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2019年8月 7日 (水)

部下の名前

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。



先日、パートさんの手荷物検査をしていた時のこと。

  「店長は全員の名前を覚えているんですね。」

と言われた。

当社では、パートさんが退社する時に事務所前の通路でパートさんが持つバックの中をチェックして、不正をしていないかどうかのチェックをするのだが、その時にパートさんが書いた自分の名前のところを指差して「◯◯です。」と自分の名前を言うのであるが、私の場合はまずこちらからパートさんの名前を言ってから手荷物検査をして、その後に名前を探すようにしている。

  それは全員の名前を知っていることが前提であるが。

そして、店長がパートさん全員の名前を知っているという事が、そのパートさんにとってみると意外だったらしい。

  “店長が全員のパートさんまでの名前を覚えてくれている”

それは私にとってみると至極当然のことだと思っている。

  なぜか?。

全てのパートさんは自分が面接して自分が採用を決定し自分で履歴書等から契約書を作成したからである。

  その時点で採用したパートさんの名前と顔を一致させるから。

正社員の採用と人事異動に関しては本部の人事部の領域となるが、店舗のパートさんの採用は全て店舗での領域であり、その面接と採用決定、そして契約書の作成と交付は全て店舗ですべきこととなる。

店舗の店長のやり方にもよるが、その一連の流れを私は全て自分で行なっている。

  副店長でもチーフでも本部人事でもない。

そこだけは店長管轄で一手に引き受けているから、入社後のパートさんの名前を覚えているか否かはこの段階で決まるのである。

  当然企業規模や店舗規模にもよるだろう。

ある企業や店舗では、採用は部門チーフに任せたり副店長に任せたりという企業や店舗もあるかもしれない。

  しかし私は採用に関しては全て自分の裁量で決定している。

よって、部門の人材と人員に関しては全て自分の責任だとも思っている。

  人材不足は全て店長責任。

人材を採用し部門の人員をあるべき姿に維持させるか否か。
それを自分の責任だと思うから、如何に人材を集められるかを掘り下げていけるのである。

  それは時給という水準だけの問題ではない。

逆に時給を世間水準以上に引き上げてしまうと、時給の高さという理由を以って社員とパートさんとの関係は時給の高さだけで結ばれるという関係に冷え切ってしまうとも思っている。

  時給の低さをどうカバーするか?。

それを如何に掘り下げて検証し、パートさんが辞めない体制なり文化なり、店舗の正社員の行動に繋げられるか。

  その一環がパートさんの名前を覚えるということなのかもしれない。

せいぜい約100名の店舗である。
そして、部門別のシフト表を毎月一回は書き換えて、現在の部門の全従業員がどの時間帯から勤務できるのかを契約書を基に作成しているのであるから、必然的に部門別にパートさんの名前と契約時間を覚えることなる苦でもない。

あるときはパートさんの手荷物検査の時にこう言ったこともある。

  「あれ!、今日は帰りが早いね?」

    「はい、ちょっと息子が風邪をひいて。」

  「それは、そっち優先だね。お大事に(笑)。」

これが2層も3層もある大型店舗や百貨店の場合は、フロア長がこのような役割をするのであろうし、企業としては各テナントのチーフが自部門の人材を採用し管理する店舗もあろう。

  しかしそれでも私なら全ての人材の名前を覚えたい。

そこから店舗の団結力は生まれていくのであろう。








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店長の仕事」カテゴリの記事

コメント

ただのバイトさん、コメントありがとうございます。
→「宇宙を相手にしているわけではない。人間が相手なのだから小売業は一番やりやすい仕事なんだよ」
その人間という相手が日々時代とともに変化していくから、鈴木氏は「変化への対応」を標榜し過去の成功体験を捨てて、常に目の前のお客様に追随することを徹底させていたのだと思います。

投稿: てっちゃん | 2019年8月10日 (土) 06時19分

故田中角栄氏は一度会った人物の名前と特徴は全て頭に入っていたそうですね。
自分より高学歴な官僚を自由自在に操り、コンピューター付きブルドーザーの異名を持つ彼は、何より人たらしでした。

