隠語
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
この業界、従業員同士の会話での隠語は多い。
隠語といっても限られた分野ではあるが。
店内で、お客様には聞かれたくない言葉が敢えて従業員同士でコミュニケーションしなければいけない場合に、よく隠語を使う。
例えば、「トイレ」に行く時。
特に飲食業やスーパー、百貨店での店内での従業員同士の会話では、トイレに行くことを隠語で会話することが多い。
企業によっては「◯番」と言い、企業によっては「遠方」とか言ったりする。
どちらかと言うと、歴史の古い百貨店での隠語は「遠方」とか「五八様」とか「川中さん」とかと言うように別の言葉で言い換える場合が多い。
逆に歴史の古いスーパーでの隠語には「◯◯番行ってきます」とか「〇〇番お願いします」と言うように番号でお互いのコミュニケーションをしたり、店内放送をしたりする場合が多いように思う。
当社でも数値に当てはめて隠語を使い合う。
店内という多くのお客様が存在している中で、小売業としてお客様には聞かれたくない言葉を言わざるを得ない場合などに、その言葉を敢えて隠語にして言い表すのである。
トイレ。
休憩。
万引き犯。
お客様。
代表的には、上記4つの言葉に関しては、隠語で表現されることが多いのではないか。
「チーフ、トイレに行ってきます。」
部下がレジチーフにお客様の前で堂々とこのようなコミュニケーションを交わされることはまずないであろう(笑)。
それは、必ずトイレを隠語で言い換えて会話しているからである。
それは休憩でも同様。
接客業や飲食業としてイメージを損ねる言葉は発したくない。
それらが上記の隠語を作ってきたのだろうと思う。
また、店内放送でも多くの隠語が用いられる。
むしろ従業員の会話以上に店内放送のほうが隠語を用いての会話となるのではないだろうか。
店内放送とは全てのお客様に聞かれるコミュニケーションだから。
特に店内放送では、対お客様に対しての案内というよりも、対従業員に対しての業務連絡のほうが多いのではないだろうか。
「〇〇町よりお越しの××様、お言付けがございますので、・・・ 下さい。」
これなんかは、明らかに他の従業員を呼び出すための隠語を使用した店内放送である。
「フロアの◯◯さん、至急カウンターまでお越しください。」
これなんかは、クレームが入りました、という店内放送。
私がよく使う店内放送は、
「7番お願いします。」
「30番お願いします。」
7番はミーティングをするのでチーフは集合してください、の意。
30番は順番に各部のお買得品をマイク放送してください、の意。
これも、お客様には何がなんだか理解できない店内放送かもしれないが(笑)。
ただ実直に店内放送するとキツすぎるであろう。
よって、数値に転換したほうがお客様も隠語と理解し聞き流してくれるであろう。
各社各様、いろいろな隠語を使い分けてくるのであろう。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
そして20幕、ご苦労様でした。
今までになく有意義なひと時でしたね。
今後ともよろしくお願いいたします。
投稿: てっちゃん | 2019年6月14日 (金) 16時56分
青果の共通用語ですか(笑)。方言も存在するようですが、ボー、アコ、チョウチョウ、ウドン、ナカバ・・・さてお分かりでしょうか(笑)。てっちゃん会の極悪も隠語でしょうか(笑)。今宵は気をつけて「夜這い」されて下さい(笑)。
投稿: dadama | 2019年6月11日 (火) 06時28分
k.kさん、コメントありがとうございます。
あちらの会にもいろいろな隠語がはびこっていますよ(笑)。
かっては三途の川という隠語もありました(笑)。
投稿: てっちゃん | 2019年6月10日 (月) 22時29分
当社でも10個位の隠語あります、しかも店によって若干の違いあります。以前に居た店長が開発したものがそこのルールになってしまう。だから慣れるまでは大変です(笑)私は青果の全国共通の市場用語が好きです。また鮮魚の指操作での相場やり取り。最初は戸惑いましたが、カッコいいと思ってます。百貨店勤務時は地下だったので雨が降るとBGMが変わりました。これはとても助かりました。刺身等はマメに天気みないと痛い目にあうので助かりました。各社で色々あるでしょうね。面白いです、アチラの会の極悪もやっと解りました(笑)
投稿: k,k | 2019年6月10日 (月) 20時38分