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2020年2月12日 (水)

お店の横串

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


お店は一個の商品である。

  このブログでもよく使われるフレーズ。

お客様の来店動機を高めるために、店舗間競争を如何に優位に進めていけるか。

  その為にはお店が一個の商品として競争力を高めなければならない。

そしてそれを推進するのは店舗の店長なのであろう。
それではどうやって一個の商品としての競争力を高めていくのか。

  それを可能にするのが店舗の横串なのである。

店舗の横串とは、従来の部門毎の本部主導の縦串だけでなく、個店の状況を把握しての個店を一個の商品として横串の刺された全部門の一致した強化項目が統一されていることが前提となる。

  例えば「夕方の来店動機を高める」と言う横串。

これも惣菜だけの問題ではなく、全部門が統一されて夕方の教科がされていなければならない。

  例えば「若年世代の来店頻度を高める」と言う横串。

これとて全部門が統一して現在の品揃えの商品を如何に若年世代のアピールしていけるか、その存在を露出して目立つ場所で展開できるかが重要となる。

  例えば「日曜日の来店頻度を高める」と言う横串。

冷凍食品を半額にするだけでは手落ちだろう。もっともっと日曜日の買い溜め需要を全部門で実施していくこと。更には買い溜めによるプラスアルファのサービスが重要となろう。

このように、お店の全部門を巻き込んだ横串の刺された対策を店長主導の下に実施していかねば、お客様にとって一個の商品としての強みとはとっていただけないのである。

  それを年度初めのこの時期にストアコンセプトとして立案するのである。

その為には、新たに自分の店舗を取り巻く外部与件、内部与件をしっかり把握しておく必要はあろう。

  2月と言う時期はそのような時期なのであろう。

それは基本を磨くということとはまた別物の話である。

  基本はいついかなる場合でも磨き込むべき項目。

よってそれを再びストアコンセプトに入れるべき項目とは思ってはいない。
言うなれば、基本はストアコンセプト以上に優先されるべき項目ではある。

  だからと言って一個の商品としての磨き込みも重要である。

基本という土台があって初めて可能となる一個の商品化。
その基本的な店舗の仕組みはどこまでも普遍ではあるが。

  その上に構築された横串による一個の商品化。

この商品化こそが、競合店との差別化に貢献するのである。

  そんな店舗組織作りのスタートの時期である。







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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
流石に九十九里浜GPの耐久5時間レースに参加した後のワイン&日本酒はこたえました(笑)。
それにしても参加メンバー全員が楽しめた第一夜でしたね。

投稿: てっちゃん | 2020年2月14日 (金) 20時20分

22幕お楽しみ様でした(笑)。
日本酒とワインのコラボはかなり堪える事を実証しましたね(笑)。
今回も多くの気づきや学びを得た会でしたね。
お店はひとつの視点で私も拝見させて頂きました。課題は色々あれどあの店長のポジィティブしこうさと社員やパートさん達の前向きな姿があれば素晴らしいお店になると確信しました。
お客様と共に思い切り楽しいお店を作ってほしいものです。

投稿: dadama | 2020年2月14日 (金) 17時36分

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