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2019年8月29日 (木)

軽減税率に乗る

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。



昨日は、「折り返し」を記した。

  http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2019/08/post-119ff0.html

お盆商戦とは感覚的には一年の折り返しであり、年末商戦を向かう岐路。
そんな内容だった。

  そして年末へ向かう途中で遭遇する消費増税。

増税とは言っても我々の業界では軽減税率というややこしい税収法が施行される。

  内食で消費される食品は8%据え置き。

ただし、店内の品揃えの中での「お酒」と「雑貨」等は10%の課税となる。
そして、資本金5000万円以下の中小企業においては、キャッシュレス決済で購入金額の5%の還元があるという還元制度の施行。

  その目的で資本金を5000万円以下に引き下げる企業が続出。

もはや消費増税を前に、本職のレベルを高めていくという行為から離れて、マネーゲームの様相を呈してきたように思われる。

  しかし現場ではそんな加熱したマネーゲームを尻目にチャンスの在りどころを探らなければならない。

軽減税率が施行されれば、お客様はどんな消費行動に変化していくのか。

  それでなくても消費行動が低迷しているというのに。

しかし人間は食べなければ生きてはいけない。

  何が何でも食べなければならないのである。

その食材をどこで調達するかという問題に過ぎないのである。

  どこで食材を調達するのか。

そして、それは食材を調達するのかそれとも調理されたものをそのまま食するのかの選択肢となっていく。

  従来はその購入に対しての課税が一律8%であった。

それが、10月からは調理されて食事のスペースまで用意されているお店で食事をすれば10%の課税が、未調理もしくわ調理済でも自宅で食事をする場合は8%の据え置き課税で済むという選択肢になっていくのである。

  要は外食の場合は10%で内食の場合は8%据え置きの課税。

たかだか2%の違いとはいえ、これが普段から課税されるのであるから結果的には影響は大きいと言えるだろう。
そして外食に頼る人間とは、単身者や独身者に多く含まれるのではないだろうか。

  要は外食を利用するのは単身者や独身者に多いということ。

そんな単身者は独身者の何割かは、外食から内食へと切り替える方も多いのではないだろうか。

  外食からスーパーの弁当を購入し自宅で食事。
  外食からスーパーで素材を購入し自宅で料理。

そのように食事のパターンを変える方が結構発生するのではないだろうか。

  ということはまず第一にはスーパーのお弁当や即食品の購入に大きな変化が現れるであろう。

よって、惣菜やベーカリーを擁するスーパーと小売業には大きなチャンスが到来する。

  一番簡単なのはスーパーやコンビニで弁当を購入して自宅で消費する。

これで8%の税率で食事ができると言うことになる。
次に、スーパーで素材を購入して自宅で料理をして食事をすると言うスタイルも増加していくと言うこと。

  特に、独身者や単身者の内食化が進むことである。

しかし、独身者や単身者で従来は外食に頼っていた人達が、いきなりスーパーで手の込んだ料理を作るとは思えない。

  当面はクックドゥ等を利用した簡単メニューであろうか。

いわゆる調味食品と呼ばれる商材と野菜や豚肉と合わせて炒める簡単メニュー商材の需要が高まっていくであろう。
そのような商品は各メーカーから続々と発売されている。

  それらをこの増税機に如何にお客様にアピールしていくか。

これに関してはメーカー側も大いに積極的に仕掛けていくべきであろうか。

  軽減税率施行まであと1ヶ月となった。








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コメント

第01肉屋さん、コメントありがとうございます。
徹底した試食攻勢。
それが今は数値に現れなくてもいずれお客様のリピートを誘うもの。
自店の商品、自分が捌いた商品を如何にお客様の胃袋の入れてもらうか。
そこが最終目的ですから、その体験が出来るか出来ないかの違いは大きいと思いますよ。

投稿: てっちゃん | 2019年8月31日 (土) 05時59分

ザ・ビッグは増税対策の売場が良かった
単価の高い商品をゴッソリ並べて今が買い時POPが陳列されているのもインパクトがあってよかった。特にグロッサリーの入り口正面の催事場のお菓子の売場展開が良くて子供が好きそうな置き方。
対して、うちのお店は、まだ増税対策はしていなくて、ようやく青果の正面売場がスイカから梨に変わり、ギフトの梨展開も始まったが、青果が高騰して商品の欠品が目立つ。
チラシの商品も11時には品切れを起こし、お詫びのアナウンスや、POP告知を行うようになった。
大して自分の精肉は、ハンバーグを平日メインにして、お盆が終わって利益重視から売り上げ重視に変わり、平日に売上をトントンにさせるために演出と売場作りと試食とアナウンスで客寄せしてます。
特に試食を今後必ず実施するように上から指示が来て、手軽に試食が出来そうな揚げ物を試食で出しています。
手が空けば牛焼いたり、豚焼いたりしてますが、如何せん 客数が見込める日でお昼の12時は人員が足らず一切試食が出来なくて、ほぼ生産に追われています。

投稿: 第01肉屋 | 2019年8月30日 (金) 18時18分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
確かに9月の買いだめ需要の反動はあるでしょう。
とは言いながら、人間は食べて生きていく動物。その食品をどこで購入するかの競争が更にしのぎを削る時となるのでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2019年8月29日 (木) 21時59分

昨日も記しましたが「増税」の悪魔の囁きは消費全体を冷え込ませると思うのです。低減税率だろうが全体の消費は暫く冷え込むでしょうね。食品は極悪飲料(笑)を除き据え置きだからあまり影響ないだろうと思っていると痛い目に合う気がしてなりません。食品は尤も価格に弾力性がある分野ですから増税全体のしわ寄せでディスカウンターに客足を奪われないよう商品力をつけなければならない時期でしょうね。

投稿: dadama | 2019年8月29日 (木) 19時37分

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