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2019年8月26日 (月)

セットで売る文化

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


関連販売。

  どこまでやれば良いのだろう?。

一切やらない企業もあろうし、ここまでやるかという企業もあろう。

  定番を大切にする気質か点数アップを大切にする気質か。

この考え方のいずれを重視するかという選択が売場に反映されるのであろう。

  関連販売を強化すればするほどそこに時間が割かれ定番がおそろかになる。

それが関連販売に力を入れず、あくまでも定番の品揃えと欠品対策を最重点として基本を頑なに守ろうとする気風の企業。
基本を重点政策としながらも、同時に主力単品と合わせて購買される関連を主力品の近くでの関連販売に力を入れる企業。

  それは商売に対する企業の考え方の現れでもある。

そして、関連販売に力を入れながらも定番の欠品や前出しのされない売場をまま見ることもある。

  本末転倒。

上記のような、その言葉がそのまま当てはまる店舗も多い。
そのことが更に基本を遵守する企業からすると、余計な継続できないことには手を出さないという気風が作られていくのではないだろうか。

しかし売場を見ていると、主力単品というか主力のメニューには必ずと言って良いほどの定番の関連品があることに気づくのである。

  定番メニューの定番の関連品。

それは、日本人が好きなメニューである「カレーライス」「焼きそば」。

  カレーには「福神漬け」。
  焼きそばには「紅生姜」。

これはもう定番中の定番でお客様がセットで購入される代表格と言える。

  定番中の定番だから主力品のそばにおいてやるべきであろう。

それはお客様の為にも絶対に必要なことだとも思う。

  それは定番で選んでもらえば良いだろう。

そういう発想もあろうが、わざわざお客様を定番まで戻させて、もしくは定番コーナーを探させて買い物動線を複雑にさせることになるのではないか。

  定番をわざわざ探させる。

いかに定期的に来店されるお客様とはいえ、福神漬けの場所や紅生姜の場所は概ね青果とほど同じ位置の反対側に品揃えされているのが一般的だ。

  カレーや焼きそばは店舗の客動線の真ん中以降。

そこからお客様をわざわざ店舗入り口の青果付近まで戻させるという発想。

  よって関連の福神漬けや紅生姜を諦めるお客様もいるだろう。

それがお客様一人当たりの買い上げ点数に大きく反映されるのである。

  それは、キャベツと回鍋肉、ピーマンと青椒肉絲のメニューにも当てはまる。

キャベツを回鍋肉で食べる、ピーマンを青椒肉絲で食べる。
そんな一般的なメニューなのであるから、キャベツの近くにクックドゥの回鍋肉、ピーマンの近くにクックドゥの青椒肉絲を関連販売として陳列する。

  関連品を定番価格で販売する。

野菜類で価格訴求をするも、食品の関連品でしっかり利益を稼ぐ。
そんな構図も描きやすくなる。

  店舗計での点数拡大。
  店舗計での利益拡大。
  店舗計での協力体制。

色々な意味での、主力品での関連販売の効果と言えようか。






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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
全く同感ですね。
元売場の主役と関連販売の脇役。
この役割が明確になってこそ、相乗効果が現れるのだと思います。

投稿: てっちゃん | 2019年8月26日 (月) 22時27分

私が関連販売の必要性を感じたのは酒とつまみでしょうか(笑)。主従がしっかりしてる物は定番よりも関連販売のがヒットすると思います。但し欲張ってはいけない.あくまで従ですからお気に入りやおススメの一品で良いと思うのです。お茶に和菓子、コーヒーに洋菓子、これからは新米の季節ですから新米の付け合わせに一品・・・海苔、佃煮、なめ茸、ふりかけ・・・何でも良いと思うのです。新米ですから美味しさを引き立てる脇役、価格ではなく美味しさをイメージ出来る一品をコト訴求と共に売り込みたいですね。

投稿: dadama | 2019年8月26日 (月) 20時22分

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