自分を知る
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
今日は日曜日。
芸能ネタの日(笑)。
今回は芸能ネタではあるが、先日のNHKのプロフェッショナル「仕事の流儀」を取り上げたい。
今回の仕事の流儀は芸能プロダクション社長「渡辺真由美」さん。
父は、渡辺プロダクションを立ち上げた業界の先駆者。
しかし彼女はその芸能プロダクションではなく、別に芸能プロ「トップコート」を立ち上げた。
それは木村佳乃との出会いから。
なんとか木村佳乃を育てようと自ら芸能プロを立ち上げたという。
そういえば、前回の仕事の流儀は「吉永小百合」さん。
共に芸能界で生きる女性である。
そして二人に共通するプロへの意識については、共に自らをプロフェッショナルだとは思っていないということだ。
共に謙虚で共に一途。
よって、結果的に世間からの評価としてプロフェッショナルに位置付けられるのであるが、自らはプロフェッショナルなど一分も思っていない。
思っていないどころか自分は素人だと信じている様子。
ここが、従来のプロフェッショナル「私の流儀」と大きく異なるここ2回の番組内容であろうか。
そして今回の渡辺万由美さんの場合も、インタビュアーが色々とインタビューをして彼女の回答を得ようとするのだが、どうもインタビュアーの意図する答えが引き出せないのである(笑)。
それほど口下手なのである。
しかし、彼女がプロデュースする芸能人達は、彼女との会話を本当に楽しんでいるようだ。
この親近感はなんなんだろうか?。
通常であれば、芸能プロの社長ともなれば、気軽に自分がプロデュースする人間とは友達のような会話はしないであろう。
しかし彼女の場合は真逆だった。
社長室に閉じこもることなく、常に所属する芸能人の活躍する現場へ出向く。
行って、特段に芸についてのアドバイスをするでもなく、単に冗談を交わす程度であるが、来られた芸能人達の笑顔は本物である。
この番組でマネジメントの要諦がいくつか見え隠れしていた。
一つは、自分がマネジメントする範囲を広げないということだ。
自分の目の届く範囲でマネジメントするということ。
それによって、個人との親近感を失わずに、家族的な繋がりを保てるのであろう。
そして二つは、部下の人生を背負うということ。
部下と我々の世界での例えであり、この番組の場合では所属メンバーのこと。
人生を背負うから目先の数値には捉われない。
目先の数値に捉われないから、本人が輝きを発揮するまで待ち続けるというスタンスが取れるのである。
これは売れるまでの時間という意味だ。
自らの所属芸能人として、経営陣は即売れて欲しいと願っているのであろうが、彼女は時間をかけてでも待つところは待つというスタンス。
このスタンスが所属芸能人の信頼を得るのであろう。
目先の数値ではなく、その芸能人がどこで宝石のごとくに輝きを発するタイミングををジッと我慢をして待つのである。
そして15年も待ち続けてようやく「中村倫也」は輝いた。
それも少数精鋭主義を貫いているからであろう。
この二つの要諦は我々業界にも通づるのではないだろうか。
要は、継続することの大切さである。
そしてこの番組の最後に、渡辺万由美さんが言ったプロフェッショナルの条件とは。
自らを知ること。
自分は何者で、どこへ向かおうとしているのか。
そのことを誰よりも自分が知ることから何事もスタートするのではないか。
組織力を磨く要諦ではないだろうか。
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コメント
kazuさん、コメントありがとうございます。
木村さんは結婚出産を経て人間味が増してきましたね。最近では地を積極的に出して親近感が増してきたように思えます。これもトップコート特有のプロデュースなのでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2019年11月11日 (月) 06時32分
kazuです
残念ながら今回のプロフェッショナル「仕事の流儀」は見ませんでした。
SNS上でも今回の渡辺さんの特集は絶賛されていますね。
親から受け継いだ「ナベプロ」ではなく木村佳乃さんとの二人三脚で「トップコート」を立ち上げ、今や少数ながら芸能界を牽引するタレントさんが在籍する事務所に仕立てたのですね。
最近では木村さんも「世界の果てに行ってQ]にも出演されて好感度も上がった様に思いますし、ファンでは無かった我々も好きなタレントさんとなりました。
この路線も渡辺さんとの共同戦略だったのでしょうか?
私もすっかりやられてしまいました・・・。
投稿: kazu | 2019年11月10日 (日) 11時49分