異国の地で
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
外国人労働者。
もはやこの業界でも当たり前に就業していると思われる。
特に学生としてアルバイトをしている外国人を採用している企業は店舗は多いのではないだろうか。
または在留資格を持つ方が、在留期限の5年間の中でこの業界で技能を習得する為に働いている場合もあろう。
それとは別に、日本人や同じ国の伴侶と共に日本の国籍を所得してここに永住し働いている方もいるのではないか。
いずれにしても多くの外国人がこの業界で活躍しているのが実態。
そして、それらの方がどのような意識で日本で、そしてこの業界で働いているのであろうか。
暮らしの為に仕方なく。
国の親に仕送りのため。
共に暮らす家族のため。
それぞれに目的があり、その目的の為にこの業界でアルバイトやパートとして収入を得ているのだろう。
私もいろいろな外国人のアルバイトやパートと共に仕事をしてきた経緯がある。
言えるのは国柄などというものは無いということ。
それぞれに出身の国は違えど、外国人の働きぶりは国には関係なく個人個人で全く異なる働きぶりを示してくれる。
ある人は真面目にコツコツと笑顔を絶やさずに。
ある人は急に連絡も無く来なくなった方もいた。
国柄というよりも、外国人その人の生き方に依るものであろう。
当店にも中国人の女性がパートで生鮮部門で働いている。
仕事の覚えも早い。
仕事は値付けや品出しである。
値付けと言えば、日本語で書かれた品番を打ち込んで品名カードを値付け機から取り出し、商品に貼り付ける。
それの繰り返しであるから漢字が読めることが前提。
その仕事をこなしながら品出しもしている。
大抵の店舗ではこのような作業は日本人が専任で請け負うことが多いと思う。
しかし彼女はそれを担って無くてはならない存在である。
ある日、私が部門の品出しを手伝っていると、彼女が私に言った。
「店長の品出しはいつも綺麗ネ。」
「◯◯さんも値付けよく頑張っているね。」
「ワタシ、ガンバッテ覚えたよ。」
そんな仕事の話から、ちょっと話がずれて、買い物の話になった。
「このお店ができる前は、ワタシ違うところで買い物してたよ。」
「でもここで働くようになってから、ここ以外で買い物しないよ。」
「だって、このお店が儲かって欲しいから。」
この言葉を聞いて目頭が熱くなった。
日本ではあまり中国人に対しての印象は良く無い。
しかし、この言葉を聞いて中国人の強さを知った。
“末端の国民が皆このような忠誠心を持っているのか”
そうであれば、戦後の中国の発展は当然であろうし、今や世界一の経済力となりつつあるのも納得できるものである。
我々はこの中国人たちから素直に学ぶべき時がきているのではないか。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
→鳩🐦を捕まえて大喜び⁉︎。
Facebook上でもよくdadamaさんがその類の投稿をされていますが(笑)。
外国人を見ていると文化というか国柄というか、そのような生まれ育った環境の違いを感じる時がありますが、フィリピン女性の国では鳩が何かしらの象徴なのでしょうか。そのこと一つとっても、日本の国柄や文化の中での常識と他国の常識の違いの大きさに気づくことは多いですね。
投稿: てっちゃん | 2019年8月25日 (日) 06時08分
どこの国で生まれようが縁あって一緒に働くのですから仕事の楽しさを共感出来ると良いですね。ある店でパートだったフィリピン女性が通勤途中で鳩を捕まえて大喜びだったのを説得して放鳥するのには参りましたが(笑)。
投稿: dadama | 2019年8月24日 (土) 11時41分
第01肉屋さん、コメントありがとうございます。
挨拶は大切ですね。
特に外国人との挨拶はしっかり目と目でアイコンタクトを取ることが重要でしょうか。相手も異国の地でどんな人間性なのかを探るように日本人を見ますから、アイコンタクトをとっての挨拶は相手への安心感を与えるのではないでしょうか。
外国人のお客様に対しても日本人以上に相手の目を見て作り笑顔でもいいから表情の変化を出すようにして挨拶しています。
投稿: てっちゃん | 2019年8月23日 (金) 06時28分
果たして、モンゴル人は、我がスーパーで買い物をしてくるだろうか、近くには安い大黒物産があり、大黒物産を知らなければ我がスーパーで買い物をするのだろうか、
もっと言えば、少し足を伸ばせばイオンモールがある、ウインドウズショッピングには最適であり、時間つぶしにはこれほど良いとこは無い。
我がスーパーのレジを見たらどうだろうか、モンゴル人と会話をしてお疲れ様。また頑張ろうねとなるだろうか。
モンゴル人と仲がいいと感じるのは同じ部署の人たちと事務所の人達だけと感じる。
一部のモンゴル人は不満を爆発させて来なくなった、それを知ったほかのモンゴル人はどう思っているのか、お店に対して不満はないのだろうか。
店長が与えるモンゴル人への配慮は適切か、周りはどう考えているのか。
新人の私には知る由もない。
投稿: 第01肉屋 | 2019年8月23日 (金) 01時18分
海外労働者はイオンの場合は、ロシア人、中国人の雇用が目立っていました。韓国人は一部の商品部に勤める人しか居ませんでした。
今の働きの場では、モンゴル人を採用しています。よく働いていますが、コミュニケーションは全くなく。モンゴル人同士でしか会話はしてない雰囲気です。一部のモンゴル人は不満を爆発させて、出勤しなくなったり多々ありましたが、それでもうまく使っています。
幸い、私の部門では海外労働者が働ける場は設けていないためトラブルなどは今の事ありませんが、言葉の壁というよりも
コミュニケーションの壁がいつくるか分からないので、挨拶だけは欠かさずしています。
投稿: 第01肉屋 | 2019年8月23日 (金) 00時37分