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2020年2月15日 (土)

暖冬から

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


なんだかんだと言っても今年は暖冬。

  この時期の北関東は日本一の晴天率。

2月に入り、透き通るような青空が続く。
そして比較的気温も高めであろうか。

  よって商品動向にも少なからずの影響がある。

更に、野菜の相場も安定しており相場安の様相を呈している。

  生食、果実、サラダ系の伸びが顕著な2月の途中経過。

野菜の相場が安定しているということは、野菜の売上は厳しい状況が続く。

  こんな時ほど果実を如何に売り込むか。

そして今年は国内柑橘は順調に入荷していると思われる。

  デコポン、せとか、きんかん等々。

そして今年は「はるみ」の生育が順調であり、味も良い。
また、インフルが猛威をふるう季節でもあり、新型コロナウィルスも脅威であろう。

  この時期は国内柑橘を徹底量販すべき時か。

ということで入口の特設で国内柑橘のコーナー化が好評である。

  また鮮魚部門では刺身類が数値を押し上げている。

まぐろ類、冷凍カツオ類、養殖ぶり、お造り類が暖冬の影響もあろうか、順調に伸びている。

  逆に厳しいのは野菜類。

ホットメニューがそれほどの需要増とならずに相場だけが安く推移しているため、野菜類の点数がなかなか伸びてこない。

  野菜の相場安の時ほど果実を売り込むべし。

そして今年の「はるみ」は温暖が気候もあってか「味」もそこそこに良い。

  要は食べやすい甘さ。

よって、それなりの大玉が2個で300円程度で購入できるから、食べ応えのある「はるみ」が食べられるのである。
よって、きんかんやデコポンに混じって、はるみの売上も乗っかってきているのだ。

  そして意外に他企業では「はるみ」を仕掛けてこない。

こんな時ほど、先に徹底して仕掛けて「はるみ」なら当社というイメージ作りをするタイミングであろうか。
それも、野菜の相場、温暖な気候が国内柑橘を売り込むタイミングとして用意されたということだろうか。

  そんなタイミングに如何に乗るか。

それはどの部門にも言えることではないだろか。

  今このタイミングで売るべき単品やカテゴリーが必ずある。

そう信じて如何にその単品を見出すか。

  そこに商売の本質があり醍醐味があるのであろう。






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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
ギリギリセーフの国内柑橘の提案。
この時期こそ国内柑橘でしょうか(笑)。

投稿: てっちゃん | 2020年2月15日 (土) 23時12分

第01肉屋さん、コメントありがとうございます。
是非一度せとか、はるみを食してみてください。病みつきになるでしょう(笑)。

投稿: てっちゃん | 2020年2月15日 (土) 23時11分

暖冬以上に今年ばかりは免疫力アップの提案が即効性があるでしょうか。マスクも除菌剤も品枯れ、あとは自己防衛。野菜の相場安も生ジュース等の提案次第では爆発するかもしれません。薬事に触れないキリキリの線で攻めたいですね(笑)。

投稿: dadama | 2020年2月15日 (土) 21時41分

はるみ か せとか を買おうと思いましたが、
金銭面で皮の厚い ポンカンに決めました。(従業員販売)
種はあって、皮は厚くて向けにくいけど、味はしっかりしてていい。1個、2個食べると眠たくなります。(特異体質!?)

入口入ってウチのお店も今はみかんになっています。 正面がみかん で 右側に焼き芋台
左側に鮮度のある野菜。
他店ではブラックボードもチョークで手書きPOPで目立つけど、自社では専用のPOP.net使ってPOP出して少しインパクトに欠けるかな。
 俺なら、入り口に大量の在庫をドカ~ンと山盛りに積んで特売かけたいなぁ~。 グロッサリーで。

投稿: 第01肉屋 | 2020年2月15日 (土) 20時55分

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