共有力
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
情報を共有する。
一見簡単そうに見える。
しかし、組織内で情報を共有するとはどういうことであろうか。
マニュアルや決め事の共有。
そんなのは当たり前の話。
大切なのは「強み」の共有である。
強みとは、企業が持つ「強み」であり、個々人が持つ「強み」でもある。
「強み」と「弱み」。
強みとは、他企業と比較しても圧倒的に自社の強みとして位置付けられ、その強みを活かして店舗運営をし、顧客獲得に成功しているという部分。
しかしその強みとは、もともとその企業が持ち合わせていた強みなのであろうか。
強みとは常に進化していくものである。
よって、一度確立した強みではあるが、その強みにしがみついていてはいずれ他社の強みに追い越されてしまうであろう。
だから、自社の強みとは全従業員に共有されていることが前提となる。
そしてその強みを身につけた従業員が現場でそれを進化させていく。
一部の従業員が先頭を切って進化させた「強み」を如何に効率よく全従業員に共有させていくか。
そうして、進化していく強みをタイムリーに共有できる組織を、共有力というのである。
よってまずは現場においての進化形を抽出しなければならない。
そして、その強みを抽出したならば、全社に広めるべき強みを取捨選択し、他店舗や他者と共有すべき強みを認識し、その強みをいろいろな媒体を通じて共有化を図る。
更に、共有された強みを別の現場では更に進化させてマニュアル化し、共有力を高めていく。
その過程が非常に重要なのである。
共有力の高い企業は、進化させた強みをどんどん共有して、進化した強みを更に進化させていくのである。
そうやって、強みを進化させたの追随を許さない。
企業の強みとはそのように強みが進化させていくのである。
そのためには共有力を高めていくことが必須であろうか。
個人の強みを全体の強みとして共有していく組織。
だからその企業の強みはどんどん進化し、そして共有され、そのレベルがお客様に認知され、お客様の口コミの力を以って地域の顧客の知るところとなる。
そこには共有させるべくキーマンが存在する。
それをスーパーバイザーと呼ぶ企業もあればトレーナーと呼ぶ企業もあろう。
そんなキーマンが、現場から情報を収集し、アレンジし全店ベースで共有できるように情報を発信する。
組織の進化とはそのようなことではないだろうか。
何を以って「進化」というのか?。
それは、強みの進化。
そして、その強みが進化していくから、お客様の支持が圧倒的に強まっていくのである。
強みの進化は止めていはいけないのである。
それは、競合他社も常に進化し続けていくから。
強みの進化を怠ったら、あっという間に競合店に先を越されてしまう。
自社の強み。
その強みが進化しているのかどうか。
ぜひもう一度チェックしてみてほしいものである。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
強みとはお客様に伝わってこその強みであると思うのです。
それを冷静の判断して強みと結論づけてどう伝達するのか。それをどれだけの時間を要して検証するのかも含めてある程度の効果測定をしなければ測定自体も見誤ることになると思います。
半年間継続しての検証会。
このタイミングは楽しみですね。
投稿: てっちゃん | 2019年6月15日 (土) 00時18分
先日お世話になったお店も素晴らしい強みを持ちながら発揮しきれてなかったですね。私達から見ると素晴らしい強みが自店では麻痺してしまうのでしょうか。強みをお客様に伝える難しさを感じたと共にまだまだ成長出来る宝を沢山持って見えるのでこれからも楽しみですね。
検証会が楽しみですね(笑)。
投稿: dadama | 2019年6月14日 (金) 21時50分