組織に根付くもの
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をいている「てっちゃん」です。
転職。
過去、最近、近未来。
過去に転職経験者、最近転職経験者、そして近未来に転職予定の方。
いろいろな転職組がいるだろう。
そして今回は近未来に転職を経験される方へのメッセージを送りたい。
私の身辺にも転職経験者や予定者がいる。
最近も数名の方が実際に新たな職場で働き始めたり、今後その予定の方も数名程いる。
隣の芝生に憧れる。
それは誰でも同様で過去に転職をされた方も多少はそのようなニュアンスに陥ったことはあるだろう。
しかし、それは転職して初めてその芝生に立ってみると、隣から見て憧れた芝生とかなり違った現実に直面するのである。
斜め前方から見る芝生はアラが隠れてしまうもの。
だから、実際に真上に立つと隣からは見えなかったアラが歴然とした形で現実に目を覆うのである。
しかしもう遅い。
一度大海原に身を投じたのであるから、向こう岸の海岸まで自力で泳ぎ切らなければ溺れてしまう。
その時に大切なことが一つある。
それは、「組織に根付く善悪」を知るということである。
企業にはそれぞれに歴史がある。
その歴史の中で自然的にそして必然的に根付いたきた法則があるのである。
それは何が「善」で、何が「悪」かということ。
これはその組織内でしか通用しない価値観であるが、その価値観はその組織にとっては絶対的なモノとなって常にその組織の構成員の行動を規制するのである。
それは言葉では言い表せないものである。
なぜならそれは成文化されていないからである。
成文化されていない行動規範。
これが、組織それぞれに存在し、構成員はその規範に規制されて統一された行動を取る事になる。
そして、その行動規範があるが故に、その組織は結束され固い信頼関係で結ばれているのである。
よって、この成文化されていない行動規範を知ることが何よりも重要となる。
そしてそれは組織毎に異なるのである。
よって、転職した時に何よりも重要となるのは、かっての企業の成文化されていない行動規範を捨て、新たな組織の行動規範をいち早く身に付けることにある。
しかしなかなか頭では分かっていても行動が伴わないのである。
相手の組織に受け入れられるか否かは、この行動規範をいち早く身につけ、同僚に遅れを取る事なくこの行動規範で現実に行動し、同じ文化を身につけ、そして組織内で行動しながら転職組に期待される異文化の技術を披露することにある。
組織内の「善」と「悪」。
しかしこれは一般社会での「善」と「悪」ではない。
その企業だけに通じる言葉であるからだ。
よって、しっかりとトップの話と従業員の行動を心に留めておかねばならないだろう。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
御社の環境、そしてご自身の環境。
二転三転していく中での組織に対する諦めや放棄と言った同僚、先輩が続出するのもうなづけますね。
そんな中での今回は組織に囚われない仲間たちとの触れ合い。
一時ではありましたが私も癒された想いでした。
投稿: てっちゃん | 2019年11月16日 (土) 06時24分
2日間諸事情によりお休みを頂きました(笑)。
自ら飛び込んだのならまだ救われますが後ろから押されて落っこちることもあり(笑)。泳ぎ切るか、砂の船かも知れないがとりあえずは助け船に乗るか、はたまた水死するか。今までの常識が非常識となる世界・・・現職務も私には非常識な世界ではありますが年齢的には何とか渡り切れるのかなとは感じています。でも、途中に住みよい島が見つかれば上陸してみても良いかなとも。何れにしても追い詰められた余裕のない環境下では焦りが先立ち藁にも縋りたい気持ちになるのは仕方ないですが願わくば多少なりとも心にゆとりをもってり冷静な視野で将来を見つめたいものですね・・・言うは易しですが(笑)。
投稿: dadama | 2019年11月15日 (金) 21時23分