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2019年8月19日 (月)

生花での来店動機

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


お盆商戦。

  先日もお盆商戦2019を記した。

お盆商戦に欠かせないもの。

  それは何よりも仏花である。

墓参りの為に、お供えの生花を用意する。
また、仏壇にもお供えの生花を用意する。

  普段の倍〜3倍の仏花を用意しなければならない。

よって、それぞれの家庭の主婦は仏花をどこで購入するかを事前に決定している方が多い。

  「近所の花屋さん」で購入しますよ。
  「近くの道の駅」で購入しますよ
  「近くのスーパー」で購入しますよ。
  「近くの農産直売所」で購入しますよ。

自店のパートさんの話を聞いても、それぞれに普段から生花の購入店舗はそれなりにある程度固定されて決まっているようだ。

  要は「生花」が来店動機の中枢を担うのである。

よって、生花の強い店舗はお盆商戦を有利に進められると言うことである。

  11日〜16日までの間の生花の集中は毎年のこと。

特に、12日〜13日は100万単位で売上を記録する花屋さんやスーパー、GMSが多いと思われる。
そして、それだけの売上を誇るGMSやスーパーといえども、自店で生花を購入して花束として商品化しているところはほとんど無いであろう。

  要は全てが委託している花屋さんの業務となる。

当店も無人で花売場を設置しているが、お盆期間になると入り口正面に10尺以上のスペースを陣取り生花を展開するが、11日夜にこれでもかと大陳するにも関わらず、翌日の午後にはカスカスの状態となりその日のうちに再び納品してもらう。

  それでもまた13日の午前中にはカスカスの状態。

お客様も、「あれだけあったのに、もう無いの?。」と呆れて聞いてくる。

  それだけ生花に関してはお客様の争奪戦が繰り広げられるのだ(笑)。

自分達の生きるための食材も大切だが、この時ばかりはご先祖様へのお供えの花は、絶対になくてはならないものなのである。
よって、それは何をおいても優先すべき買い物であり、その為に購入する店舗を決めて買い物に行くという動機は非常に硬いものだと言えよう。

よって、食品の売場の維持という部分以上に、この期間に重要なのは「生花」の支持率なのである。

  “あのお店のお花を品質が良いよ”

そんな花に関するロイヤリティーが、この時期の来店動機を大いに左右しているのである。
よって、この時期には委託している「花屋」さんとのコミュニケーションが必須となってくる。

  当店も地域で有力な花屋さんに委託している。

それでも、最大ピーク時には品薄状態となってしまうのである。

  それが、開店以来4年連続で同様の結果。

そして生花の売り上げは、毎年二桁で伸び続けているお盆商戦。

  まだまだ生花に関しては伸び代があるということだろう。

そして生花の支持の高さが、お盆商戦の明暗を握っているということをしっかりと認識することであろう。









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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
結局は普段からの支持の高さがこの時ばかりは現れるのでしょうね。
もはや地域内の口コミの威力といっても過言ではないでしょう。
何と言っても、花屋はチラシが入っていないのですから、チラシからの来店動機ゼロ。そこにあるのは、「あのお店の花屋に行けば、からなず日持ちのするいい花が適値で買える」というお客様の信頼度。それを毎年構築しながらお盆商戦、彼岸商戦で店舗の位置付けを高めてきてくれたということでしょうか。
秋彼岸が早くも楽しみです。

投稿: てっちゃん | 2019年8月20日 (火) 17時27分

お客様にあてにされ、支持される売場を目の当たりに見ましたね(笑)。鮮度、品揃え、クリンネス等基本の徹底は顧客支持率を上げるのに大切ですが、そこに旬や行事、晴れの日に当てた圧倒的商品量もお客様に支持される要素だと思います。課題は売手がどれだけ殺気を持って売り切るか(笑)。人材がタイトな中ですが積んであの手この手で売り切る事が仕事の楽しみでありメンバーの成長に繋がるのではないでしょうか。

投稿: dadama | 2019年8月19日 (月) 17時12分

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