悪事は重なるもの
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
悪事。
ここでの悪事とは災難のこと。
災難は重なって降りかかってくるものである。
普段はそんな災難には合わない。
しかし何故か、そんな災難が、重なる時は二つ三つ四つと重なって降りかかって来るものである。
一難去ってまた一難。
昔からよく言われるが、一難が去らないままにまた一難、そして二難と降りかかって来るときがある。
そんな時に人間性が現れるのである。
人間性が現れるし、逆に人間性が問われるのでもあろう。
慌てふためく姿。
そんな姿を、部下はしっかり見ているのである。
一難二難、そして三難が重なった時の上司の姿。
そんな時はどうしても我を忘れて全体的視野を失ってしまうものだ。
一難の時は何とかなる。
それは、その一難に集中すればいいだけのことだから。
しかし、その一難が解決しないうちに二難が降りかかって来ると狼狽してしまう。
その瞬間に感情的になってしまうのだろう。
“何故こんな時にまたこんな災難が降りかかるのか!”
自分の不幸を感情で受け止めてしまうから、外部に対しても感情をモロに表してしまう。
“何故俺だけこんな目に合わなければならないんだ‼︎”
それが、誰彼構わずに自分の感情をぶつけてしまうのである。
“こんな災難の重なる時だから部下に感情をぶつけても仕方ない”
そんな行動がこんな時だから許されるだろうと勘違いしてしまうときがある。
そして部下はそんな上司の姿を冷静に、本当に冷静に見つめているのである。
そんな時は、一難をしっかり最後までケリを付けてから、新たな気持ちで二難を受け止め対応しなければならない。
更に、三難が降りかかっても慌ててはいけない。
二難を最後までケリを付けてから、三難に挑む。
確実に、降りかかる難に対応することである。
そうすれば必ず確実に難を逃れることができるものである。
災難はその対応の仕方で、その後にさらなる災難となって覆いかぶさって来るものである。
だから、小さい難の時に小さいままで封じ込めることが必要である。
その為には、確実に難を最後まで封じ込める必要がある。
その次の難に慌てて取りかかると、前の難への対応が中途半端のままで放置し、その難が復活して更に拡大した難となって再び降りかかることになる。
そうなったら、二つの難を抱えてしまうことになる。
そうならない為にも、最初の小さな難のうちに確実に封じ込めておく必要がある。
そして、災難とは不思議にも重なって降りかかって来るものだと認識しておかなければならない。
普段からそう思っていれば二難にも慌てることはない。
想定内のこととして受け止めることが出来るからだ。
悪事とは重なって降りかかって来るものである。
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コメント
ヒロミネさん、コメントありがとうございます。
男性の私でも慌てふためくのに、女性のレジチーフであれば直接お客様なり部下なりと接するわけですからその負担は相当なものだと思います。
そんな時に彼女がその不満や心情を吐き出せる場をどう作っておくか。
それも店長の仕事の領域でしょうか。
投稿: てっちゃん | 2019年5月16日 (木) 09時07分
ご無沙汰しております。
dadamaさんのような達観した方の災難とは違い
現場のあるあるですが、
ちょうど一昨日から昨日レジのチーフがそんな状況でした。
セミセルフレジへの切り替え。
その準備で休みがとれなかった。
そのため心身の体調不良。
セミセルフ稼働で起こる諸問題が
部下から上がってくる中
シフトの締めも重なり
ちょうど生理も重なる(笑)
そして本部レジトレーナーからの厳しい叱責。
まさに一難去ってまた一難
次から次へと難が降りかかり
とうとう感情が溢れ出し売場で泣き崩れるチーフ。
3日前にこのブログを読んでいればもう少し
まともなアドバイスができたかもしれません。
彼女はスキルはあるのでメンタルやリーダーシップを教えてあげたいと思ってました。休み明けに二人でこのブログを読んでみようと思います。
ありがとうございました。
投稿: ヒロミネ | 2019年5月15日 (水) 23時03分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
脈絡のないコメント〜。
その気持ち、最近よくわかりますね(笑)。
どこに重心を置いて思考すればいいのか。何を優先的に実行すればいいのか。
自分の存在意義を見出せずに目の前の業務をこなすことは不可能なのでしょうね。
投稿: てっちゃん | 2019年5月15日 (水) 15時46分
私も定年まで残り2ヶ月となり今の状況を災難とするかどうか(笑)。何れにしても起きている事は事実ですから受けし入れるしかないでしょう。定年だからと諦めてしまえばそれまで。仮に無駄になってもチャレンジ精神を持つ事は悔いを残すより良いのだろうと思って自分に言い聞かせています・・・脈絡のないコメントで申し訳ありません(笑)。
投稿: dadama | 2019年5月15日 (水) 14時24分