評価を得たい相手
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
人間の評価。
出来れば上司から高い評価を得たい。
それは組織人として当然の想いであろう。
それと同時に部下からも高い評価を得たい。
それも上司からの評価と同様に重要視しているリーダーも多い。
上司と部下からの高い評価。
これに勝る組織人はいないであろう。
しかし上司と部下からの高い評価とは、相反する要素を同時に満たさなければならないため、上司からの評価が高いリーダーは部下からの評価が低かったり、部下からの評価が高いリーダーは上司からの評価が低かったりするものだ。
上司にも部下にも高い評価を得るリーダー。
それは、本物であろう。
要は部下のモチベーションを高めながら上司の目指す組織作りが出来る。
企業が目指すあるべき姿に確実に近ずく方針を店舗や組織で掲げ、その方向へ確実に向かっている組織の実態とその姿勢が上司から評価され、同時にそこへ向かうために自分が率いる組織のメンバー達にしっかりと方向性を示し、一人一人の働くモチベーションを維持して部下達の持てる能力をあるべき姿に向かって一致団結させ確実に進化している組織。
まさに理想の姿である(笑)。
しかし、そんなリーダーが実在して上司にも部下にも高い評価を得ているリーダーはどれほどの数なのであろうか?。
まさに夢物語ではないだろうか。
そのほとんどのリーダー達は、上司から示されたあるべき姿に対して理解し受け入れはするが、対して自分が率いる組織やその人材の実態とも直面しなければならない。
組織の人材不足もあろう。
組織を人材能力もあろう。
自分の運営能力もあろう。
自企業の組織力もあろう。
色々な問題を抱えながら企業が進むべき方向性と同じ方向を向いて、より具体的に自分の立てた店舗方針や組織方針に沿って自組織を運営すべく日々諸問題と葛藤しているのである。
特に部下の行動とそこから起因する業績との狭間でもがくのだ。
それは出来るだけ上司の指示や指導に沿った形で部下を説得して行動させ、実績を高めたいとの相反するギャップに苦しむからであろう。
それは上司からも部下からも高い評価を得たいという欲求からであろう。
しかし、それ故にどちらからも中途半端として評価されてしまう可能性が高まるのである。
それでは、どうしたらいいのであろうか?。
能力を有する人材から高い評価を得ることを優先したいものである。
上司だろうが部下だろうが、高い能力を有する人材は、仕事面でも適切な判断をして行動している人材が多い。
彼らからの共感を得られる存在。
それが一つの目安ではないだろうか。
特に全ての部下からの高い評価は不可能に近いであろう。
八方美人的な部下への対応。
それでは組織運営は縮小均衡となっていくであろう。
高い能力を有した部下からの高い評価。
それは、彼らのモチベーションを高め、そして彼らのリーダーシップによって組織はより効率的に回転していくであろう。
能力の高い部下とは決して後ろ向きな考えは持たない。
前へ前へ。
そんな部下達の共感を得ながら組織運営を図る。
評価を得るということは、自分の方針を実現しやすい環境を作るということでもある。
そしてそれが組織自体の進む道を耕していくということでもある。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
アウトローの称号を得るための与えられたチャンス。
人間には平等にチャンスが与えられていると私は思います。
そのチャンスをチャンスとして自分の目に映っているのかどうか。
そしてそのチャンスを掴む能力があるのかどうか。
その能力がある人間だからこそチャンスという認識に立ちそのチャンスに手を伸ばすして掴み取る。
私はすごく単純なことだと思うのですが、それが見えるか見えないかが能力なのだと思っています。
チャンスを見える眼力を如何に養うか。
その過程にアウトロー的な行動が必須となっていくのだろうと思うのです。
投稿: てっちゃん | 2019年6月30日 (日) 00時28分
消極的コメントとなりますがお許し下さい。
アウトローの神髄とも言えるのが部下から信頼され上司も暗黙に認められる事だと思うのです。その関係を構築するにはどうしてもある程度の時間、更にはチャンスも要する。私はありがたい事にその経験をさせて頂いたように感じています。組織もトップも変わり過去は過去、会社が求める物は現在進行形から見出す未来。
今の現状を冷静に見つめ、今何をなすべきかを考える歳となってしまいました。残すところあと20日です。
投稿: dadama | 2019年6月29日 (土) 22時05分