心が動く時
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
人間の心理。
摩訶不思議な人間の感情であろうか。
人はまず心で決定してから行動するものである。
危険を察知して咄嗟の行動に出る時も、時にはあろう。
しかし仕事上での行動は意思が先に立つ。
ある程度の経験を積むと、条件反射のように「このような場面では」→「こう実行する」というような場合もあろうか。
しかし悩んだり迷ったりしたときには自分の意思決定が先行する。
それでは、その意思決定において何が基準となるのであろうか。
「今までの経験から明日はこれだけの数量があれば足りる」
そう意思決定して、その単品の発注数量を決定する。
また、ある場面では、
「この場所で売るのだからこれだけは必要」
一番売れるピカイチの場所で売り込むことを決定したので、それに応じて数量を決定する。
更には、
「全店1位を目指すからこれだけの数量は必要であろう」
そう意思決定すれば、更に発注数量は増加するであろう。
そう考えると、意思決定において比較対象が出てくると、比較した相手が基準となってくるものである。
目標管理がいかに重要かが理解できる。
そして同時に、その目標の存在と同時にそれを後押しする他人の存在も見逃せない。
「全店1位を目指すにはこれだけの数量が必要だと思うよ。」
そんな言葉を他人から聞いたら、その数量は大きな意味を持つことになる。
そう考えると人間関係がいかに自分に影響を与えるか。
上司は同僚からのアドバイスや指摘、そして支援がいかに大切か。
しかしそれを「支援」と受け取るか「余計なお世話」と受け取るか。
ここに自分の意思決定への影響度が大きく異なってくるのである。
支援と受け取ればその言葉は大きく影響を持ってくる。
しかし余計なお世話と受け取ってしまえば、聞く耳を持たない雑音でしかない。
よくある話である(笑)。
しかし、その雑音と思えたアドバイスを同時に異なる2人の人間から言われたならどうだろうか。
1人より2人の同じアドバイスは意味が大きい。
何も連動しない2人からの同時アドバイスは、本人に取っては絶対的な言葉となって心に入ってくるものである。
例えば、「上司」と「同僚」からの同じアドバイス。
例えば、「友人」と「親族」からの同じアドバイス。
例えば、「先生」と「校長」からの同じアドバイス。
例えば、「監督」と「担任」からの同じアドバイス。
等々、いろいろな場面で想定できるであろうか。
それだけ他人という存在は大きいもの。
特に、同じことを時を同じくしてほぼ同時に言われたなら、その言葉は絶対的に自分の意思決定に大きな影響を与えるであろう。
人間の意思決定。
それは他人を説得する上でも大きな影響力を持つということである。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
人間関係の進化とは広がり絞られ、そしてまた広がり絞られ。
そんな繰り返しの中から強固になっていくのかもしれませんね。
投稿: てっちゃん | 2020年1月29日 (水) 10時10分
八方美人に付き合う事は無いとは思いますが、ご縁を頂いたなら大切にする気持ちでいる事で人生の幅は広がりますね。更に言ってしまえば幅が広がっても所詮付き合える人の数は限られてきますからだんだんと濃いメンバーに集約されるのも必然なのでしょう(笑)。
投稿: dadama | 2020年1月28日 (火) 22時03分