白い巨塔から
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、5夜連続の「白い巨塔」が放映された。
5夜連続。
要は、5回で完結というコンパクトに凝縮された内容であった。
あれよあれよというストーリーの展開。
飽きないといえば飽きないし、物足りないといえば物足りないといった印象であろうか。
女房が目ざとく録画していたから白い巨塔の放映を知った。
それまでは、特に意識もせずにいたのであるから、今回の白い巨塔に関してはあまり興味が無かったのだろうと自分でも思う。
白い巨塔。
私の知る限り、白い巨塔とは田宮二郎主演のドラマの印象が強烈にインプットされているため、田宮二郎、唐沢寿明と続く白い巨塔の第三ともなると見ても見なくてもいいと言う感覚になっていたのであろうか。
田宮二郎が演じた財前五郎の時は、1978年から1979年までの全31話。
財前五郎に田宮二郎、親友でもありライバルでもある里見脩二に山本學、財前五郎の妻に生田悦子、財前五郎の愛人は大地喜和子。
唐沢寿明が演じた財前五郎の時は、2003年から2004年までの全21話。
財前五郎に唐沢寿明、里見脩二に江口洋介、財前五郎の妻に若林真由美、財前五郎の愛人は黒木瞳。
そのほかの俳優陣も、いずれもそうそうたるメンバーが顔を揃えた上記の白い巨塔。
そして、最終回の視聴率は田宮二郎で31.4%。
唐沢寿明で32.1%。
いずれも驚異的な数値であり、よって上記2つのドラマは歴史に名を残すことになる。
そして今回の岡田准一で15.2%。
5夜連続という駆け足での放映もあり、私のように興味を抱く前に終焉してしまたったという方も多いのではないだろうか。
どうしても、上記に2作品と比べると放映時間が短すぎた感はある。
まして、田宮二郎の時のは放映ラスト2話を残して田宮二郎の自殺という衝撃のアクシデントもあり、尚更話題が沸騰したという経緯もある。
しかし私の記憶の底になる白い巨塔は田宮二郎でしかない。
これは、ある意味世代の違いであろう。
田宮二郎の白い巨塔は1978年。
当時私は18歳。
多感な時代である。
よって強烈な印象を持って記憶しているから、白い巨塔とは田宮二郎以外には考えられないし、唐沢寿明主演の白い巨塔をどうしても思い出せないのである。
多分、見ているであろうが、思い出せない。
それだけ、田宮二郎の白い巨塔の印象が強烈すぎるからであろう。
しかし、1978年当時中学生以下の年代であれば、田宮二郎の白い巨塔を見ても記憶には残らないであろう。
よって、ここから後の世代は唐沢寿明の白い巨塔ファンということになろうか。
唐沢寿明の白い巨塔も最終回は30%を超えている。
何れにしても、現代のドラマの視聴率から比べると異常値である。
そんな強烈な印象を残してきた過去の白い巨塔。
それらを記憶に残した世代からすれば、どうしたって5夜完結の白い巨塔は簡潔にすぎるのであろう。
それなりには面白いストーリーではあったのだが。
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コメント
kazuさん、コメントありがとうございます。
NHKのドラマの躍進は私も思います。
そして白い巨塔。
えっ!、まだ見たことがないんですね。
それは何かしらを見るべきかと思います。
鬼気迫る演技力とその背景の社会事情が見えると思います。
PSに関しては削除させていただきましたのでご了承ください。ありがとうございます。
投稿: てっちゃん | 2019年6月 2日 (日) 22時51分
kazuです
「白い巨塔」は毎回話題に上る作品ですね。しかしながら私は一度も見たことがありません。
最近見ているドラマは「俺のスカートどこいった」と
「腐女子、うっかりゲイに告る」です
なんだか最近、おかまとかゲイとかジェンダー系の番組・タレントさんが増えてきた様に思います。
この「腐女子」を見だしたきっかけは放送評論家達が集う番組で全員が一番楽しみなドラマとして紹介されていたのがきっかけです。
放映もNHKですから「ガガガ・・・」と「腐女子」最近ではNHKにやられています。
投稿: kazu | 2019年6月 2日 (日) 11時22分