自然の結末
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
以前のブログ。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2019/06/post-703f64.html
「人は体験からしか学べない」を記した。
自分の体験が一番の学びの場。
それは、一連の行動が自分の頭で描いたストーリーを自分で実践した結果であることが何よりも大切なのである。
そこから結果としての成功、失敗を自分で判断し自分で次のストーリーを描いてリスタートが出来るという流れ。
まさに「PDCA」を自分で回すことが大切なのである。
そして今日は自然の結末について。
PDCAについては自分の仕事面においての進め方。
それ以前に、自分の行動や態度、組織内でのコミュニケーションといった人間の基本的な行動や心理についての学びはどうすべきだろう。
今日はそれについて書いてみたい。
「人は体験からしか学べない」に関しては、結局は自分で「PDCA」を回すということが大切なのは理解できた。
では、その一番重要な部分はどこなのだろうか。
それは、結末を体験することだと考える。
自分で描いたストーリーの結末だから大いに学べるのである。
そしてそれは、ビジネスの場だけではなく、もっと普段の自分の生活面においても同様であると言える。
自分の私生活。
私生活でもビジネス同様に、いやそれ以上に自分でPDCAを回すことになるであろう。
自分が属する企業内であれば、ある程度は自社内の枠内での行動や思考の範囲内で自分の領域を自由にPDCAを回すことになるが、私生活においてはその枠も全くない状況で自分の行動を自分で決めなければならない。
ある程度は法律とか習慣とか人間としての倫理は存在するが。
それでも、通常の生活においての自分の行動に関してはフリーな立場で自分で思考し自分で行動する領域はビジネスの比ではない。
そこで大切なのは「自然の結末を体験する」ということだ。
自然の結末とは、自分で思考し自分で行動した結末を自分の身を以って体験するということである。
他人や上司が先手を打って結末を左右させてはいけないということだ。
幼少時の危険から遠ざけるということは親として当然ではあるが、社会人として例えば遅刻をしたとしよう。
当然に、周囲からは不信感が与えられる。
その周囲からの不信感を敢えて遮らずに、本人がそれを受け止める機会を阻止しないということだ。
結果的に本人が痛い思いをすることになる。
この痛みを実体験させなければ、本人が自分で「PDCA」を回して次回からはどのような行動を取るかが見えてこないからである。
しかし、部下の業績は自分の業績と直結するもの。
部下に失敗させられないという心理が上司には働くもの。
そこで、必要以上に部下を成功に導くべく上司が奮闘してしまう。
結果として部下に「自然の結末」を体験する機会を奪ってしまう。
上司として、敢えて自然の結末を体験する、そして体験させるという行為は自らもそんな体験をし自らそこから這い上がってきた経験が無いと出来ないものだ。
だからいずれ部下にもその時の訓練をさせておく必要がある。
これは、企業として脈々と永続させていくにも必要な部下育成手法であると言える。
自分の一時の欲ではなく企業の永続を優先させる。
その視点に立てば、後者を選択することにより、部下がいずれはその失敗を克服して一つ一つの行動からよりレベルの高い業務遂行力と人間関係力を身につけていくであろう。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
組織内でのそれぞれの役割。
それは、実際にそこでやってみないと見えてこない組織の裏側があります。
店舗では見えない組織の裏側。
本部では見えない組織の裏側。
そしてそれぞれ今目の前にしている現実。その両面を体験して初めて組織運営が見えてくるのだと思います。
店舗とい現場にいると、販売や接客といった華やかな表面上の業務に脚光が浴びがちですが、それを支える本部スタッフの気持ちも理解しながら店舗運営ができるようになれば本物でしょうか。
投稿: てっちゃん | 2019年7月 4日 (木) 06時25分
いよいよ現役生活にカウントダウンが始まってもまだまだ新しい気づきを貰うこの頃、監獄(笑)にいると改めて実践できる環境を持つ羨ましさを感じてます。日々色々なデータを見ていると店舗では感覚で行動した事を数値としてより深く掘り下げる事が出来るなーと思いながら、現場を持たないスタッフの悲しさ実践と結果が出せない。全ての答えは現場にありき。現場でリアルにPDCAを回す事がこの業界の醍醐味や働き甲斐・楽しさを感じる事が出来ますね。
投稿: dadama | 2019年7月 3日 (水) 22時40分
k.kさん、コメントありがとうございます。
自分で考え自分で行動し、結果を自ら受け止める。失敗に場合の後始末はチーフと共に考え実行する。
何よりの現場でのOJTではないでしょうか。素晴らしい。
投稿: てっちゃん | 2019年7月 3日 (水) 10時18分
いちチーフでは偉そうな事は出来ませんが、部下に売りたい魚、やり方を曜日を決めてやらせる事にしました。自企業のやり方だけでは幅がないので他企業見て良いなと思ったのはどんどん提案して行けと。コンプラだけチェックしてやらせます。失敗したら何で取り戻すかを一緒に考えてみます。いつまでも担当ではもったいないので(^_^;) 多少パワハラになるかもですが愛情持って教えます。
投稿: k,k | 2019年7月 3日 (水) 09時50分