2019 丑の日商戦
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
丑の日商戦が終わった。
思い出したくないほどの厳しい結果。
今年の丑の日商戦の2ヶ月前に販売会議があったが、そこで丑の日商戦に関しての検討会があった。
今年は7月27日の土曜日。
土曜日という曜日周りは、それだけで厳しい結果になるだろうとは思っていた。
しかし、27日という遅いタイミングであれば梅雨も明け、丑の日商戦には多少のフォローの風が吹くかとも思っていた。
結果から見れば、多少の天候には恵まれはしたが・・・ 。
まずは7月前半からの梅雨寒により、一般の方々が週末から夏休みにかけての週末での行楽のタイミングが無かったのが一つの要因ではあったろう。
そこに台風が近づきながらも27日当日は気温上昇し行楽日和。
ここぞとばかりに、この土曜日に海へ山への行楽へ行かれた方が多かったのではないだろうか。
まして日曜日は台風接近していたというタイミング。
土曜日は是が非でも外出するという人々の意識が、土用丑の日というイベントを押しのけてでも高まったことは否めない。
よって、土曜日は開店から夕方までお客様の中抜けが続き、ようやく丑の日の鰻が動き始めたのだが、それも一瞬の出来事でありそれ以降も従来のような怒涛の波は押し寄せなかった。
翌日の日曜日は台風一過でそれどころでは無かった。
今年の丑の日は大いに天候と週末というタイミングに振り回された年といえよう。
とは言いながら・・・ 。
高値相場も安定し、国産うなぎで1尾2000円もする時代での土用丑の日である。
一人2000円なら何を食べる?。
そう考えると、選択肢はうなぎよりもスタミナのつく食材は豊富にあろう。
また、中国産や台湾産のうなぎへ流れた方も多いのではないだろうか。
中国産の長焼きのハーフカットが異常に売れた。
これが今年の傾向である。
中国産の長焼きをインストアで半分にカットして1枚〜3枚程度のパック詰めした商品が異常な動きとなった。
あまりの高単価に中国産へ移行。
それが、今年の流れであったろうか。
そしてそれは、惣菜のうな重にもはっきりと現れた。
国産以上に中国産のうな重が人気となり、ロス無しで完売。
逆に国産のうな重はロスの嵐。
年々縮小均衡にはなってきてはいたが、今年はその傾向が更に加速した年と言えようか。
国産うなぎが1尾1200円前後の時代は来るのであろうか。
こればかりは、シラスウナギの豊漁を願うしかないのであろうか。
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コメント
第01肉屋さん、コメントありがとうございます。
No.1の売場を作ったというプライドと実績は必ずお客様の心を掴んでいるはず。別の機会にお客様からのリベンジが帰ってくるはずです。
しかし、豚の蒲焼、鶏のの蒲焼は何年やっても一向に支持された試しはありませんね。そんななんちゃってを追求するよりも、sakaeさんのようにうなぎ購入のコストを和牛等のステーキへ転換させる展開の方がより実質的に進められるのではないでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2019年8月 1日 (木) 06時07分
私のとこは豚の蒲焼と鶏の蒲焼を売ってましたが、丑の日は肉屋は悲惨でした。
土曜日は丑の日だったこともあり、土~月曜日にかけて牛・豚・鶏・ミンチ・加工肉 全部が予算届かず。
マネキンが日曜日入っても予算だけが高くて当然行かず、鰻には勝てませんでした。
バイヤーが豚の蒲焼の大きな入れ物など展開しましたが、試食もガンガンしましたが、客が居なくて悲惨状態。
早く帰れのメッセージ連絡があったので早々にその日は帰り、日曜日に対策を向けましたが
日曜日すらも鰻、月曜日すらも鰻と悪魔の3日間でしたw
売場作りは市内のどこのお店よりも一番いいものを作り、見せ方もどこのお店よりも一番いいようにしましたが、お店全体が死んでいたので
どうしようもありませんでした。
投稿: 第01肉屋 | 2019年8月 1日 (木) 00時06分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
3日間計ではほぼトントン、という結果もすごいと思います。それだけ関東方面はどこも厳しい結果だったように思います。
それにしてもうなぎの本場は流石に生からの蒲焼を店内加工するのですから当方とは桁違いの取り組みですね。
投稿: てっちゃん | 2019年7月31日 (水) 23時35分
sakaeさん、コメントありがとございます。
千円後半から2千円前半の値頃とは、正に国産うなぎ長焼きの1尾分の値頃と同じ。ということは、御社では国産うなぎから国産牛ステーキへ移行してきたということでしょうか。ここでも精肉部門の今後の取り組みが発展しそうですね。
投稿: てっちゃん | 2019年7月31日 (水) 23時33分
k.kさん、コメントありがとうございます。
うなぎの予約販売。
結局は自腹で購入という部分も含めて、徐々に実需の消費に戻ってきているのもうなぎ低迷の要因と言えるのではないでしょうか。
そしていずれはうなぎに頼らずとも業績が拡大していくビジネスモデルを確立したいものですね。
投稿: てっちゃん | 2019年7月31日 (水) 23時30分
当日は厳しかったですが前後3日間を合わせると売上的には若干のマイナスで着地しました。課題は中身。当社は土用丑は炭火焼をするので炭代はもちろん、人件費、保健所への申請費、焼場の設置費など全てを原価に組み込んで利益が出たかを検証します・・・この事情はお察し下さい(笑)
投稿: dadama | 2019年7月31日 (水) 21時48分
ご無沙汰しています。
今年の丑の日商戦ですが、牛肉が好調でした。
千円後半から二千円前半の国産牛のステーキがばかすか売れました。また、外国産のステーキの動きも良かったです。今年に入ってからステーキに力を入れた売場作りの成果が少しは出たのだと思っています。
ステーキ、薄切り、焼肉とどれも高単価の商品を中心に品揃えをしたのが好調な結果に繋がりました。
来年は、牛肉が更に伸びるだろうと予想しています。
投稿: sakae | 2019年7月31日 (水) 20時20分
この二週間は大変でした、予約が取れない。部下任せもキツそうなので自分も近隣の会社に営業いって。見かねて店長も色々動いて頂いたのですが何とも嚴しい。チーフ連中の中には自ら30~40尾買って補う輩も毎年おりますが個人で必要ない魚を7~8万円買っても評価上げる感覚が私にはありませんでした。 やはりハーフカットや中国産が動きましたね。意外と他社のマネで四尾一万円作りましたが売れる!びっくりしました。買う人は金にイトメつけないんですね。私は嫁の親類のお中元に人数分買いましたが自宅用はハーフです笑 ナマズや練り物のフェイク商品も視野に入れても実際は売れてはいないですね。 来年はどうなるんでしょうか。毎年毎年嚴しくなります。
投稿: k,k | 2019年7月31日 (水) 17時51分