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2019年11月11日 (月)

ドラッグ対策

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


ドラッグという競合店。

  業界的にはドラッグに翻弄されているようだ。

クスリだけではなく、菓子や飲料、そして酒までも豊富に品揃えをして食品スーパーの一部の売上を強烈な安さで奪い取っている。

  軽減税率8%据え置きにて更にお得感のある価格が魅力。

更に、今回の増税分を自社で飲み込み、増税でも売価的には8%据え置きにて販売しているドラッグストアもある。

  それがいつまで続けられるかであろうか。

そしてそれに翻弄される食品スーパーマーケット業界。

  自店の周囲を取り囲むようにドラッグストアが包囲する状況。

特にドラッグストアの出店面積は300坪程度で十分に商売が成り立つ為、そのような敷地は食品スーパーが出店する600坪程度と比較すると容易に出てくるのである。

  ますます出店が加速するドラッグ業界。

そして、それに対して我々スーパーマーケットはどう対応すべきであるのか。

  私はまさに今がタイムリーなタイミングだと思っている。

軽減税率による消費税の8%据え置きという今のタイミング。
増税から1ヶ月が経過し、ようやく見えてきたのは、お客様の内食化が思った以上に進んでいるということだ。

  内食化が進むということはどういうことか。

生鮮を有する小売業にお客様が流れるということである。

  要はワンストップショッピング性の高い小売りで買い物をするということ。

野菜や魚、肉類の品揃えのある小売りで生鮮、惣菜、ベーカリー、と同時に調味料を購入し、ついでに飲料やお酒、菓子等も購入するという買い回りが増加してくるということだ。

  思えばガソリンも増税になっているということ。

よって、ガソリンの消費も抑えたいと思うお客様が増加するということ。

  よって一つのお店で全て揃えたいという願望。

そのことによってワンストップショッピング性の高い食品スーパーで一度に内食に使用する食材を全て買い揃えて、ガソリン消費を抑えたいという発想の方が増えるということである。

  最近は夕方のお客様の増加が目立ってきている。

それは、働く主婦だけでなく単身者や独身者が外食から食品スーパーでの食材購入や弁当、ベーカリーのパン等の購入に来店される方が増加している。

  これはまさに内食化の表れであろう。

よって、このタイミングを逃してはならないということである。

そして10月以降は精肉の需要が異常なほど高まってきているのである。

  これも上記の仮説を物語るものであろう。

要は、より簡単により美味しく内食化を始めるのに肉類は初めやすい食材であるからだ。

  クックドゥやうちのごはん。

いずれも、肉類をベースにしたメニューがほとんどである。
これらをベースに簡単にうちでご飯を内食化して食する。

  そのためには生鮮を有する食品スーパーへの買い出し。

よって、我々食品スーパーはドラッグ対策というよりも、より生鮮の夕方の品揃えに力点を置くべきであろうか。

  そしてそれが口コミとなれば強みは更に不動のものとなろう。






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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
「あのお店に行けば必ず惣菜が弁当が充実している」。
そんな口コミを店舗トータルで図っていきたいですね。

投稿: てっちゃん | 2019年11月11日 (月) 22時28分

確かに増税にむ伴う消費者心理は内食に向かっているように思いますね。夕方売場整備度にお客様の期待度が高まっていると感じます。
夕方からのデイリー商材や惣菜の品揃えや欠品には意識を以っていかねばならないですね。

投稿: dadama | 2019年11月11日 (月) 13時56分

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