亜熱帯化
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
5月というのに、連日の真夏日。
北海道では39度も。
関東方面も、5月の4日連続の真夏日は新記録とか。
異常気象というよりもこれが常態化するのであろう。
そう思わなければ、ここ10年来の高温化は説明できないのではないだろうか。
9月の熱中症を避けるための運動会の開催日の変更。
しかし、5月後半に集中していた運動会の開催日の当日も真夏日になるという皮肉。
ここ数年の5月の気温は急激に上昇しているのではないだろうか。
一年で一番過ごしやすい時期。
それが、春から初夏になるこの季節であった。
そしてそれは、結構な期間を通してそんな気候が続いていたように思える。
ゴールデンウィークから梅雨入り前までの約一ヶ月半。
この時期がまさに一年で最高の季節。
爽やかな五月晴れ。
そして気温も25度を超え、ようやく上着を脱いでワイシャツで過ごしたくなる季節であった。
よって、衣替えの季節は6月からという設定でもあったのだが、昨今の温暖化を受け、また省エネ指向を受けてクールビズという言葉も誕生し、衣替え(クールビズ)志向が5月からのクールビズ施行へと早まり、10月いっぱいまでの期間設定となったのであろう。
そんな爽やかな一年で一番過ごしやすい季節。
その5月からもうすでに真夏日が始まるのが昨今の5月。
よって、かっての日本の四季は「春夏秋冬」、どの季節も均等に割り振られた日数で区分けされていたが、昨今では極端な話、「夏と冬」に二極化されてきているのではないだろか。
要は、亜熱帯化である。
よって、先日の週末の商品の動きはそれまでとは別物の動向を示していた。
まず飲料の爆発的な動き。
そしてアイスの買いだめ。
そうめん等の乾麺の需要。
お刺身の夕方以降の動き。
これらが、ゴールデンウィークではなかった動きであり需要でありが急激に高まったのである。
7月の梅雨明け時の商品動向。
そんな動向がもはや5月から始まっていたのである。
こんな年は「うなぎ」の大いにチャンスがあるだろう。
そう思わせるほどの暑さとそこからくる暮らしの変化。
そしてそれが今後ど移ろいながら9月を迎えるのであろうか。
以前にも記したが、第一四半期は冬から夏への移行期。
そして、第二四半期は期間を通して不変の夏の安定期。
平均気温も大差のない夏の安定期が続く。
季節の変化や気温の変化が少ない、どちからかといえば大きな暮らしの変化や食生活の変化のない、夏の安定期とも言える。
そこに、梅雨であり台風であり雷雨やゲリラ豪雨が加わってくる。
どちらかといえば気温の変化というよりも気象の変化、天候の変化が大きな話題となる時期である。
そんな気象の変化に我々小売業の対応力が問われる時期が第二四半期。
亜熱帯化により、夏に関する細部の情報からの商売の変化対応が求められる時代であろか。
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コメント
sakaeさん、コメントありがとうございます。
どんどん豚肉の相場が上昇しているようですね。毎年のことではあるのでしょうが、精肉部門にとっては正念場の夏の到来ですね。
投稿: てっちゃん | 2019年6月 1日 (土) 00時03分
先週末、当店ではロースハム、サラダチキンなどがよく動きました。また、旬のアスパラが出始めたせいか、ベーコンの売上も好調です。最近は加工肉がよく売れています。
豚肉は春しゃぶから冷しゃぶに切り替わりトレイも涼しくなったせいかしゃぶしゃぶが売れています。
豚肉はこれからどんどん相場が上がるので、荒利の確保が難しくなっています。チーフの力量が試されますね。
投稿: sakae | 2019年5月30日 (木) 20時53分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
今朝のニュースでエルニーニョの予報を聞きました。
季節感が徐々に変化していくのも予測していかなければなりませんね。これも変化への対応でしょうか(汗)。
投稿: てっちゃん | 2019年5月30日 (木) 20時39分
もう異常気象が正常になりましたね(笑)。今年の夏はエルニーニョ現象で冷夏多雨予想。日照不足による農産物の生育不良。豪雨災害が心配な夏でしょうか。
投稿: dadama | 2019年5月30日 (木) 18時31分