« 第20幕顛末記 | トップページ | 店長の成長過程 »

2019年6月19日 (水)

検証会という幕

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


てっちゃん会第20幕。

  昨日は顛末記。

ふぐ三昧の話題でした(笑)。

  今日は前座。

今回はクリニックと称して、その店舗と新規出店した競合店2店舗を視察し、最後にクリニック店舗を見て参加者全員が如何にしたら業績回復させられるのかという視点に集中して意見交換会を実施した。

そして翌日は、自社の取り組みをいろいろな視点から報告し、クリニック店舗のメンバーへの後押しを実施。

  その記事は明日ご報告致します。

今回の前座の参加者はほぼ20名程度。

  意見交換をするには適度なメンバーの数であっただろうか。

それも、参加者総勢の参加企業数でも15社と、同業多社なメンバーが同じお店をクリニックしての意見交換。

  そこには企業の違い、価値観の違い、そして個人の違いが出てくるもの。

しかし何故か、そんな違いというよりも、一途にこの店舗の課題を多方面から捉えて意見をぶつけるスタイルは、同じ文化を持つ者同士からは絶対に得られない貴重な意見が多かったように思う。

  企業文化。

それは、同じ風土で育った企業内の従業員は同じ価値観を持つ。
よって、同じ店舗のクリニックをしても同じ答えが返ってくる為に、意外に意見が出てこないものである。

  せいぜい企業内の決め事の不徹底程度であろうか。

しかし、一歩外に出て外部からの見地からの意見である為、その企業文化をとっくに飛び越えた新鮮な意見が飛び交うのである。

  受ける側も新鮮であったに違いない。

“えっ!、そんな発想もあったんだ!”

  そんな表情で意見を受ける方々が多かったように思える。

「まず、レイアウトがおかしいのでは」。
「まず、競合の設定がおかしいのでは」。
「まず、通路の設定がおかしいのでは」。
「まず、入口に賑わい感が無いのでは」。

  等々。

現場の当事者はそれが当たり前という前提で、そこから具体的な品揃えや商品化、そして陳列、売価設定等をして日々の売場作りをしていたと思われる。

  しかし、外部の違う「血」を持つ感度が違和感を覚える。

それが、外部の目から見た感想であり、いろいろな価値観からの売場改善案が、まずは具体的な部分ではなく店舗運営をする概略から攻め込まれてての意見交換から始まった。

  「なるほど、おっしゃる通りでございます。」

それは半分儀礼、半分本音の意見交換会での受ける側の返答。

  その前提が決まれば具体性は自ずと導かれていくのではないだろうか。

特に、隣の競合店は見過ごしてはならない。

  慣れ、とは怖いものである。

出店当時からお互いに同時期に出店してきた関係。
よって、隣に同じ業界の競合店が存在していても、それは既成事実であり今更競合店としてマークもしない。

  お互いに隣で商売しているという影の薄い存在。

しかし我々からすると、最強の競合店であり、今更新規出店した競合店への対応以前に隣との競争に勝ってこその新規競合出店であり、そこがクリアできなければ、地域一番というロイヤリティーを拡大していくことは出来ない。

その為には店長同士が情報交換できる関係作りが必要なのであり、同じ営業の仲間としてお互いに尊敬し合いながら相手の強み弱みを探り寄せ、付け入る隙を虎視眈々と待つのである。

  そしてこのてっちゃん会という集団はそんな関係の延長から生まれた会でもある。

競合店との戦いというのは、それ以前に競合の人を知り、尊敬しながらもその商売対商売の競い合いとなっていくのである。  

そして今回の主催者である幹事の方から、この意見交換会の締めとして、この意見交換会から頂いた貴重な意見を早々に取り入れて、その結果としての売場であり数値でありをいずれ検証会として再びこの地で催したいとの申し出があった。

  言いっぱなし、聞きっぱなしでは無いよ。

その後の数値検証まで含めて再び意見交換会を開催したいというのである。

  これが本気度というものであろう。

単なる酒飲みのついでではないよ、という覚悟がそこにはある。

  その必死さが、この会の絆でもあろうか。

さて、20幕の検証会は20.5幕とでもしましょうか(笑)。









|

« 第20幕顛末記 | トップページ | 店長の成長過程 »

「てっちゃん会」」カテゴリの記事

コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
どうしても既成事実よりも新たな環境の変化への対応を優先しがちですが、これらの視点の違いはやはり外部の客観的な目が有効になってくるのだろうと思います。いろいろな視点、違うDNAを持つ目線で同じ環境を見るということが如何に重要かということに私も今回気付かされました。

投稿: てっちゃん | 2019年6月20日 (木) 07時38分

時間潰しに見た隣のお店がバリバリの第1競合でしたね(笑)。
新店の言葉に踊らされて本来闘うべき相手を見誤っていた事に気づいて頂けただけでも今回の遠征は有意義であったと思います。是非とも日本海の幸と旨い酒で検証会をしたいですね(笑)。

投稿: dadama | 2019年6月19日 (水) 20時46分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 第20幕顛末記 | トップページ | 店長の成長過程 »