八村塁の課題
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、通勤途中のラジオを聞いていた時のこと。
八村塁の話題となった。
ご存知の方も多いであろう、日本バスケット界の宝である八村塁。
富山県出身で、アメリカのゴンザガ大学から今年NBAドラフトにて1巡目にしてワシントン・ウィザーズから指名を受けてNBA入りを果たしたバスケット選手である。
早速シーズン開幕さんから出場を果たし活躍中である。
その八村選手が自ら語る課題とは?。
ここぞの場面でパスが回ってこないこと。
それはどういうことかというと、序盤から中盤にかけては新人の八村に対してもパスを回してシュート、ドリブル、パス回しに参加させるが、最後の第4クゥオーターになると試合の行方を決める大事な時間。
ここでモノを言うのは仲間との信頼関係。
あいつなら絶対に決めてくれるという仲間との信頼を得られているかどうかが、第4クゥオーターでパスが回ってくる根拠であるという。
その根拠を得ることが今後の課題。
それが、今年初めてチームメンバーとなった八村にはまだ得られていないということである。
そしてそれを自らが認識し冷静に分析している点である。
日本では八村の活躍ばかりが報道されてはいるが、それは新人として当初からスタメンとして登場をし、シュートを何本も決めて大活躍の報道であるが、現実に試合にチームメンバーと共に出場しているのは本人である。
その本人の認識と見解が全てを物語るのである。
そして、最終クゥオーターでボールが回ってこないという事実とそれに対しての冷静な分析から、今自分に足りないのは何か?、との答え。
そこを冷静に分析して次への糧としようとしているところが凡人ではないのであろう(笑)。
しかしこの話題から、組織内での自分の置かれた状況とそれに応じた自分の組織内での処し方であったり行動の仕方であったりの参考になるのではないだろうか。
ややもすると「俺が俺が」の世界に陥りやすいのが人間の性。
特にスポーツの世界は実力の世界であるから、余計に自分の実力を過大評価してしまうとそのチーム内で浮いてしまうところもあるだろう。
しかし、スポーツの世界でも個人競技と団体競技では個人の実力とチーム内での評価とは別物であることが多い。
それは団体競技という特性でもあろうか。
野球、サッカー、ラグビー、そして話題のバスケットボール等のボールゲームの団体スポーツ。
そして野球以外はボールを回しながら進める競技。
よって野球に関してはほとんどがワンマンなプレーでも実力が遺憾無く発揮できるであろうが、それ以外は自分意外にもボールに携わるプレヤーが多い。
自分の活躍は他人との連携において発揮されるスポーツである。
よって、チーム内での自分の存在感がモロに現れるスポーツと言えよう。
そこで大切なのは、チーム内での自分の在り方であり行動であり役割である。
ディフェンスとしての役割。
ハイボールを奪い取る役割。
ボールコントロールの役割。
そして
ポイントゲッターとしての役割。
それぞれの役割においてのチーム内での自分の存在価値と信頼度。
それらが重なった時に本人が活躍できる場となるのであろう。
そしてその役割を獲得するのが、本当の実力と言えるのではないだろうか。
それは役職とはまた別物であろうか。
名目で与え得られるものではない。
その役割を確実にチーム内で発揮出来てこそ、チーム内で認知されてチームメンバーから与えられるものである。
その為に自分に足りないものは何か?。
そこが自分の課題となるのである。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
人材不足による閉店はもう目の前に迫っているのではないでしょうか。
昨日も紅葉狩りに行く途中のスーパーが今月いっぱいで閉店の案内をしておりました。
業績もあるでしょうが、同時に企業内の人材難による閉店でもあると思います。
また同時に正社員の転職というリスクも今後は更に高まっていくのではないでしょうか。
給与面以外の組織内での働き甲斐という追求も同時に求めていかざるを得ない時代。
そんな根本的な存在感を如何に植え付けていけるか。
逆にいうとそれがやれる企業が伸びていくということだと思うのです。
投稿: てっちゃん | 2019年11月 7日 (木) 15時05分
ラグビーで流行語になった「ワンチーム」。企業としては作と縁、店舗は店長は指揮者。スポーツに限らずどこの世界で不協和音があると強いチームは作れないですね。カリスマでも良いと思うのです。カリスマに惚れ信じるに値するなら。
混沌とした時代、更には本当に厳しくなろうである人の問題。理想ばかり掲げても共感して一緒に頑張りたくなる風土を築きあげれなければ数年後には人不足で閉店や業態転換が余儀なく事態が当たり前に起きる気がしてなりません。
投稿: dadama | 2019年11月 7日 (木) 12時45分