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2019年11月 2日 (土)

役を生きる

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日のNHKプロフェッショナル「仕事の流儀」。

  女優「吉永小百合」さん。

言わずと知れた「大女優」である。

  今回の放映ではリアルに視聴していたFacebook仲間もアップしていた。

よって、録画して見る私としても楽しみな今回の録画視聴であった。

この番組にも過去に多くのプロフェッショナルな方達が出演され、最後に自らのプロフェッショナル観を自らの言葉に表して番組が終了するのだが、特に今回の吉永小百合さんのプロフェッショナル観は感動すら覚えるほどの人生観を披露してくれた。

  時代を生き抜いてきた女優。

時代を生き抜くということは、どの業界でもそうだが便利になった現代とは違い原始的な行為の連続でもあった。

  一発勝負の演技。

現代のようにデジタルで何度も何度も取り直しが効かないかっての映画全盛の時代。

  まさに「ワンカットに命を賭けた」時代。

逆に言うと、そのワンカットに集中できた時代でもあったろうし、そんな時代を生き抜いてきた女優には、現代のようにあらゆる視点からのシーンを何度も撮りなおす仕事は性に合わないのかもしれないが、それは言わない。

そして何度も番組の途中で口にする言葉。

  「私はアマチュア」。

素人が故に、威張らずにあくまでも謙虚にそしてその場全力で撮影に臨む。
どの俳優よりも現場に入り、どの俳優よりも事前準備を重ね、どの俳優よりもその役に入り込んでいく。

  のぼせたら終わり。

インタビューに答える吉永さんは、そう答えた。
自分がプロフェッショナルだと傲慢にでもそう思った瞬間に次は無いという。
そしてそれを自らの生き方として信念を持って生きてきた。

  そこに今だに国民に愛される存在なのであろう。

そしてそれは国民だけではなく、現場の撮影スタッフ他にも同様に愛されている存在でもある。
これだけのスターになると傲慢になり、いずれ自分を見失い、結果的に皆が離れていき、自滅していく人間がこの世界の常識でもあるのだが、映画の世界では吉永小百合と高倉健は違った。

  あくまでも謙虚に自分に妥協せず上を目指す姿勢。

それがこの二人に共通する姿勢であろうか。

  そして常に素人でありたいと思いながら本番の臨む。

素人で有りたいと願うその真髄は?。

  そこに真のプロフェッショナルの魂が潜んでいるのではないだろうか。

そして、余命数ヶ月からの演技は演技というよりも、その役を自ら生きるように本当の病人のような体型に変化していき、その役に体当たりする。

  素人だから「努力」する。
  素人だから「奢らない」。
  素人だから「体当たり」。

そして、今日を全力で生きる。

  そこに明日が開てくる。

最後に「プロフェッショナル」とは?、と問われて

  それは後の人が私を決めてくれると思います。

あくまでも謙虚に、自らをプロフェッショナルとは口にしない。
それを口にした途端に「のぼせてしまう」と信じるかのように。

  自らを素人と思い続けること。

これこそがプロフェッショナルだと言いたかったのではないだろうか。





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コメント

kodoさん、コメントありがとうございます。
もう18年ですか。かなりのベテランの部類になってしまいましたね。という私も同等の年数を店長という職位に費やしてきました。そして店長という役を演じている時が一番楽しいのかもしれません。
但しプロフェッショナルを意識したことは全くなく、如何に自分が楽しむかを最優先に演じていたような気がします(笑)。

投稿: てっちゃん | 2019年11月 3日 (日) 22時08分

役者だけでなく、仕事に就けば『演者』にならないとプロフェッショナルと言えないのではないでしょうか?給料も発生しますから.笑
私も店長という役を演じ18年。
上手く演じた時もあれば、下手くそな演じ方をした時もありました。
これからも今までの経験に捉われず、お客様、従業員に柔軟に対応しながら演じたいと思っています。

投稿: kodo | 2019年11月 3日 (日) 06時50分

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