。
その課題は普段からの売場で潰し込んでいくしかないのであるが。
ただし、今年の傾向がより明確に見えてきたようにも思う。
それは高級志向の加速。
もはや、恵方巻は関西地方の謂れによる歳時記ではなく、一年で一番美味しい巻寿司を食べる日と言う概念にすり替わってきたように思う。
少ない量目で高単価品に集中。
これが今年の恵方巻の人気の傾向であった。
従来の定番品の低下。
高級志向品の急上昇。
これが今年の流れだったと思う。
そしてこれは大きな収穫であると考える。
それは、謂れとか恵方の方角と言うちょっと面倒な作法に縛られずに、美味しい巻寿司をカットしてでもいいから食べたいと言う志向に急激に変化してきているのが今年の商品動向から明確に見えてきたということだ。
それは曜日からの影響度としてもあるのかもしれない。
日曜日は家族揃っての巻寿司での食事。
しかし今年は月曜日故に、家族揃ってというよりも個人個人での食事にシフトしたのかもしれない。
そこで少しでも美味しい巻寿司へ。
そんな与件の変化からの今年の特徴が出たのかもしれない。
来年の2月3日は水曜日。
ますます高級志向にシフトしていくかも知れない。
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コメント
k,kさん、コメントありがとうございます。
節分での豆まき。
最近は近所の家からの「鬼は〜そと〜」の掛け声は皆無ですね。
撒いても大声は出さないのかもしれませんが、豆撒きの伝統行事は廃れていく運命にあるようですね。
そして幼稚園の行事になっていくのだろうと思います。
投稿: てっちゃん | 2020年2月12日 (水) 00時09分
恵方巻きはうちも同様だったようです。鮮魚は丸干しが売れず苦戦しました。今月イッバイかかりそうです(^_^;)昨年は日曜日だったこともあり90%で計画しましたが大ハマリ。平日は豆まきしないんでしょうか。来年は益々少なくしないと大変な事になりそうです。残すべき文化も変わりつつありますね
投稿: k,k | 2020年2月11日 (火) 19時47分