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2020年1月15日 (水)

レモンハイにハマる

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日のブログで、食パンブームを記した。

  ごく普通の食材の高級化。

普段からありふれた朝食メニューの食パン。

  その食パンが感動の味。

だから、より多くの方の目に留まり、感動を呼び、ブームとなっていくのであろう。

  同様に最近は「レモンチューハイ」のアイテムが急増してきた。

それに火をつけたのが、サントリーの「こだわり酒場レモンサワー」であろうか。
当社も当初から導入したが、あまりの売れ行きに350mlだけの品揃えからついには500mlの品揃えにも拡大したほどである。

  レモンチューハイ。

最近缶チューハイの品揃えと売上が拡大してきているが、特にここ最近ではレモンチューハイの品揃えが飛び抜けて拡大してきているように思える。

上記のサントリーのレモンサワーは品名通りに昔若かりし頃に大衆居酒屋で飲んだ多少苦味にあるレモンチューハイに似たようなスッキリ感のある飲みやすさである。

アルコール度数も7%とアルコール感も決して強くは無いが、その分レモンを味わうには丁度いいアルコール度数なのかもしれない。
このようなど真ん中のレモンチューハイもあれば、老舗の宝酒造では「瀬戸内レモン」「丸おろしレモン」「つけ込み塩レモン」「熟成つけ込みレモン」とレモンだけにこだわった4アイテムを追加している。

上記の宝酒造の4アイテムもそれぞれに特性の違うレモンの味わいを微妙に表現していて、単にアルコールを飲むというよりもレモンを味わいながら飲むという志向になってきているのであろう。

レモンチューハイというと、どうしてもチューハイを一番安い価格で飲めるというイメージであったが、最近では同じレモンでもメーカーのこだわり仕様にてレモンを味わっていただきながらアルコールとして飲んで頂くというコンセプトに広がりを持ち、そこに多くの方の共感を呼んでいるのかもしれない。

  そして一番ありふれたアイテムだからこそのこだわりであろうか。

食パン然り
、レモンハイ然り。

  従来であれば軽視されてきた大衆素材の見直し。

そこにこそ、背伸びしても手の届かない雲の上の存在と言う諦め感を払拭し、ちょっと贅沢にこだわり感の強い味わいを経験してみるかと言う共感がブームを呼ぶのであろう。

そんなこんなで、レモンサワーをネットで検索してみると、こんなネタがあった。

  https://www.google.com/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=8&cad=rja&uact=8&ved=2ahUKEwi5_MH6jYLnAhWFbN4KHf1vDZUQFjAHegQIBxAB&url=https%3A%2F%2Fnews.livedoor.com%2Farticle%2Fdetail%2F17513946%2F&usg=AOvVaw1u45SQe5vfuxKO1gKby3-f

昨年の12月の記事であるから、レモンチューハイの新商品も登場しているので参照して欲しい。

  その記事を読むと、レモンチューハイは今まで2回のブームがあったと言う。

1回目は1980年代のチューハイブーム時で、安く飲めると全国の居酒屋で爆発的な人気になった時代。
2回目は8、9年前の、横丁文化が注目された頃で、実はヘルシーで飲みやすいと浸透していったのだという

  そして第3次ブームが到来。

あのコカ・コーラ社が専門ブランドを立ち上げたのを筆頭に、各社もこぞって新作を投入した。

  ではなぜ今、レモンサワーが人気なのか。

「現在のレモンサワーは製法や原材料にこだわり、本当に飲みやすくてクオリティの高いものが増えました。価格帯も350~で150円前後が中心とリーズナブル。さらに、レモンは栄養豊富で抗酸化作用もあり、カロリー的にもヘルシー。そのあたりが受けているのだと思います」

  とこの記事の中では解説している。

この流れには乗らないわけにはいかないだろう。

  そして自分でも試飲?して検証してみたいものである(笑)。







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コメント

かおるさん、コメントありがとうございます。
チューハイの地域性。
やはりあるですねぇ〜(笑)。
思えば私も家ではビールからチューハイに移行していますから、売れ筋が大きく変わってきているのもわかりますね。

投稿: てっちゃん | 2020年1月16日 (木) 22時23分

もちろん今ではこちらの店でも飲めますが、品揃えの幅と深さが違います。
こちらでは酒の中心はやっぱりビールで、焼酎も芋、麦などのバリエーションが主です。
ホッピーやバイスサワーやハイサワーなどを飲ませる店はまだまだ少ないですね〜。

投稿: かおる | 2020年1月16日 (木) 20時52分

かおるさん、コメントありがとうございます。
たかがレモン。
しかしその味に惚れ込んで脱サラしてまでもレモンを生産したいと思ってしまう。
ハマるということの本質を聞かされてような気がします。
しかしそちらではサワー系やチューハイ系の居酒屋メニューはないのでしょうか。私は焼酎や酎ハイはそちらが発祥の地かと思っていました。

投稿: てっちゃん | 2020年1月15日 (水) 13時25分

かおるです。
(少し長くなりますが…)
僕もレモンサワーは好きでサッパリして飲み飽きしないし、ちょっとビールじゃないなという気分の時にはすこぶる重宝します。
レモンサワーに限らずこの甲類焼酎を割り材で割って飲むスタイルは元来は関東文化圏のものなのだろうと、たまの上京時に居酒屋の品書きを見るにつけ思います。
個人的感想として、このブームはやはり不景気が一役買っていて、流行りのせんべろ系の立ち飲みなどで味を覚えた人が家飲みに持ち込んだのではないかと察します。
瀬戸内では岩城島というところがレモンの名産地ですが以前若い生産者さんと話していると、居酒屋で飲んだレモンのあまりの美味さに驚き、聞けばこの島の産とのことだったので脱サラして移住して来た、という人がいました。
たかがレモンにもいろいろ物語がありそうです。

投稿: かおる | 2020年1月15日 (水) 13時18分

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