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2019年11月 1日 (金)

売価設定

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日の朝のラジオ放送から。

  自動売価設定の話題であった。

自動売価設定⁈。

  ビッグデータを基にした自動売価設定らしい。

要は、売価をコンピューターが決めるという話。

  商品の売価をコンピューターが自動設定する⁈。

ますます、頭が混乱してきそうな話であるが、現実に今それを活用して売価設定している価格があるという。

  野球観戦時の座席の価格。

野球の観戦チケットは座席ごとに曜日ごとに変わるらしいが、一応の定番料金に対して人気度やその日の予約数量に対して、コンピューターが過去のビッグデータを駆使して適正な売価を設定してチケットを発売しているらしい。

  コンピューターが物の価格を決める。

当然にそれは過去のデータから判定して、そのタイミングで売れるであろう売価を自動計算して算出し売価として設定するのであるから、確固たる過去の根拠があっての売価なのであろう。

それをこの業界に当てはめたらどうなるのであろうか。

  コンピューターがキャベツの価格を決める。

どうみても考えられないのである。

  相場、品質、競合、戦略、メニュー等々。

天然に成る生産物が市場で価値を評価される。
その段階で、コンピューターが価格を設定するベース自体が不透明であろう。

  そしてその実物を目で見て判断し上記環境を鑑みて売価を設定する。

そう考えると、コンピューターで競合状況や市場状況、そして競合店との戦いの中でその単品をどう売価設定してどう競合店と差別化して有利な戦いを演じていくか。

  その為の売価設定をコンピューターが決める。

どう見てもそれは有り得ない話であろう。

  と私は判断しているが。

しかし、それもわからない。
戦略も含めて、その単品の売価をコンピューターが設定して、自店に競争優位な関係を維持し続けられるという時代が到来するとしたら。

  ベテラン社員は無用の長物と化してしまうであろう。

それほどこのことに関しての売価設定というのは非常に重要な部分であると言えよう。

  ここを判断して行動するのが店長や部門責任者の最重要な役割であるから。

逆に言うと、この領域における戦略的売価設定という部分に関しては、更にベテラン社員が磨きをかけてコンピューターに奪われない努力が必要なのではないだろうか。







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コメント

第01肉屋さん、コメントありがとうございます。
大手ほど使用しているのでしょうね。

投稿: てっちゃん | 2019年11月 1日 (金) 22時03分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
全手動?、そして自動売価設定?。
21幕が楽しみです👍

投稿: てっちゃん | 2019年11月 1日 (金) 22時00分

ビッグデータ・・・どっかで聞いた気がするが
たしかに売価を決めるうんぬんで使われてると聞いたことがあったような気がする。

投稿: 第01肉屋 | 2019年11月 1日 (金) 18時30分

某社には全手動自動売価設定というマンパワー型手法が存在します(笑)。詳細は夜の筑波で(笑)。

投稿: dadama | 2019年11月 1日 (金) 18時11分

私の知るお店では全手動自動売価設定(笑)というマンパワーのお店がありますよ。21幕の懇親会ネタに取っておきます(笑)。

投稿: dadama | 2019年11月 1日 (金) 15時54分

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