梅雨はホットで
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
今年の梅雨は気温差が大きいのではないだろうか。
先週の土曜日で21度。
翌日の日曜日で28度。
一日違いでここまで寒暖の差がはっきりする日が意外に多い。
先週のてっちゃん会第20幕を例外として。
てっちゃん会は日頃のメンバーの行いが良いのか悪いのかは不明であるが、てっちゃん会当日はそれ以前の天気予報に関わらず、大抵は晴れる日が多い。
ということで今回もほぼ快晴。
しかし、それ以前の天候や先週の半ば、そして週末と高温〜低温〜高温と寒暖の差がはっきりとした一週間。
こうなると発注は非常に難しいものである。
しかし一つ言えること。
定番も平台も涼味一色の売場。
ということは、この時期は何れにしても定番は夏型の売場になっているお店がほとんどであろう。
よって、平台や企画コーナーはホットで提案すべきかなと思う。
この数週間のグロサリーの企画コーナーの動向を見ていても同様である。
意外にホットメニューの動きが良い。
そして、朝夕の気温も未だ20度を割る日の方が多い。
人々の意識は、暖かい物を食べたいという欲求が高いのではないだろうか。
その意味もあってのホットメニューへの需要。
6月下旬。
季節は初夏から夏への移行期。
しかし、梅雨時期でもあり、本当に日々の提案は難しい時期もある。
それは、毎年のことでもあるが、この梅雨時期の展開は迷うものである。
そして今回ようやくその結論が出た(笑)。
6月の梅雨入りから6月いっぱいは、涼味ではなく企画コーナーの半分はホットな企画にすべきである。
企画コーナーの全てを涼味関連にするのではなく、半分の企画に関しては逆にホットなメニューの商材を入れ込むことで、低温に対するリスク回避ができるのではないだろうか。
特に日配は発注が全て。
よって、日配ほどリスク回避の展開が重要となる。
逆に梅雨明けからは全面的に涼味類の展開を強化しなければならない。
そんなことを想った梅雨時期の展開である。
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コメント
タクヤさん、コメントありがとうございます。
店舗計で業績の最適化を図ろうとするのか、部門別にきっちりと業績確保を狙うのかでも店長の対応やチーフとのコミュニケーションは異なると思います。
スーパーは生鮮を主体とした小売業ですし、その店舗内に数ある部門が同じ屋根の下で商売をするわけですから、お客様の来店動機は店舗という一個の商品を購入するために来店するようなもの。
その一個の魅力であり価値を高めるのが店長の仕事。そしてその一個の魅力を高める要素が個々の部門の役割なのだと思っています。そして最後はお客様の絶対数を増やさなければどの部門も競争力のある品揃えが不可能となっていくということ。全部門が店長の指揮のもとに絶対客数を高めて自分たちの売場をさらにパワーアップしていくというチームの発想が必要なのではないでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2019年6月20日 (木) 12時27分
丁寧にご返信頂きありがとうございます!
毎月毎月の予算や結果に縛られ、年間ではどうなのか?という視点が抜けてしまっていました(汗)
今一度青果部門の位置付けを再認識し、売り場と数字において実践し直そうと思います!
ありがとうございます!
投稿: タクヤ | 2019年6月20日 (木) 12時03分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
梅雨明けまでは不安定な日々が続きそうですが、逆にいうとそれまでは日中が如何に真夏日でも夕方は結構寒い日々が連続するのも毎年の事実。
よって、6月いっぱいは梅雨明け前であっても寒暖の差が挙げしい季節。
よって涼味特修とはいいながら惣菜中心の歓談の差を自分なりに表現する姿勢も重要なのかなとおものですが。
投稿: てっちゃん | 2019年6月17日 (月) 23時28分
sakaeさん、コメントありがとうございます。
主力の鍋つゆの年間品揃え。
これは必須だと思います。
なぜか?
お客様鍋つゆだけの仕様ではなく、味付けの一種として常備していたい商品だからでしょう。最高気温が真夏日だからと言って、朝夕も真夏かというと結構涼しい風が吹くもの。このような時はホットメニューの商材がまだまだ売れる時期だと思います。よって、いつのにか売れてしまう定番の鍋つゆ。
鍋つゆは料理用途の広い調味料ではないでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2019年6月17日 (月) 23時12分
タクヤさん、コメントありがとうございます。
私は各部の役割を明確に各部のチーフに伝えています。
店舗内での青果の役割、鮮魚の役割、精肉の役割、惣菜の役割、グロサリーの役割、ベーカリーの役割等々。
その役割に応じて日々の商売をしてほしいと。
そして青果部門(農産部門)の役割は1k商圏内での集客力アップ。近隣競合店以上に安さ感と鮮度では絶対に負けないこと。そして近隣のお客様は当店を野菜では絶対にお買い得な店舗としての期待値を持ってくださることというロイヤリティーを確立するための部門だと思っております。よってその行為のために出た結果を予算と合わせて年間通してチャラにしていただければ良しとしています。
その上に、時期的な相場も絡み、相場高の時ほど上記のロイヤリティ確立にはうってつけの時期ですので、この時期は荒利は取れないが売上拡大と客数拡大の最大のチャンスであり、相場安の時は荒利拡大を黙っていても実現できる時期であると思っています。
このような考え方が私の基本となっております。
投稿: てっちゃん | 2019年6月17日 (月) 23時07分
近年の、梅雨はジトジトより猛暑と豪雨のジェットコースター化してますね。素麺の翌日に鍋と当家の食卓も極悪化してます(笑)。気象予報のMD連動をすべきなのでしょうが短期的、ゲリラ的変化ではなかなか発注に活かせないのが現実でしょうか。
投稿: dadama | 2019年6月17日 (月) 20時24分
先日はありがとうございました。先週の暑さが嘘みたいにこちらの地域は寒いです。
そのためか、当店でもホットメニューが売れています。特に鍋タレ、定番のキムチ鍋やもつ鍋のタレが動いています。鍋タレというと冬が本番ですが、当店では1年中置くようにしています。冬みたいに数は売れませんが、気づくといつのまにか売場から減っています。
冬がメインの商品でも夏に売れる商品もあるので、季節外れだからと言って売場から撤去するのは販売機会を逃していると思います。
投稿: sakae | 2019年6月17日 (月) 18時41分
はじめまして!
私はスーパーで農産課主任をしています。
今自店の農産課としての方向生で、売上に攻めて走るのか?利益率を守りにかかるのか?の2択で迷っています。
迷う理由としては、
率を落として売上に走った場合は前年比110%は欲しい、でないと額が足りないと店長に言われる為。
店が調子が良い時は率を守りに行ってと言われる為。
考えて攻め抜いが、結果前年比100%を超えられなかった時、何故こんなに率が低いのか?と問われる為。
率を守りに行って、平均値より高い利益率が出た時は評価される為。
などです(汗)
売上も行って利益率も残るのが最もベストなのは100も承知です(笑)
おそらく、主任、チーフをされている人はこの悩みは持っていると思います。
私も将来は店長になろうと考えており、その時は部下に迷って欲しくありません。
てっちゃんさんなら、売上、利益率の面で迷っている主任、チーフになんて指示や声かけをしますか?
しょうもない質問かもしれませんが、アドバイス頂けるとありがたいです。
よろしくお願い致します。
投稿: タクヤ | 2019年6月17日 (月) 12時17分