令和フィーバー
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
この10連休を一言で表現すると、
令和フィーバー。
そう言えるのではないだろうか。
10連休の前半戦は天候的にも不安定。
平成の終わりと令和の始まりも大雨。
10連休の後半は行楽日和。
よって、平成最終日から令和初日にかけては、意外に雨にも関わらず初春を迎えるお客様の買い物行動に似た動きであったのだろか。
とは言っても年末年始そのものの商品動向からはかけ離れたが。
我々もお客様も初めての出来事であり、お互いに読めなかったという要素はあるだろうが、令和元年の初日に各地の神社で初詣のような動きや、NHKの特集でも年末年始の「よく年くる年」に合わせた「ゆく時代くる時代」が放映されたことでも、年末年始を彷彿されるような世の中の動きがあったように思える。
元号の切り替え時によくある「厳かな行動」。
元号が変わるという従来のイメージが今回は払拭され、おめでたいという祝福ムードが国民全体に広まったのが今回の令和のスタート時の特徴であろうか。
特に年配の方々の捉え方は国民的祝賀祭というイメージであろうか。
とは言っても、やはり小売の役割は明確に現れたのではないだろうか。
大型店や地方のエリアは前半型。
小型店や都市部エリアは後半型。
年末年始に賑わう大型店はやはり強かった。
どこのSCも満員御礼。
都市部SMは閑古鳥。
そんな役割が明確に現れたのではないだろうか。
当社でも大型店やSC内店舗は強かった。
逆に都市部の単独店舗は閑散としていた。
そして10連休であるから、夜のお客様の引けは早い。
そこでの商売の難しさはあったであろう。
そしていよいよ10連休も後半の追い込みの段階である。
この段階ではまだ後半の流れは見えてこないが、おそらくUターンのお客様が昨日あたりから普段の生活に戻るための冷蔵庫を満タンにする動きが始まってきているのではないだろうか。
何れにしても祝賀ムードの4月〜5月の動き。
この祝賀ムードが、今後の消費にどうつながっていくのであろうか。
出たものは抑える。
ゴールデンウィーク中に出費したお金は、どこかで抑えようとするもの。
長期連休ともなれば、交通費その他が大きく出費となる。
よって帰宅後にその修正を図ろうとするのは自然の流れ。
来週には「母の日」が控えている。
冷蔵庫を満タンにした後は、母の日まで自粛ムードが漂うだろう。
もしかすると、その自粛ムードは7月のボーナス時期まで続くかもしれない。
逆にいうと小売の勝ち負けが明確につくかもしれない。
自粛ムードの時期とは言え、食べることは生きること。
競合の中でも勝ち組と負け組の差が明確に出るであろう。
特に、生鮮で強みを発揮できない食品スーパーは、ドラッグ等のディスカウントに徹底的に奪われてしまうであろう。
以前にも記したが、人材不足からくる生鮮のアウトパック化。
そこに歯止めが掛からなければ、ドラッグ、ディスカウント他の価格訴求型のスーパーの台頭を許すことになっていく。
令和のスタートは、いっ時の祝賀ムードから一転して、ますます厳しい現実からスタートする時代になるのではないだろうか。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
どのエリアもどの企業も50歩100歩の世界でしょうか。
この連休が完全に追い風になったエリアや企業があるのでしょうか?。と問いたいですね😅。
投稿: てっちゃん | 2019年5月 6日 (月) 21時27分
sakaeさん、コメントありがとうございます。
相当、お疲れのご様子で(笑)。
北関東支部会が楽しみです。
投稿: てっちゃん | 2019年5月 6日 (月) 21時25分
公私にわたり慌しい令和の幕開けでしてまともなコメントを返せず申し訳けありません。10連休と重なり新元号を家庭で祝うシーンはなかなか見出せなかったでしょうか。昨対を見ても恩恵を預かったとは言えませんね。原油価格の高騰もあり令和は決して明るいスタートを切れたとは言えないのが現実でしょうか。更には消費増税、食品は低減税率とは言え全体のしわ寄せが来るのは間違いないと思います。
投稿: dadama | 2019年5月 6日 (月) 21時09分
長い長いGWが終わったので、コメントを再開できそうです。今日は一言だけで勘弁してください。GWのピークはありませんでした。詳細は北関東支部会で話したいと思います。
投稿: sakae | 2019年5月 6日 (月) 20時22分