開店から3年
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、ふと気がついたことがある。
“開店してからちょうど3年かぁ〜”
思えば、3年前の7月2日に新店としてオープンしたのだから、今月の1日で丸3年が経過したのである。
本当にいつの間にか、という印象。
その途中途中は長い道のりではあったのであるが、こうやって振り返ってみると「いつの間にか」と思ってしまう。
以前のブログで書いたことがある。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2017/12/333-f74b.html
3・3・3・3の原則。
新店開店時に注意すべき時期。
3日後に、まず生鮮の商品の鮮度落ちが始まる。
3週間後、本部応援もなくなり店舗の力がもろに出てくる。
3ヶ月後、お客様の飽きが出てきて、選別が始まる。
3年後に、新規開店メンバーが人事異動により価値観が変わる。
そして、3年後に差し掛かった。
3年後にはメンバーが入れ替わり当初の価値観が崩れていく。
思えば、当初の新店メンバーは現在私を含めて3名のみ(正社員)。
部門チーフは全て入れ替わった。
担当者からチーフ昇格した社員が1名。
そして副店長は不変である。
私にとって副店長の異動がなかったのは幸いである。
しかし部門チーフに至っては部門にとって3人目のチーフという部門も3部門もあり、当初の店舗コンセプトや部門コンセプト、そして事前の接客訓練等から脈々と続くお店の行動規範というものは開店からその部門で頑張り続けるパートさん達にのみ息吹いているという感じであろうか。
しかし店長と副店長が不変である限りその軸は変わらない。
例えば全体朝礼などは、従来から継続してきた文化であり、そこから店舗の1日が始まるという認識は脈々と続いていると思われる。
自分が部門の人員というよりも店舗の人員として、他部門のパートさんとも全体朝礼を通して触れ合いながら、今日の出社人員を確認し、お互いに身だしなみのチェックをしながら相手の目を見て挨拶訓練をするという習わしは続けていかねばならないと思っている。
思えばこのお店は数値面でのコンセプトに徹したように思う。
数値を基準にして、日々のミーティングもそうだが部下とのコミュニケーションやパートさんとのコミュニケーションも単品量販や売上昨年比、粗利安定を軸にしたコミュニケーションを確立するためにコンセプトを立案したように思える。
そしてパートさん達とのコミュニケーションは、安定した就業を軸にしたものであったように思う。
その一つが全体朝礼の欠かさない実施。
それによって、自分の存在が店舗の中でも存在意義に繋がり、他部門との人員との触れ合いの中からの団結力のようなものが芽生え、自分が常に全体の中で認識されているという連帯感を感じるような環境作りに徹してきたように思う。
そのことが人材不足に陥らない要素だったのかもしれない。
確かに、パートさん達の入れ替わりは多かった。
部門の中での新店メンバーは部門の格差もあるがせいぜい3割程度であろうか。
しかし、退職者が出たら入社者も入るというパターン。
よって、教育という期間を要さなければならないが、常に頭数においてはなんとか規定の人員が揃うようにはなってきている。
それもやはり一貫したコンセプトのお陰であろうか。
店舗で一つになるというコンセプト。
それは、開店前から入社されているパートさん達をなんとかこの店舗で働きがいを感じて頂き、末長く就業してほしいという願いからのコンセプトであり、その願いがなんとか脈々と続いていることは嬉しい限りである。
そして、いよいよ4年目に突入。
周囲からは完全に既存店としての位置付けになってしまったのだろうが、私的にはまだまだ新店の初々しさを失わずに店舗運営を続けていきたいと思っている。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
人事に関してだけは自分の思惑通りにはいかないものですから、ここから大どんでん返しがあるやもしれません(笑)。
しかし、どのお店もそれぞれに思い出があり、そこで自分がどれほどの影響力を持って店舗運営できたのかは、やはり終わってみて初めてわかるのではないでしょうか。終わらなければ見えてこないから、終わるまで手を抜けないと言うことでもありますが。
投稿: てっちゃん | 2019年7月17日 (水) 08時03分
時間的にも今のお店がてっちゃんの終の棲家となるのでしょうか?てっちゃんのDNAを受け継いだ若きメンバーの活躍に期待したいですね。
メンバーと共に初心に帰るのもまた善し。お互い自分が卒業証書を貰う日も近いですから悔いを残さぬよう走り切りたいですね。
投稿: dadama | 2019年7月16日 (火) 18時51分