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2019年12月24日 (火)

荒波の中

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、名古屋方面から携帯に電話が入った。

  「てっちゃん会」メンバーの飲み会(笑)。

そこでは、今秋に転職を果たした?方々がこぞって参加されていたのである。

  そこには3名ほどの方が今秋転職したばかり。

なぜ転職したのかと言えば、それはそれぞれの個人の理由に因るものである。
しかし、その背景にはこの会を通じて人脈が広がり、その人脈との交流から、従来の自社内だけの価値観から抜け出し一歩外に出て得ることが出来たこの業界の更に広い価値観と自分の将来を鑑みた時に湧き出てきた感情であったという。

  “もっと自分を試してみたい”

そう、自分が有する販売技術であり仕事観を、現在所属する組織の外で試すのと更に企業の枠を超えて習得していきたいという願望から実現した転職。

  そしてそんな彼等を結び付けるdadamaさん。

今回はdadamaさんの一声によって名古屋の一角で飲み会(慰労会)が催されたようだ。

  そこから私に掛かってきた携帯への電話。

転職組の彼等と話をしてみた。

  それぞれに一時の荒波の中でもがく状況からは脱したようだ(笑)。

転職組が誰でも通る「荒波に放り込まれてもがき苦しむ状況」。

  それは従来との価値観の違いからくるもの。

従来の善し悪しの価値観と新規フィールドでの価値観の違いであり、言葉の違いであり、理解者の違いから来る孤独感。

  これが入社後一ヶ月以内に襲って来るのだ。

“この転職は失敗だったのでは?”
“俺はこの会社に向いてないのでは?”
“この後何を頼りに働けば良いのか?”

  そんな不安に襲われるのが転職後の一ヶ月。

彼等と話をしてみると、やはり上記の時期をいやというほど経験したという(笑)。

  価値観の違いは当初予想通り。

しかし、それ以上に転職組が絶望的になるのは言葉が通じないという現実と仲間が居ないという孤独感。

  まずコミュニケーション手段が無くなるのである。

従来は阿吽の呼吸で使用していた言葉一つ一つが、全く意味の通じない言葉として受け止められてしまうのである。

  自分では非常に価値のある発言をしているのだが理解されていない。

この違和感は経験した者でないと理解出来ないだろう。

  更にその延長線にある孤独感。

言葉が通じないから尚更孤独感をひしひしと感じていく。
人間とは不思議なもので、孤独感を感じ始めると、想いが実行されないからどんどん余計な事を考えるようになってしまう。

  そのために更に孤立していく結果となる。

そのような時に、このような会はまさに渡りに船と言えよう。

  そして大切なのはまず転職先の言葉を覚える事である。

その言葉でしかその企業は通じ合えないのであるから。
そしてその言葉を通じて、自分の価値観や商売の技術を伝えていけば良いのであり。

  そして相手の言葉は必ず身についていくもの。

これは外国にいけば外国の言葉を自然に必然的に覚えていくものである。

  多少の時間は要するだろう。

しかし、それと共に孤独感もいつしか消滅し、人間同士のマネジメントは企業を超えて通ずるものを知る時が来るであろう。





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コメント

k.kさん、コメント有難うございます。
愚痴を聞いてくれる仲間。
この存在は一人の人間にとっては大きい存在だと思います。
そしてその何気ない存在が我々をして非常に心強い存在に見えてくるのですから不思議なものですね。

投稿: てっちゃん | 2019年12月25日 (水) 00時38分

sakaeさん、コメントありがとうございます。
そうですね。数値責任を負うからその緊張感と責任感が心地よいレベルで我々の心を刺激してくれるものだと思います。
そしてその数値という縛りが我々に行動力という知恵を授けてくれるのだろうよ思います。

投稿: てっちゃん | 2019年12月25日 (水) 00時33分

第01肉屋さん、コメントありがとうございます。
今時当たりくじの採用など皆無と言ってもいいでしょう。都合よくそんな方が入社された場合、その後の退職等を事前に考慮されていた方が間違いないでしょう。それだけ現場で育てて行かない限りは戦力にはなり得ない時代なのだと思います。

投稿: てっちゃん | 2019年12月25日 (水) 00時29分

dadamaさん、コメントありがとうごます。
人生常に順風満帆なわけではないですから、どこかで挫折し立ち直り、その繰り返しをしながら成長していくもの。
そこに集える仲間がいると言うことに感謝していきたいものですね。

投稿: てっちゃん | 2019年12月25日 (水) 00時25分

職変えても業界が同じなら時間が解決してくれます(笑)私は荒波に何度も自ら飛び込みました。今の会社はかみさんが臨月の時です。未だに嫌味を言われます、私は潮時を察知して動いたツモリでも不安だったのでしょう。どうにかなるものです。半年は孤独できついですよね。だから自分をよそ者と認めると楽になりました、車の中でビリージョエルのストレンジャーを毎回かけて、そのうち解ってもらえるさ!っと鼓舞して向かいました。大きな会社から転職すれば上から目線でヤダだの落ち武者だの言われるし、小さい会社から転職すればやたら威張って上から目線で言ってくるし、どのみちよく言われないんだからよそ者気分味わった方が楽ですよ。愚痴はあちらの会のお陰で楽になりました。いつもありがとうございますm(_ _)m

投稿: k,k | 2019年12月24日 (火) 20時05分

今、まさに荒波の中で、もがいています。てっちゃんさんが仰る不安を常に感じながら仕事をしています。働く場所が変わるとこんなにも仕事ができないものかと毎日嫌気が差します。嫌気は差しますが、徐々に慣れてきているので、時が経てば解決すると前向きに考えています。
職場を変えて感じることがあります。それはこの仕事は数値責任がないとつまらないということです。数値責任があるとプレッシャーにはなりますが、数値を伸ばした時の喜びはそのプレッシャーを忘れさせてくれます。
早くチーフになり部門運営に携わりたいです。

投稿: sakae | 2019年12月24日 (火) 19時21分

会社あるある

コミュニケーション能力が高ければ高いほど、重要視されるけど、
あたふたしてたら、すぐに切られる。パートやアルバイトなら尚更。
うちの会社では高校生からでも雇っているけどコミュニケーションや挨拶の声が小さいというより

その子の雰囲気で勝手に評価を付けられ、「あの子〇〇さんに似てるね~」ならまだいいほう。
「あいつ、よく休む〇〇にそっくりな雰囲気じゃねーか、糞、外れ引いたわ」
ってオーラを出します。
これじゃ、人を育つよりも人員を多く取り過ぎた店長が悪いわ。
店長ー、何してくれてんだーって悲鳴をあげる上司がおりますわ。

投稿: 第01肉屋 | 2019年12月24日 (火) 18時22分

私の舎弟にも長期研修を長期行楽&飲み会と勘違いしてた輩が居たような居ないような。(笑)。こんな極悪爺でも少しはご縁結びの役に立っているなら嬉しい事ですね。人生一度、きっかけを作れても自分の人生は自ら築き上げねばならないのですから是非ともチャンスを活かしてほしいです。壁にぶつかったらまた皆で飲んで充電すれば良い。てっちゃん会万歳&メリークリスマス♪

投稿: dadama | 2019年12月24日 (火) 18時11分

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