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2020年2月18日 (火)

店舗入口の活用

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


店舗入口。

  我々の世界では「お店の顔」として位置付けられている。

お店の顔を位置付けるのであるから、店舗入口、特に青果側の入口に入った瞬間にそのお店がそこに集約されていなければならない。

  しかしどうだろうか?。

店舗入口に入った瞬間にお客様が自店をどう評価してくれているのか。

  それを意識しながら店長自身が店舗入口に立っているだろうか。

店長自身の店舗入口に対するこだわり。

  このこだわりは普段のお客様にも同様に通ずるはずである。

入店した瞬間に、「いつもの売場だわ」と思われていないだろうか。
当然、レイアウトや売場計画が同じレイアウトで展開していれば、多少の商品が変化してもお客様にも変化が無いと思われてしまう。

  “今日のこの売場はなんかおもしろそう!”

そう思われてナンボの世界ではないだろうか。

  その為には、お店の顔としての意識がものを言うのだろうと思う。

店長自身が店舗入口にどれだけのこだわりを持つか。

  そのこだわりが青果部門を動かすのでは無いだろうか。

今の旬はこれだから、このカテゴリーで勝負。
今の話題はこの部分だから、この単品で勝負。
今の相場高に対して、ここはこの価格で勝負。

  そしてそこに入店直後の賑わい感やボリューム感。

それが日々の連続になってくれば、お客様の期待値は徐々に高まってくるであろう。

  店舗入口の「お店の顔」にもお客様の期待値は隠されている。

そしてそこは青果部門の腕の見せ所でもあり、お客様の期待値の宝庫でもある。
ここに店舗の責任者と青果チーフがどれほど、お店の顔としての位置付けを実現できるか。

  ここにお客様の期待値と客数そして店舗売上が左右されるのである。

しかし店舗の入口はお店の作りによって、幅広であったり縦長であったり、本来の売場ではないから店舗によって制約もあるだろう。

  逆に言うと担当者の腕がそこに凝縮される部分もある。

私はこの店舗入口を奥深くできればいいと思っている。

  横長や縦長を如何に奥深く感じさせられるか。

奥深くとは、奥行きを感じさせる売場の展開であると言うことだ。

  奥行きのある売場。

そこにはお客様が一見すると狭いかも知れないが、どんどん進んでいくに従っていろいろな発見のある売場作りが成されていると言うことである。

  横幅のある売場でもそれは可能である。

その横幅をどう奥行き感のあるレイアウトに出来るかどうか。
そのレイアウトにすることで、広い横幅を奥行き感のあるレイアウトと陳列、商品構成にすることは可能であり、そこにお客様の期待値の高めかたが隠されているのではないだろうか。

  店舗入口というお店の顔。

拘り続けていきたいものである。






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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
確かに、店舗入口って店舗によって全然違いますね。それ以外の売場はそんなに違いを見出すことが出来ないのに、店舗入口ほど各社各店で各様に違いがあるもの。ここに店長の考え方の違いが現れるのでしょうね。そしてその顔がお客様のイメージ作りに大きく作用するということ。ここはセンスを磨きたいものですね。

投稿: てっちゃん | 2020年2月19日 (水) 00時10分

青果は店舗の顔ち言われますから、旬・鮮度・カラーコントロール等拘りを持ちたいですね。更にはボリウム感。特に夕方以降は部門担当者的には売り残しリスクを考えて消極的になりがちですから店長がしっかり入り込むべきと思います。
FBのコメントにも記しましたが店舗入口の共用区域=売場でない区域こそ店長しか管理責任がないのですから意識したいですね。ドアの曇り・掲示物の整理・お客様段ボールやごみ箱の整備。これらの整備度もお客様には店舗全体のイメージに繋がると思うのです。 

投稿: dadama | 2020年2月18日 (火) 21時46分

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