打ち合わせ
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
何回目になるだろうか。
自分の店で研修会が開催されるのは。
自社が属する企業グループで開催される研修会。
店長、各部門、バイヤー等の各種研修会。
そんな研修会が毎月数回づつ開催されているのだが、年に一度程度何かしらの研修会が自社の店舗で開催されるのだが、その時にそのお店の店長として過去に数回上記のような研修会を経験してきた。
精肉チーフ研修会。
鮮魚バイヤー研修会。
惣菜チーフ研修会。
部門チーフの研修会とは言え、競合店のMRもあり自店との比較からいろいろなアドバイスを頂く場面もあったり、店舗全体からのアドバイス等もあり、従来の研修会でもお互いに実のある研修会となっている。
そして今回は青果チーフの研修会。
青果と言えば、7月〜8月の業績は全国的に大不振である。
業界の平均値でも95%前後ではなかろうか。
かってない数値、と思う方も多いかと思うが、青果部門のメインである野菜は相場に大きく左右される部門。
キャベツが98円の時もあれば500円近い時もある。
このように相場が乱高下を繰り返し、常に相場に連動して売価が変動する部門もそう無いであろう。
そして、その相場の乱高下のお陰で野菜部門は売り上げを大きく割ることもあれば、相場高が続けば黙ってても勝手に売り上げが拡大してくれる時もある。
そしてその相場を振り返ってみると。
昨年7月から10月にかけては相場高の状態が続いていた。
野菜の相場高の高値傾向で継続していく状況。
このような状況になると、キャベツ1個298円が当たり前の状態となり、それでも食事の必需品であるキャベツは買わないわけにはいかないから購入する。逆に言うとそれ以外に果実類等の購入が控えられるようになる。
とは言え野菜の単価アップによる売り上げ拡大と言う環境は続く。
結局は、黙っていても売り上げが高まったのが昨年の野菜の売り上げであったと言えるのだ。
そして今はその逆の相場環境にある。
原価が下がっている訳であるから利益は取りやすいが単価が下がり、それと共に売上金額自体も伸び悩む。
それが7月〜8月の青果の不振要因であろう。
それに対して自社、自店がどんな取り組みをして売上の底支えをしたか。
その部分の取り組み内容の打ち合わせを、先日青果バイヤーと青果トレーナー、そして当店の青果チーフと売り合わせをした。
青果の相場安については先日のブログでも記した。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2019/09/post-5611c1.html
何れにしても野菜は生活の必需品。
食生活にはなくてはならない食材であり、その必需品であるから相場の高低に関わらずに必要な食材となる。
よってその単価で売上が左右されるのは致し方ないことではある。
しかし、お客様目線で捉えた場合には、その単価の高低が野菜以外の購入動機をも左右させていることに気づくべきであろう。
そんな打ち合わせをしながら、9月の業績をなんとしてでも仮説に基づいて構築し、10月の研修会に臨みたいものである。
| 固定リンク
「自己啓発」カテゴリの記事
- リアルな情報(2021.01.21)
- メンタルを鍛える(2020.08.16)
- 他者からの学び方(2020.08.04)
- 初めてのKindle(2020.06.12)
- 弱みを強みに(2020.05.28)
コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
52週MDを紐解くと、昨年の10月は蜜入りの「おいらせ」や「北斗」を単品量販によって売り込んでいた記録が残っています。やはりこの時期はぶどうも終わり、早生みかんが出始める前ですから、サンふじが出る前に上記のような蜜入りりんごが瞬間的に出荷されるため、それらをタイムリーに仕掛けたいですね。
投稿: てっちゃん | 2019年9月18日 (水) 00時33分
第01肉屋さん、コメントありがとうございます。
なんとまぁ大変な1日、そして大変な立場におありのようですね(笑)。
そして開店1時間前からの死闘。本当にご苦労様でした。このようなトラブルを何度か経験すると怖いものがだんだん薄れていくものです。そしてバイヤーとの信頼関係も構築できるのではないでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2019年9月18日 (水) 00時23分
こういう時こそ52週MDの反省を活用すべきなのでしょうね。昨年が高騰による異常値なら今年はそのリスクをある程度想定して店舗全体の売上・利益達成の為に何をすべきかメンバーと共有し戦略を立てる。言うは易し行うは難しですが。人手不足を言い訳にしてはいけないのでしょうが日々をやり過ごすだけでも精一杯の現実もありますから。
投稿: dadama | 2019年9月17日 (火) 21時43分
昨日は夜の22時から朝の8時まで回線トラブルが起きシステムダウンのせいで発注やタイムカードが出来ないという悪夢が発生しました。
なので昨日は、POP作れず、スケジュールも入れれず、開店1時間前に急ぎ商品化しつつ売場出しつつ売場作りつつ、POP作りつつスケジュール入れつつ、バイヤーの忠言聞きつつ
開店2分前で売場完成度が75%まで作り上げました。
他の部門は散々な姿でした。
投稿: 第01肉屋 | 2019年9月17日 (火) 10時41分