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2019年10月12日 (土)

立ち位置

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


店舗の店長という存在。

  どの位置に立って存在するか。

誰もがもがきながら模索しているのではないだろうか。

  店長としての立ち位置。

そう言われてもわからない人も多いだろう。
しかし店長という存在になったことのある人ならたいていは理解してくれると思う。

  日々の店舗内での課題に対してどう判断しどう行動するか。

そしてそこに至るまでには、個人でも部門でも判断出来ない、マニュアルにも載っていそうで載っていない難題が持ち込まれることがほとんどであろう。

  “こんなつまんねぇ〜ことをいちいち俺に持ってくるなよ!”

そう言いたくなるくだらない課題もあるかもしれないが、部下からすれば自分では判断できない難題であると判断したから店長に相談しに来たのである。

  そして経験豊富な店長だからこそそれを冷静にかつ明解に決断できるのである。

しかし、そのような細部の判断業務は日々の店長の業務の中でも頻繁に下さなければならないことであるから、経験によって徐々に克服はしていくものである。

  しかしそれとは別にリーダーが組織内でどう行動するかという立ち位置もあろう。

例えば、自店と競合する競合店の存在に対して、どう手を打ち、どう対抗し、どう業績を安定させていくかという課題。

  どんな店舗でも競合店に左右されて業績はブレるもの。

それは大型店でも同様であり、小型店ともなると大型の競合店の動向で自店の業績は大きく左右されるものである。

  だから小型店ほど競合出店に際して閉店を余儀なくされるのである。

よって、店舗の店長は日々のルーティン業務を確実に実施していくことは当然の業務としても、自店の業績に影響を与える外部与件に対してどう手を打ち、どう自分の立ち位置を変えて、その影響を最小限に食い止めるかを施策しなければならない。

  今の組織のどの位置に立つか?。

それは店長やリーダーにしか与えられない権利というか役割であろう。

  リーダーにしか与えられない役割。

それは、自店と競合店を冷静に見て、お互いの強み、弱みから、自店をどのように導けば対競合や対外部与件に対して自店に有利にお客様を獲得し業績をブラさずに維持できるかという役割である。

  その為に、組織のどの位置に立つか?。

マネジメントという位置寄りに立って基本を磨くのか、販売という位置に立って販売力を身につけるのか。
更には、もっと突っ込んだ細部に絞り込んで、そこを徹底して強化して少しでも顧客流出を図るのか。

  状況に応じてその手は何通りもあろう。

しかし、まず初めにリーダーがどの位置に立つかで概ねの概略は決まるのである。

  そこが的確であれば外部与件に対しても大きなブレは無い。

そしてその店長の立ち位置を部下と共有しなければ何の効果も無いということである。

  店長の構想だけでは何も変わらないからだ。

それを部門チーフや社員、そしてパートさん達と共有することで店長の構想がより明確に現実的に売場に表現されるのである。

  そこからその仮説が有効に検証されていくのであろう。





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店長の仕事」カテゴリの記事

コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
店舗利益=店長の最大の責務。
よって、この利益をどのボタンを押しながら最大化を図っていくか。ここに店長の最高の喜びがあるのではないでしょうか。私の場合はこの最大化の為に最大の売上を如何に部門特性を活かしながら部門コンセプトを部下と共有するかに最大の関心を図ってきました。店長それぞれの最大化戦略。この戦略の意見交換会は魅力ある議題だと思いますね。 

投稿: てっちゃん | 2019年10月14日 (月) 05時35分

企業ポリシーによって求められる店長像は異なるかも知れませんが、店舗の最大利益化に最善を尽くすのが店長であり人・物・金のバランスを如何に取っていくのかに醍醐味を感じましたね。
好き勝手にやらせて頂きましたけど店舗利益は伸ばしましたよ。個のリスクはありますが店長を任されたのですからあらゆる知恵を絞ってメンバー一丸となって地域のお客様に喜ばれるお店を築いていく。大変な事もありましたが試練を乗り越えれば成長出来るのですから。折角与えられた職位、悔いなく全うしたいですね。もっとやりたかったなー(笑)。

投稿: dadama | 2019年10月13日 (日) 20時04分

第01肉屋さん、コメントありがとうございます。
企業によっても店舗によっても、更には個人によっても店長の立ち位置での立ち方は変わってくると思います。
但し周囲の方から見る店長の苦労と自分自身が感じている苦労の度合いは全く異なると思います。
意外に周囲で感じるよりも自分自身で感じている自分の疲労感の方が圧倒的に少ないもの。
但しどうしても人間的な関係からの疲労感は周囲が感じているよりも大きなものでもあるものです。
特にお客様とのクレームに関する対応に対しては、どうしても個人的な感情が優先してしまう場面があるため本部への通報へ繋がってしまうものです。
結局は全ての現場での現象が表面化してしまう店舗での店長の存在には、よくも悪くもその欠点ばかりが目立ってしまうもので、それは誰がやっても同様に非難の対象となるもの。そんな現実を楽観的に捉えられるようになって欲しいものですね。

投稿: てっちゃん | 2019年10月12日 (土) 06時32分

頭ではなんとなく分かっていても
なんとなくは分かってないから、
メモ取ったり、伝言板に書いたり、理解するまでしっかり聞いたり質問したりと出来ればいいんですが、生産業になっていると常に時間に追われ、開店するまでに商品が並んでいないとロスになるし、売場も整っていないと見栄えも悪いし、作業分担よりも、出来ることをやるの方針は曲げれず。作業の流れをより理解しても、
豚小間1個からでも商品の価値品質を落とさない努力をして売場に早く出す。
そして確認を怠らず、休憩もフルでは取れないしサーザンもしないと回らない。

自分の売場は、ベストな状態にしておきたいけど限られた時間で何を切り捨てて優先するものは何から作るか、お客さんの待ち時間をどれだけ減らせるかを期待と胸にしまい。
言葉数を減らして黙々と単純作業を同時に2~3個こなし、無駄がない動きをしないと回らない中型店。
はっきり言えば、全部インストアだから大型店のアウトパックが補える店舗よりも超忙しいけど、俺なら耐えれる。

店長は、その間、放送したり、事務作業したり、店の中を回って挨拶、品出ししたり前出したり、グロッサリーの売場作ったり、クレーム対応に出たり、サビカン入ってサビカンの仕事したり、万引きの相手したり、色んな人から色々言われる仕事で、目が回らないのだろうか、苛立たないのだろうかと心配してしまう。
休憩時は、休憩部屋でうつ伏せになって寝ては放送がかかればすぐに生き、息付く暇もない。
経験の多さがまるで違う上、大型店と中型店の店長の役割分担もまるで違う。
店長が指導を行うことが難しいと感じる。
だけどもバイヤーはお店の雰囲気が悪いのは店長のせいだと言う。
たしかに平日のお店の中は活気もなれば、ぼんやりした感じになっている。
やはりどこもそんなもんなんだろうか?

投稿: 第01肉屋 | 2019年10月12日 (土) 01時32分

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