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2019年11月27日 (水)

今年のボジョレー解禁から

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


ボージョレーヌーボーの解禁から1週間。

  「今更ボジョレーでもないだろう」

そんな声も聞こえてきそうな今年の解禁。
大きなメディアの紹介も少なく、いつの間にか解禁となり、いつの間にか1週間が経過してしまった。

  さて、結果は?。

それはさておき、店長としては詳細な今年の本部商品部の計画も事前には関わっておらず、送り込みの数量を前々日に確認して唖然とした。

  “えっ!、こんだけ!”

年々送り込みの数量も減少してきてはいたが、今年の数量をみて唖然とした。

  “本当に、こんだけ?”

思わず部門チーフに確認したほどである。
おそらく売場に展開したら、毎年取り付ける媒体の方が圧倒的に目立ち、商品自体は貧弱な売場になってしまうであろう。

  それが今年の送り込み数量であった。

自店の送り込み数量から見ても、全社でも昨年から相当絞り込んだ数量が今年の計画なのであろう。

  それが今年の業界のボジョレーヌーボーの認識であろうか。

十数年前はアルベールビショーの「神の雫」を数十ケース大陳して売り込んだ記憶があるが、今年当店に入荷した総数量で6ケース程度であったろうか。

  なんとも寂しい限りではある。

しかし、実態はそのような数量に終始してきているのであろう。

  もはやボジョレーヌーボーの役割は終わった。

業界ではそのような声も多く聞かれる。
ワインを嗜むという習慣の無いこの国において、まずは導入と定着のきっかけとして爆発的にヒットし毎年販売数量を飛躍的に伸ばしてきたイベントとしてのボジョレー・ヌーボーの解禁日。

  大手スーパーは午前0時にカウントダウンと共に販売していた。

しかしワインを飲むということが普段の暮らしに定着し、かってはビールやウィスキー、日本酒であった方が普段からのワインのある暮らしに慣れ親しんだ今、本当にボジョレーヌーボーは今更のイベントになっていったのであろう。

  価格とコスト。

ボジョレーヌーボーのいわゆるコストパフォーマンスという側面で見ると、決して高い評価では無い。

  むしろコスパは低いとの評価。

私自身も同じ価格を支払うのであれば、敢えて国産ワインを選択するようになってきた。

  今年は敢えてチラシにも入れない企業もあったようだ。

コスパの低いこのイベントの役割の終了を心得て、敢えてチラシに導入せずに販売も品揃え程度とする今年のボジョレーヌーボー。

  しかしその役割は終わったようだ。

逆に普段からの売場での品揃えとスペースアロケーションは拡大の一方である。

  ワインのある暮らし。

そしてワインと共にある食卓とメニュー。
それぞれの日本人の食生活におけるその定着が、ボジョレーヌーボーという導入段階での役割から、更に突っ込んだワインの奥の深さを望んでいるのではないだろうか。

  そして昨年のボジョレー解禁日と比較したワインの販売数量。

ボジョレー投入数量は減少したものの、ワイン自体の販売数量はなぜか増加。
これも、ボジョレーヌーボーの役割の終焉を物語っているのであろう。







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コメント

第01肉屋さん、コメントありがとうございます。
今年の店舗送り込み数量は年々縮小気味に輪をかけてような数量でしたから、他部門の担当者は唖然としたのではないでしょうか。
ボジョレーに合わせて毎年洋風メニューを展開する他部門も酒バイヤーのその年のベースを知らないと、自分だけ旧態然とした売場をつくるハメになると思います。

投稿: てっちゃん | 2019年11月27日 (水) 22時34分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
このタイミングで逆に国産の一升瓶を売り込んでみるというようなバイヤーの提案があったら率先して売り場展開するんですがねえ〜(笑)。

投稿: てっちゃん | 2019年11月27日 (水) 22時31分

なるほどなぁ。
バイヤーは、ボジョレの宣伝してるのか?店長は何やってるんだ?と不安そうにしてたけど、大々的に展開してなかったのは数量の関係もあったのかな。そう思えば納得できるな。
高単価のワインとローストビーフ提案や生ハム提案のわずか5Fほどの展開で終わったので
明日くらいには見切りして売ってしまう予定。

ボジョレよりもクリスマスの売場が先んでてどこの部署もやってる感じかな。

投稿: 第01肉屋 | 2019年11月27日 (水) 22時26分

三桁売価のデイリーワインが定着した中、2000円近くのワインを並べるだけでは売れる時代ではないですね。ギフトや年末年始と何かと物入りの時節に高単価なワインと食材を振舞える家庭はそう多くはないでしょうか。しかしながらボジョレーがあってこそワイン文化の定着したのも確かですし、ボジョレーの売上は落ちてもワイン全体の売上が上がっているのはこの時期にワインを嗜む習慣も根付いたのも事実。ボジョレー解禁日を切口にワイン
をよりお客様に知っていただく・・・店長の手腕の見せ所ではないでしょうか(笑)。

投稿: dadama | 2019年11月27日 (水) 18時22分

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