目上の方に名前を覚えてもらったら、単純に嬉しいです。

ところで、最近の日経新聞にゴタゴタ続きのセブンについて取り上げた記事がありました。少し引用します。

>セブンカフェ、金の食パン、銀行などかつては進取の気性でヒットを連発したが、最近は見当たらない。デフレ期でも「多少高くてもおいしいものが売れる」「欲しいものがなければ作ればいい」といった過去の成功体験を否定するカリスマ的な指導力が市場を創造した。

セブンの鈴木名誉顧問に聞くと最近の経営については口を閉ざす。ただ「同質化競争をしているから飽和状態になる。流通業は蓄積じゃない。新しいことに挑むこと」と歯がゆさを見せる。セブンの現場は優秀だが、まじめさだけでは横並びの発想しか浮かばない。ヒット商品は見たことがないからヒットする。だから周囲の反対意見を恐れては何も生まれない。

鈴木氏は「宇宙を相手にしているわけではない。人間が相手なのだから小売業は一番やりやすい仕事なんだよ」と話す。顧客とオーナーの立場に立ち、潜在需要を開拓することが先駆者セブンの使命のはずだ。

>「宇宙を相手にしているわけではない。人間が相手なのだから小売業は一番やりやすい仕事なんだよ」
>「宇宙を相手にしているわけではない。人間が相手なのだから小売業は一番やりやすい仕事なんだよ」
>「宇宙を相手にしているわけではない。人間が相手なのだから小売業は一番やりやすい仕事なんだよ」

投稿: ただのバイト | 2019年8月10日 (土) 02時08分

sakaeさん、コメントありがとうございます。
毎日パートさんと接する。
非常に大切な日常の理想像ではないでしょうか。
そんな日常の繰り返しが皆の名前を覚える最短距離なのかもしれませんね。

投稿: てっちゃん | 2019年8月 8日 (木) 20時47分

私は記憶力がいいのか、いつの間にか全部門の人の名前を覚えています。加えて新入社員の名前も覚えてしまいます。他の社員の人に聞くと、みんな覚えていないみたいで驚かれます。
関心がないから覚えられないのかもしれませんが、毎日パートさん達と接していれば、無理に覚えようとしなくても自然に覚えてしまうと思います。

投稿: sakae | 2019年8月 8日 (木) 19時42分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
どうしても現場で仕事をする都合上、パートさん達までの名前は否が応でも覚えなくては仕事になりませんね。
現場から離れた瞬間にそんな緊張感はなくなってしまうのかもしれませんが。

投稿: てっちゃん | 2019年8月 8日 (木) 17時50分

k.kさん、コメントありがとうございます。
他部門のメンバーさんの顔と名前の一致は部門の人間では難しいしょうね。
ただし、一戦交えた人間の名前は忘れないという面白い結果。喧嘩友達はいかに自分を育ててくれるかという逆説でしょうか(笑)。

投稿: てっちゃん | 2019年8月 8日 (木) 17時47分

加齢の性か最近ビックリするほど名前が思い出せなくなり(笑)。でも名前を覚え〇〇さんて呼ぶ事からコミュニケーションは始まるのですから否が応でも名前は覚えなければなりませんね。最近は視力も落ち名札のカンニングもままなりません(笑)。

投稿: dadama | 2019年8月 8日 (木) 16時01分

これは大事な事ですね。私たち部門の人間は自部門と隣の部門。例えば青果、精肉ぐらいは全員解りますがデリカやベーカリーは社員クラスしか解りません。しかも午前で帰る人などは全く存在自体も解らない。顔を見たことある程度です。むこうも魚屋の訛った親方くらいで思ってるでしょう(笑) 目立ったボス格のパートさんは何故か解ります。不思議です、存在感でしょうか。オーラがありますよね。
人に認めてもらうにはまず相手を認める。意識する、させる。出来てない自分がいます。
店長、副店長、事務員さんまでが全員の名前覚えてますね、凄いことです。しかも転勤したら又2週間位で全員の名前を把握する。
私は当時目立っていた方や仕事で一戦交えた方は何十年経っても覚えてますが昔好きだった人の名前は忘れてますねー そんな人生です(>_<)

投稿: k,k | 2019年8月 8日 (木) 14時24分

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