« 外食チェーンの働き方改革 | トップページ | 陽水の世界 »

2019年12月21日 (土)

レジ袋の有料化

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日もガイアの夜明けだった。

  そして今日もガイアの夜明け(笑)。

先日の風邪ひきのおかげで、二日目はだいぶ回復してきたので、家で撮りためたガイアの夜明けや仕事の流儀をここぞとばかりに観た(笑)。

  2020年7月より全ての小売店に「レジ袋の有料化」を義務付ける方針。

世界規模での環境問題の改善策の一つとして、6月のG20大阪サミットで2050年までの「海洋プラスチックごみゼロ」を目指すことで各国が合意した。

  その一環としてのレジ袋の有料化。

プラスチックゴミと言ったら、レジ袋よりももっと規制すべきプラスチックゴミがあるだろうとは思うのであるが、世界的に見るとインドや中国、アフリカと言った国々ではレジ袋自体を禁止している国もあり、そういう比較となると日本はいまだに規制していない現状を見ると遅れていると判断せざるを得ないのである。

しかし逆を言えば、日本の環境サイクルにおいてはレジ袋が目に見えるゴミとしてそこらじゅうに散らばっているところを目にすることはまず無いであろうが、上記のようなレジ袋禁止国ではレジ袋が明らかに環境を害している状態となっており、それらは環境リサイクルの制度が十分に回っていない為のレジ袋廃止の策であり、日本のレジ袋の環境とは明らかに異なるのであるが、どうしてもレジ袋禁止の制度をとっている諸国と比較されると、レジ袋の対応の遅れとして評価されてしまうのであろう。

  そこに我々業界のレジ袋が槍玉に上がっている要因がある。

とは言っても、我々業界も政府からの要請であれば、これは致し方ないし、誰かが言わなければこのような過剰なサービスもどこかで歯止めをかける必要もあるのかもしれない。

  無用にレジ袋を無心するお客。
  無用にポリ袋を持ち去るお客。

一パック一パック毎にポリ袋に入れて帰るお客様を観ていると、どうなんだろうかと思う場面を見なければならないのも最前線の我々なのである。
そう言った意味では、世の中の流れ、世界の流れ、日本の流れがそのような方向へ向かい始めたことは嬉しい事ではないだろうか。

  しかしとは言っても零細企業では死活問題でもある。

街の豆腐屋さん、漬物屋さん等々では、そのようなポリ袋が無ければ汚れたままで手渡ししなければならず、結果的にはそれが客離れの一旦を担うことにも成りかねない。

  そんな矛盾した法規制になる可能性も高いのも事実だろう。

しかし、一個人店が率先してそのような行為に走るのでは無く、行政としての方針に基づいて全小売業が足並み揃えて取り組むところに大きな意義なあるのだろう。

  そのことによって個人店が堂々と実行できる体制。

おそらく内心は環境問題とか食品ロスに同調しながらも、一歩先んじたレジ袋有料化を実施して他の競合店ではそんなのやってないぞとお客様に文句を言われ、客数減となり再びレジ袋無料化に戻した企業も多いだろう。

更には、食品ロスにしても賞味期限の在り方に疑問を持ちつつも人の健康を否定するような発言は絶対に出来ない。
しかし世界的に見ていけば日本の食品廃棄の多さは突出しているであろう。

日本では、年間2,759万トンの食品廃棄物等が出され、このうちまだ食べられるのに廃棄される食品ロスは643万トンだという。
これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食糧援助量の1.7倍に相当するという。

  そこで最近注目されているのが飲食店の無断キャンセル問題。

これは外食店では防ぎ用のない問題である。
このように、従来ではれば顧客優先の施策であり、無断キャンセルも敢えなく諦めていたのであろうが、食品ロスという視点から堂々と訴えることが可能となった世の中の動きは外食業界にとっては嬉しい事ではあろう。

  しかし、我々小売業界における食品ロスの改善はどうだろうか。

我々業界は予約ではなく、来店されるお客様を見込んで商品を製造し陳列し販売する。
当然、見込み外れもあろうし、日々最終的には売り切りを実施するが、どうしても売り切れずに廃棄に回る商品も発生する。

  その精度の高さが問われる時代となろう。

そこに時間帯別の販売技術や販売力がますます問われる時代となっていくのであろう。
とは言いながらも、もったいないという発想が、生魚の売れ残りを翌日に惣菜化して販売するのも如何なものか。

  そんなことを考えさせられた今回の「レジ袋有料化」の放映であった。







|

« 外食チェーンの働き方改革 | トップページ | 陽水の世界 »

商売」カテゴリの記事

コメント

第01肉屋さん、コメントありがとうございます。
レジ袋に関しては待ったなしの状況です。レジ袋はマイバスケットで対応できますが、魚や水のついた野菜を入れる小袋はどうなるのでしょうね。その辺の詳細はまだ決まっていないのでしょうね。

投稿: てっちゃん | 2019年12月21日 (土) 23時52分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
豊かさと引き換えに環境破壊というジレンマ。だからと言って元に戻すことはできない現実。豊かさを維持しながら環境にも考慮したエネルギーの開発や生活環境の改善を如何に図っていくか。その先には今の利益と相反する制度も必要になって来る事を覚悟しながら行く末を見据えていきたいものですね。

投稿: てっちゃん | 2019年12月21日 (土) 23時48分

ぬああ、レジ袋有料化~。
来年の7月1日から包装開始だったかー。
廃棄ロスよりもレジ袋有料化はデカい、デカすぎる。ダイソーも有料化するのかな。100円+税+レジ袋は大打撃だ。
これでタイニー有料化にもなったら泣けてくる。

投稿: 第01肉屋 | 2019年12月21日 (土) 21時08分

人類の進化・進歩と共に生活が豊かになり私達もその恩恵を受けている事は事実でしょう。一度豊さや便利さを覚えたらなかなか元には戻れない。その恩恵を受けているのは先進諸国のごく一部の人達だけ。自分もどっぷりと浸かっているのできれい事を言える資格はありませんが、便利や豊かになる引き換えに環境破壊が確実に進んでいる事実。温暖化・環境汚染・異常気象。豊かな暮らしに甘んじてきたツケがいづれ回ってくる気がしてなりません。戦争も知らず高度成長期に乗ってお気楽な環境に育ってきた私達が人生の終焉を迎えるまでに天罰が下ると思うのは私だけでしょうか。豊かになった筈なのに次世代に繋げれる残すべき物はなんであるかも個々に考える事も大切だと思うのです。

投稿: dadama | 2019年12月21日 (土) 13時47分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 外食チェーンの働き方改革 | トップページ | 陽水の世界 »