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2019年7月 8日 (月)

清掃のプロ〜心を磨く

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日のNHK仕事の流儀。

  「清掃のプロ 新津春子さん」を放映していた。

この新津春子さんは、数年前にも仕事の流儀に出演したらしい。
2015年に放映された「心を込めて あたりまえの日常を」というタイトルの仕事の流儀に登場し、その年の「仕事の流儀」で最高視聴率を獲得したという。

  それだけ大きな反響があったということだ。

番組冒頭での挨拶の際の日本語のイントネーションが日本人らしくないなと思ったが、後でわかった事だが彼女は残留日本人の児子2世だという。
だから血筋は日本人だが、その幼少の頃を中国で暮らしてきた為そのようなイントネーションが残ったのであろう。

そして17歳の時に日本に帰ってきたのだが、誰も日本語を話せない。よって仕事も無かったらしい。

  しかし、言葉は話せなくても清掃の仕事はできる。

そこから清掃一筋。そして誰もが認めるプロフェッショナルへとなっていくのだ。

そして彼女の功績によって、ギリスにある世界最大の航空業界格付け会社・スカイトラックス社が公開している格付けランキングで、2013年、14年の2年連続“世界で最も清潔な空港”に羽田空港が選ばれることになるのである。

  彼女の思う仕事の流儀とは?。

「心を込(こ)める、ということです。心とは、自分の優しい気持ちですね。清掃をするものや、それを使う人を思いやる気持ちです。心を込めないと本当の意味で、きれいにできないんですね。そのものや使う人のためにどこまでできるかを、常に考えて清掃しています。心をこめればいろんなことも思いつくし、自分の気持ちのやすらぎができると、人にも幸せを与えられると思うのです」

  清掃に心を込めるという姿勢。

皆さんもご存知の通り、清掃員を普段の私たちはどのように見ているだろうか。

  言葉は悪いが心の通わないロボット程度。

そんな風に思われているのが現実ではないだろうか。
実際に番組でも彼女は言っていた。

  「誰も目を合わせて会話してくれない。」

そう、おそらく、自分と同等の存在として認識していない部分があるのかもしれない。
しかし、彼女は心を込めて仕事をしていれば、必ず人間としての心を心を寄せて寄って来てくれるのだとも言っている。

  そこにこの言葉と清掃を軸とした自分の生きがいを見出しているのであろう。

空港の床をじっと見つめている。

  汚れを探しているのだろうか?。

そう思ったら、パッと立ち上がってその場所へ直行する。
そしてニコニコしながらそこの汚れを指差し、吹き始める。

  “楽しんでいるなぁ〜”

そう、汚れを発見し清掃し、清潔にする。

  そこに仕事の喜び誇りを感じるのであろう。

そしてそれをもっともっと感じたいから、そのこと追求し極め、更に高みの喜びと誇りを手に入れる。

  それが結果的に世界一という結果に繋がり称号となって帰ってくる。

この番組を取材したNHKのディレクターが言っている言葉を引用しよう。

「プロフェッショナル仕事の流儀」はこれまで、さまざまな分野で活躍中のまさに一流のプロの方にご出演頂いてきました。一流と呼ばれる人の多くはすでにメディアに注目され、社会的に高い評価を受けておられる方も少なくありません。でも今回改めて感じたのは、プロ中のプロは地位や名誉とは別の所にもいるということ。気づかないだけで実はもっと身近にいらっしゃるのかもしれません。そしてそういう方々が、人知れず誰かのために全力を尽くしている姿にこそ、私をはじめ、多くの人が心動かされるのではないでしょうか。新津さんに密着した1カ月、私も取材者としての姿勢を見つめ直し、まるで心が洗われていくような、充実した時間を過ごさせて頂きました。

製作者側も今回の取材でこの番組のプロフェッショナルの意味を問い直すきっかけとなったということである。

  自店にも清掃担当者がいる。

販売面や接客面で特に目立つ活躍は出来ないが、私は極力全体朝礼等にて清掃担当者を引き合いに出し、お客様の声を伝えることにしている。

  「店長さん、このお店はいつ来ても綺麗ですね(笑)。」

決して商品を持ち販売面で大きな活躍をすることだけがプロフェッショナルではない。

清掃担当者のように、裏方でコツコツと売場を磨き、そして自らの心を磨くその姿にこそ、我々従業員とお客様は自らの心が洗われていくのではないだろうか。







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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
まさに清掃担当者は我々の心をも磨いてくれる存在なのかもしれませんね。

投稿: てっちゃん | 2019年7月 8日 (月) 22時44分

私は父に教わりました。トイレが綺麗に使えるのは誰のおかげでそれに感謝をした事はあるのか?と。そのおかげで私は清掃される方々に必然的に感謝の念を持つようになれました。振り返れば店長時代に清掃される方々の人気は高かったかも(笑)。

投稿: dadama | 2019年7月 8日 (月) 20時56分

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