継続の3:3:3
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
継続することの大切さ。
それは歳を重ねるごとに身に染みてくるもの。
この業界に入社早々の時には何も感じず、ただひたすらに仕事に没頭していたが、いつしかそれが体験から経験となり知識から知恵となるにつれて、継続することで自分の中に積み上がっていくことが理解できるようになる。
学生時代に野球をやったり、ボートを漕いだりもしていたが、それでも継続してやることがいかに重要かということまでには至らなかった。
それは、まだまだ自分の体も成長し、思考能力も成長していたため、体力の向上とともに技術も向上するのであろうというレベルでしか理解できなかった自分の進化。
しかし社会人として、その業界や仕事に長く身を置くことで自分の中に積み上がっていくものを体系的に理解できるようになってきたのであろう。
そこから導き出された自分なりの継続の原則。
継続の3:3:3 の法則。
よく昔から三日坊主という言葉があった。
3日も続かない。
要は、長続きしないということのたとえ。
上記のはじめの3は、3日。
まずは3日続けてみること。
新規に入社される方も同様であろう。
最初の3日間が非常に重要であること。
新規に入社されるパートさん達も最初の3日間で、職場環境を見るのである。
概ねの仕事の流れ、一日の流れ、そして共に働く従業員の人柄やチーフ、社員、そして店長等の態度。
これらが概ね3日で認知されてしまうもの。
この3日間で辞めずに経過したら当初の課題はパスしたということであろうか。
次の3は3ヶ月。
新たな仕事に就いて3日が経過したが、日々の慣れない仕事においてのストレスを一番感じてくるのが1週間目あたりからであろうか。
周囲の流れになかなか付いていけない。
そう感じるのが1週間以降から。
それは概ね、スピードというよりも、覚えという部分であろうか。
長年の経験者は仕事を体で覚えてしまっている。
しかし新規に入社された方は、まだそこまで行かない。
体で覚えるというよりは、頭で暗記しようとしている時期であろう。
頭で覚えようとしている時期にはどうしてもスピードは劣る。
それが3ヶ月の壁である。
この3ヶ月を乗り越えられれば、大抵のパートさんは継続してくれるものである。
そして3年。
3年の壁は正社員が超えるべき壁であろうか。
仕事は概ね順調に覚えてきた。
しかし、自分の将来がなかなか見えてこないのが3年目。
自分はこの仕事で将来食っていけるのだろうか。
その裏側には、この部門で一生やれるのか?、もしくはこの部門で一生終わってしまうのかという不安であろう。
まだチーフという職位にも昇格していない段階で、自分の将来が見えてこない時期である。
しかし実はチーフ昇格は目の前にあるのだ。
先輩社員や店長はそのことが概ね見えているのであるが、如何せん本人にはそこが見えない。
そこで悩むのである。
さて、自分はこのまま担当者で終わってしまうのではないか、という不安。
それが3年目の壁である。
そこがクリアできれば、チーフとして新たな環境といステージに上がるのであるが。
だから、3年間は辞めずに続けてみること。
そこからまた新たなステージに登り、新たな自分の未来という景色をみることができるのである。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
dadamaさんの場合はまた別の役割がおありかと(笑)。
ぜひ、そちらで企業のご支援を。
ちなみにもう6年ですか。
つい昨日のことのようですね。
投稿: てっちゃん | 2019年8月 2日 (金) 09時50分
sakaeさん、コメントありがとうございます。
企業毎の考えがあると思いますが、私の持論は一つの部門を店長や副店長に丸までに継続して歩むことこそが重要だと思っています。
それは、一つの部門で積み上げていくことで、それは他の部門での通用する奥深さを理解できるということです。
前部門を表面上だけ経験するのか、一つの部門を深海まで掘り下げて経験するのか。自分で後者を歩んだ経験から言えることでしょうか。ただこればかりも本人の捉え方次第かもしれませんが。
投稿: てっちゃん | 2019年8月 2日 (金) 09時47分
この歳で職務をリセットされ最初の3にもオボついておりません(笑)。最後の3までに3年ですかー。今からでも何とか間に合うかなー(笑)。
投稿: dadama | 2019年8月 1日 (木) 23時14分
今日の話題とずれるかもしれませんが、1部門を3年経験するのと3部門を1年ずつ経験するのではどちらが若い人のためになるのでしょうか?
当社ではここ2、3年退職者が多く若い人の3年を待たずの部門異動が頻繁にあります。私は1つの部門を最低3年は経験しないとその部門の特性は理解できないと思っているので、当社の若い人達が可哀想で仕方ないです。
投稿: sakae | 2019年8月 1日 (木) 20時11分