21幕後座から
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
てっちゃん会21幕。
今回も「後座」を開催した。
初日の午前中から首都圏の話題の店舗のMRを「前座」。
MR後の午後6時から参加者総勢での懇親会を「本座」。
翌日はテーマを設定しての意見交換会としての「後座」。
最近の会は上記のスケジューリングにて開催されている。
そして今日はその「後座」の話題。
「後座」は完全にコアメンバーによるコアな勉強会。
一泊後の翌日開催ということもあり、そうそう時間の取れるメンバーばかりではない為、参加メンバーもグッと絞られるのであるが、そこからが活発なコアメンバーによる店舗視察や店舗チェックからの具体的な意見交換会と、その後は研修会で脚光を浴びたパートさんの事例報告があった。
食品担当のパートさんが店舗のパートさんを巻き込んでの事例。
その報告も素晴らしかったが、私が一番感心したのは彼女の売場や商品展開に関する認識である。
もはやいちパートの領域を超えてバイヤーの視点で売場を見ているのである。
バイヤーと言っても買い方の得意なバイヤーではなく、販売面から遡って売場展開を策定し、そこから商品展開(MD)を立案していく腕利きのバイヤーの目線で話ができるのである。
普段の自分の仕事と色々な研修会での学びを高いレベルで融合させているのだ。
だから、彼女の話には筋が通り、それが明確に自分なりの売場作りに活かされている。
今回の幹事が自分のお店の改善点を直接彼女から聞き出したほどである(笑)。
それだけ彼女の話には説得力があり、我々を納得させるだけの根拠があり、そしてそれを自分のお店で実践しているから数値的なバックボーンも備えており、それが言葉に力を有して表現されるから、知らず知らずにこちらも頷いてしまうのである(笑)。
しかし、彼女は言った。
「私はお店ではリーダーではないんです。」
それは、お店での位置付けはいちパートであるという存在。
よって自ら周囲を無視して前へ出ることは出来ないという。
その通りであろう。
それが現場の暗黙のルールでもある。
そこを履き違えると、店舗内で共に気持ちよく働く場を失ってしまいかねないのが店舗内の環境でもある。
よって、彼女はそこを絶対に履き違えることなく店舗内での自分の置かれた立場を認識しながら日々の業務をこなしているという。
むしろそこが見事な行為であると思った。
そこを履き違えてモチベーションを落としていくパートさんを過去に何人も見てきたからである。
それでも彼女には明確なポジションを与えてあげたいものだ。
それによって、その優れた能力を個人の一部の売場から全店へ開放し、更に企業としての発展を遂げるのではないだろうか。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
仕事を楽しむということにおいては、男も女も、社員もパートも全く関係なく追求して欲しいし追求できるものだと思っています。そしてその楽しさの追求が更に商売勘を育成し業績につなげていく。そんな部下を社員、パート問わず育てていきたいものですね。
投稿: てっちゃん | 2019年11月20日 (水) 00時14分
hataboさん、コメントありがとうございます。
彼女はセンスというか商売勘というものが備わっているから言葉を理解できるのでしょうね。だから自分の中ですでに売れる仕組みが組み立てられている。ただし店長としてのバックアップもさじ加減が難しいですので露骨にならぬように(笑)。
投稿: てっちゃん | 2019年11月20日 (水) 00時10分
潜在能力を持つパートさんを多く見てきましたが周りを巻き込んで如何に強いチームワークを作るかは中々難しいですね。店長として相当な想いと覚悟がないと女性を一つの方向に向けるのは大変ですが仕事を楽しむ事にひとりでも多く共感して貰えば店舗は元気になりますよ。やはり店長次第でしょうか(笑)。
投稿: dadama | 2019年11月19日 (火) 20時55分
本人にブログ見せたらめっちゃ喜んでました。
連れて行ってよかったです。なかなか他の店舗をじっくり見る、という経験がなかったので彼女も勉強になったと思います。
学んだことを理解し、自分ではどうするか?実践、反省、改善とできる子なので…
社員しっかりしろ、となりますが(笑)
より一層力を発揮してもらえるようにバックアップしていきます。
投稿: hatabo | 2019年11月19日 (火) 20時07分