強みに乗る
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
強み・弱み。
この業界ではよく使われる言葉。
自社の強み・弱み。
競合の強み・弱み。
特に相手と比較する場合に多く使用されるであろうか。
それは特に現状を分析する上で重要な情報となろう。
自社と競合を比較して自社のポジションはどこになるのか。
そのような状況把握から、競合に対して自社の強み・弱みをどのようにコントロールして対策を打ち、競合との新たな差別化を図りながら顧客の来店頻度を高めていく。
当然それは個店での対応にも当てはまるであろう。
そう考えると、企業としても個店としても、正確に自社や自店、そして競合の強み・弱みを把握していることが前提となる。
しかし本当に把握されているのであろうか。
イベント時などには、よく競合店に出向いてそのイベント対応やお客様の入り方、売り方、売価設定等はチェックしてくるのであるが、その具体的な店舗運営がその企業の強み・弱みとどう関連しているのかを理解しないと、その場限りの状況把握に終始してしまうことになる。
大切なのは競合企業や競合店舗の強み・弱みの把握。
そしてそれと比較した時の、自社や自店の強み・弱みの把握。
要は、競争相手と比較した場合の自店の強み・弱みの把握である。
それを個店の店長が正確に把握していることが前提となって、的確な競合対策が創造されていくのである。
そては個店のチーフが、競合店の強み・弱みを正確に把握しているということにもつながっていく事になる。
店長の正確な把握が部下への的確な指示へとつながるもの。
そしてそれは同じ情報を共有しているからこそ、店長の指示の理解度が高まり、部下の行動にスピードが乗るのである。
特に店長は3Cの把握は必須であると言われる。
3Cとは、
customer(顧客)。
competitor(競合)。
company(自店)。
要は、自店はどんな強み、弱みがあり、自店のお客様は誰なのか?、そして最大の競合店はどこなのか?。
これらの3つCは最大の情報だということ。
そしてそれら3Cを徹底してマークし、自店の強みを活かして競合の強みを打ち消していけるかどうか。
それを本部主導から店舗主導に切り替えていけるかどうか。
それは店長のリーダーシップにかかっているということではないだろうか。
例えばおせちの展開日程。
昨年のクリスマスは久しぶりに23日が祝日でないクリスマスの日程となり、23日に大幅なロスを出し24日も夕方になってようやく集中したクリスマスの買い周りとなった。
クリスマスの買い周りが変わった瞬間である。
とはいうものの、昭和時代のクリスマスの買い物動向に戻っただけなのであるが、そんなお客様の買い周りの変化に対して更に地域性の出るクリスマス近辺のお客様の動向になっていくであろう。
そこにその地域の店長が自店のクリスマス〜年末の商品展開レイアウトを自店に顧客と競合を考慮した中で答えを出せるかどうかであろう。
そこに3Cの熟慮が必要になるであろう。
自店の強みに乗る。
全ては店長のリーダーシップにかかっているのである。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
メンバー各位の興味と行動力。
その結果の第20幕以降からの店舗選択に直結しているのではないでしょうか。
また新たな領域に踏み込んでいくような気がしております。
投稿: てっちゃん | 2020年1月23日 (木) 22時15分
私も現役時代は色々と競合を拝見させて頂き、見れば見るほどその真相が見たくなり、その結果があの会のメンバーの集まりとなりましたね。次幕でもとある店の強み弱みを分析しながら一献を交わしたいですね(笑)。
投稿: dadama | 2020年1月23日 (木) 18時21分