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2019年6月24日 (月)

舌に自信を持つ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。



我々の仕事は食品スーパーの仕事。

  日々食される食材の販売がメイン。

よって、自店で販売されている食材がどんなものなのか、味は、調理は、価格は、そして競合の状況は。

  自店で販売する単品を取り巻く環境を把握していることが前提。

そういう意味では、自店で販売する食材をどれほど知り尽くしているのだろうか。

  特に「味」に関しては重要なポイントであろう。

メーカーが製造している商品に関しては、ある程度一定の品質を保っている為、味のばらつきはほとんど無いであろうが、生鮮品に関しては個体差が大きい為、極端な話1パック1パック商品が違い味が違うということもある。

まぁ、それは極端な話として季節的に見ても、旬の走りと盛り、そしてなごりのかく時期での味の違いもあろうし、獲れた(採れた)産地によっても味の違いもあろうし、それこそ1尾の部位によっても大きな違いがあろう。

  それらを自分の舌で区別できるかどうか。

この知識というか体験というか能力は是が非でも習得しておきたいものである。
それは、自分の販売する商品を知るという最も当たり前の技術ではないだろうか。

  売る技術も大切。

しかし、売る技術を身に付けるということは、売る商品を知るということが前提であろう。

  というよりも売る商品を知り惚れるということであろうか。

商品の味を知り、食卓のシーンに合わせた多様性や味覚に惚れて、そして自分以外の人にも是非味わって体験したいただき、幸せ感を共有したいという願い。

  その願いが売る技術を習得させるのであろう。

そしてその願いた単品量販につながり、量販によってその価値をお客様が共有し食の豊かさを体験する。

  その感謝が後日「美味しかったよ」という言葉になって帰ってくる。

そのやりとりが商売の醍醐味であり楽しさとなるのである。

  それにはまず自分の舌を鍛えることだ。

自分の舌が確実に商品価値を判断し、多くのお客様に共感されるのか否か。
その判断力が我々にとっては重要なのであり、それには自分の舌が一番信頼の置ける拠り所となる。

  食べてみて自分の舌でまずは判断する。

その商品の持つ本来の味と比較して、目の前の商品の味はどうなのか。
それには、ある程度の同じ商品のピンからキリまでの格差の把握も必要であろうし、熟成度の違いや産地、海域、サシの状態等も微妙な違いとして判断できなければならない。

  それも数をこなすという訓練の賜物。

更には、そこにも商品に惚れるという要素が何よりの要因として位置づけられるであろう。

  自分の舌を鍛える。

そして、自分の舌を信じて、惚れた商品を多くのお客様と共有する。

  それが多くのリピーターを生むのであろう。










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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
四国のとある会社の農産の社長さんは、最近はあの会にも参加せずにひたすら額に汗してキャベツ採りに夢中のようですが(笑)。
逆に我々は福井の採れたてのふぐ三昧でふぐ刺しの美味しさを自分の舌で鍛えることが出来ましたね。
何事も数をこなすということでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2019年6月25日 (火) 06時45分

めぐみさん、コメントありがとうございます。
2014年4月6日の記事だったと思います。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/post-8e68.html
いのちの水という名称に変わったのですね。その方がイメージ的には受け入れやすいだろうし、自分の体内から作り出される水という意味でも妥当かと思います。
いろいろと奇跡の体験が聞けそうですね。機会があれば参加してみたいと思います。ありがとうございます。

投稿: てっちゃん | 2019年6月25日 (火) 06時39分

松岡さん、コメントありがとうございます。
スーパーの仕事を楽しくするか、つまらなくするか、それも自分次第。
どうせやなら楽しく、更には店長としては店舗全体で楽しくやる。そこに自然発生的に同志が集まり盛り上がっていくのだと思います。その吸引力が商品であり、その味であり食べ方と言うのが我々の本来の姿なのだと思います。

投稿: てっちゃん | 2019年6月25日 (火) 06時27分

k.kさん、コメントありがとうございます。
k.kさんに共感していただけると思っていました(笑)。
自分の舌で商品の良し悪しを判断する。
産地や卸が判断した評価と自分の舌で評価した価値が同じなのか違うのか。全て産地や卸の評価を鵜呑みにせずに、こここそ自分の舌で評価して自分で価格を決められるようになりたいものですね。

投稿: てっちゃん | 2019年6月25日 (火) 06時23分

私は青果担当者ですので(笑)。
市場流通の柵は避けて通れませんが市場流通のタイムラグを入れると産地は未熟の早採りで収穫、出荷しますが完熟の採りたての味を知ると病みつきになりますよ。そんな感動をお客様にもお伝えしたいのですが、大手になるほどマス優先で敷居は高いですね。四国のとある会社の社長自ら畑に入り頑張ってられますがあのような取組がこれからは鮮度の差別化に大切だと思います。

投稿: dadama | 2019年6月24日 (月) 21時09分

久しぶりに声をかけさせていただきました。

人に備わる、味覚の力、感覚の力、医療に携わる私たちもつぶすことのないような仕事をしていかなければならないとの思いで拝読しました。

仕事をする姿勢としては幼かった私の主人、遅ればせながらこの数年めきめき成長し、未熟ながら少しはてっちゃんに近づきつつあるようで、心強さを感じるようになってきました。今日の話題のような思いも大事に感じているようです。形は違っても、仕事の本質に共通点を感じる仕事をしている私としては、嬉しく感じています。ありがとうございます。

話は違いますが、10年ごろ前にてっちゃんが話題に出してみえた”尿療法”の全国大会、“いのちの水”と名前を変えて愛知県一宮市で開催され、私も昨日参加してきました。楽しかったですよ。医師や獣医師の方の参加も多く、檀上での中学生の男の子の体験談はとても感動しました。尿療法、シンプルだけれど奥深さを感じました。来年は栃木県の予定で、大会当日に偶然決まった若い女性2人が実行推進役だそうです。びっくりで勇気とエネルギーをもらいます。
てっちゃん先駆者ですね(笑)

投稿: めぐみ | 2019年6月24日 (月) 19時53分

食べて美味しい、しかも添加物もあまり入ってないものなら、商品自体調べ、作り手の想いを知る。ますます商品に惚れ込む。そしてお客様に伝え、お客様も共感して買われる。だから楽しいし、やりがいがあるのだと思います。スーパーの仕事、幅広くて面白いですね✨

投稿: 松岡 | 2019年6月24日 (月) 08時11分

共感の記事です。私は鮮魚しか解りませんが、これをみて思うのは旬と季節外れの味の違いをスタッフに解ってもらいたい。そして魚の部位でもこれだけ脂の乗りや旨味が違う。カット品にする前に考えようよっと思うのです。大型魚の頭の落とし方だけでも一考してもらいたいのが本音です、色々理論付けしながら教育していきます。近々ではカツオのゴリ問題。自分で卸しても後から「しまった!」っと売り場から下げることもあります。 見極めが完全に出来ませんが、怪しいと思ったら端を削って見えない場所で食べてみなと指導してますが、やりませんね~ 醤油ないと食べれないんで💦 そういう問題じゃあな~い(笑)

投稿: k,k | 2019年6月24日 (月) 06時53分

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