サジ加減
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日のブログ。
ミディアムという評価。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-d1bd1d.html
そこでの「k,k」さんからのコメント。
「スーパーに勤めていてミディアムを極めるのは目標だと思います、上も下も必要ですが、ど真ん中の値ごろ。中途半端加減を極めるのは一番共感を得る事だと」。
私は応えた。
「サジ加減」というやつですね。
サジ加減。
元々は料理において、鍋とか煮物とかの砂糖やだしを加えるときの「大さじ〜杯」とかの言葉から来ているのであろう。
女房の料理のサジ加減は抜群だ。
更に言うと、私を料理する時のサジ加減は天才的だ(笑)。
料理の世界から生まれた言葉であるが、いつしか、何かを行うときのバランスや加減、配慮といった意味で使われるようになってきたのであろうか。
サジ加減 = 匙加減
と書くらしい。
本来は料理の味付けの段階で、「ちょうど良いサジ加減」と言う使用法だったのが、
いつしか人間関係やマネジメントにおいて、「上司のサジ加減一つでどうにでもなる」と言うような使用法になり、人間の感情の機微を操るような人間の操作法のような使用法に進化?してきたのであろう。
サジ加減とは人生そのもののようだ。
組織をマネジメントするリーダーが、その組織内のバランスを考慮し、誰もが納得するところで判断決断し着地点を探り、組織をマネジメントしていくと言う意味合いや、その場の状況を踏まえて今後の未来を予想し、最良の行動が取れると言う意味合いを指すのであろう。
このサジ加減を習得する為に人生を歩むのではないだろうか。
そう思ってしまうほどに人生は難しいものである。
若い時のサジ加減ほど失敗しやすいものである。
経験の無さがそうさせるのであるが、やはり加減と言う言葉に騙されてはいけないのだと思う。
加減 = 手加減
そう受け止めたら、意図的にと故意にとかのように、相手を追い込んでやろうとか落とし入れてやろうと言う悪意的に受け止められがちである。
しかし、そこに無私無欲な姿勢が大切なのである。
組織や相手の為に自分を投げ出すと言う姿勢。
そこに、組織の人間が寄ってくる根拠があるのである。
サジ加減。
最後はそこに行き着きたいものである。
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