主導権
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
主導権を握る。
業務上でも重要なポイントか。
例えば売場作り。
特設コーナーの販売計画。
定番売場と違って、特設コーナーとか平台とかは、特段に決まった定番の品揃えではなく、季節性やイベント性、更には特売商品を単品で量販するスペースとして自由に設定できる。
その自由な売場を誰が主導権を握って計画するのか。
店舗内でもフリーな売場であるから、このようなフリーな売場に関しては全てが店長の主導権で計画されるお店もあろうし、逆にフリーな売場ではあるがその位置がある部門と密接な関係がある場所であれば、その部門の管轄として主導権をその部門に委託する場合もあろう。
その中間としてここぞのイベント時に店舗の横串を差すために店長管轄となる場合もあろう。
誰が主導権を握るのか?。
基本的には店長が店舗内の全ての売場の主導権を握るのが本来の姿であろうか。
よって特設はもちろん定番までも店長管轄の売場。
それが本来の姿なのだろうと思う。
しかし、とはいっても全ての定番まで細部にわたり品揃えを管轄しようとしてもそれは無理な話。
よって30%のフリースペースを如何に主導権を握るのか。
それも、場面場面で自分が主導権を握ったり部門に移管したり。
そんな頻度が理想ではないだろうか。
主導権とは、握れば握るほど独裁化していくものだ。
“店長が全てを決めてくれる”
そうなったら誰も何も考えなくなる。
結局は、外部与件の変化に付いていけなくなっていくのではないだろうか。
逆に主導権が分散されればされるほど多くの人間の関わりが増える。
そこにビジネスチャンスが生まれることも多い。
このような場合は最終決定者を店長ということで主導権に収めればいい。
何れにしても最終責任者は店長ということにはなる。
しかし、店長から委託された部門チーフや担当者、更にはパートさん達が最終の主導権者である店長の意向や自らの情報から得たビジネスチャンスを如何に自らが主導権を握る売場やフィールドで活かすことができ、それが結果としてつなげられるかは、そこに関わる人間達の情報と意思が一丸となったときに最高のパフォーマンスを発揮されることは明らかである。
主導権を握った人間のモチベーションはいやが上でも上がるもの。
そしてその主導権という力を如何に店舗内で有効に活用するかというマネジメント。
リーダーの妙であろうか。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
仮説と検証力。
そしてそこから導き出される予見力。
その予見からのコミュニケーション力と主導権を持つには様々な能力が必要となるのだろうと思います。
但し、組織力の育成という視点で見れば主導権を握る人間の行動が組織力育成に如何に重要かが分かりますね。
そのマネジメントをどう組織として個人として磨いていけるか。これは永遠の課題なのだろうと思うのです。
投稿: てっちゃん | 2020年2月23日 (日) 06時38分
主導権と書くと圧力がかかりそうですが(笑)
担当者と議論やコミュニケーションを取りながら最大の共振店を見つければ良いと思うのです。議論するには担当者を納得させるだけの武装(笑)が必要となりますから情報収集と仮説は常に磨きをかけておかねばなりませんね。
投稿: dadama | 2020年2月22日 (土) 17時10分